南アフリカ総選挙(5/8)に伴う相場変動・スプレッド拡大等の可能性について
5月8日に、南アフリカ総選挙が行われます。また、明日(日本時間9日早朝)にも開票速報が一部出る可能性があります。その内容次第では同期間中の為替相場が急変動する可能性がございます。
なお上記の影響を受ける期間においては、実勢インターバンクレートのスプレッド(BidとAskの差)も平常時に比べ拡大傾向となる見通しであり、その際には当社でもやむなくスプレッドを一時的に拡大させていただく場合がございます。また相場状況により「ダイレクトカバーの対象となる注文」の基準Lot数(最低数量)を一時的に変更させていただく場合がございますので、あらかじめご承知おきくださいますようお願いいたします。
※スプレッド拡大時には、これに伴う評価レートの変動により通常スプレッド時よりも口座の有効比率が低下します(両建状態であっても同様です)。このとき、口座状況によっては有効比率がロスカットレベルを下回る可能性がございますので口座管理には十分ご注意願います。
●注目ポイント
外為どっとコム総合研究所『G.COMデイリーレポート』2019年5月8日号より抜粋
本日8日は、南アフリカ総選挙の投票が行われる。ラマポーザ大統領率いる政権与党・アフリカ民族会議(ANC)の過半数議席獲得は堅いと見られているが、問題はその「勝ちっぷり」であろう。前回2014年の選挙でANCが獲得した議席は249(定数400)であったが、景気低迷などを背景にANCの支持率は低下傾向にある。4月下旬の世論調査の結果(支持率57%)を今回の選挙に当てはめると、ANCの獲得議席は228にとどまる計算だ。実際に大きく議席を減らすようだと、党内の旧ズマ派が勢いを盛り返し、ラマポーザ大統領の追い落としが始まる可能性もある。ラマポーザ大統領が選挙後も安定的に政権を運営するためのボーダーラインは6割(240議席)との見方が多い。ランド相場もこの240議席を目安として、上回ればランド高、下回ればランド安で反応しそうだ。また、今回同時に行われる州議会選挙では、首都ヨハネスブルグがあるハウテン州でANCが苦戦している模様だ。一部には、過半数を割る恐れがあるとの報道もあり、こちらの結果も注目されている。なお、今回の選挙結果が最終的に判明するのは10日から11日になる模様だ。
また、今朝(5月8日)収録の野村雅道氏『外為マーケットビュー』では、南アフリカランド上昇についてコメントされています。
抜粋:
「選挙のたびに汚職があり与党ANC支持率は落ちていたが、今朝の南ア紙ではこれまでの60%を割る予想から、65%の支持とあった。本当にそうならば、南アフリカランドは少し戻すのではないか。」(外為情報ナビ - 外為動画)
さらに、南アフリカ総選挙関連の記事につきましては、当社オウンドメディアサイト『外為情報ナビ』内のpickup記事よりご覧いただけます。
南アフリカ総選挙に注目 注目の高金利通貨 南アフリカランド/円 5月8日号