CFDネクストのトレール注文

トレール注文とは、決済注文の一つで、相場の値動きに応じて決済ストップ注文(逆指値注文)の注文価格が自動的に変更される注文方法です。万が一相場が逆方向に動いても、一定の利益を獲得できる可能性があります。

トレール判定価格

外貨ネクストネオ(当社のFX商品)と異なり、CFDネクストでは、ストップ注文が入るタイミング(トレール判定価格)を2種類から選択できます。「注文時の価格」を選択すると、トレール注文を注文すると同時に、指定したトレール幅分のストップ注文が入ります。「価格指定」を選択すると、決済対象銘柄の価格が指定した価格に達した場合に、指定したトレール幅分のストップ注文が入ります。こちらは一般的にトリガートレール注文とも呼ばれています。

参考:CFDネクストのトレール注文画面でのトレール判定価格の選択
トレール判定価格

トレール判定価格=「注文時の価格」

買いポジションに対するトレール注文を例に説明します。

  1. トレール判定価格に「注文時の価格」を選択して、トレール注文を発注する。
  2. 同時に、現在の価格(Bid)より、指定したトレール幅分下に、ストップ注文が入る。
  3. その後、現在の価格(Bid)がトレール幅分だけ上昇する。
  4. 同時にストップ注文の注文価格もトレール幅分繰り上がる。
  5. その後、現在の価格(Bid)がその時のストップ注文の注文価格を下回ると、決済注文が執行する。

図にすると下のようになります。

「注文時の価格」を選択した場合

トレール判定価格=「価格指定」

買いポジションに対するトレール注文を例に説明します。

  1. トレール判定価格に「価格指定」を選択して、トレール注文を発注する。
  2. 現在の価格(Bid)がトレール判定価格に達すると、トレール幅分下にストップ注文が入る。
  3. その後、現在の価格(Bid)がトレール幅分だけ上昇する。
  4. 同時にストップ注文の注文価格もトレール幅分繰り上がる。
  5. その後、現在の価格(Bid)がその時のストップ注文の注文価格を下回ると、決済注文が執行する。

図にすると下のようになります。

「価格設定」を選択した場合

トレール注文を発注する時の注意点

「注文時の価格」を選択した場合、トレール幅の上昇がなければ、一般的な損切りと同義になることもあります。図にすると以下のようになります。

「注文時の価格」を選択した場合

「価格設定」を選択した場合、そもそも発注されない場合がございます。「価格指定」を選択して注文できる条件は、以下のようになります。

  • 売りの決済ストップ注文の場合
    トレール判定価格 - トレール幅 > 現在価格(Bidレート)
  • 買いの決済ストップ注文の場合
    トレール判定価格 + トレール幅 < 現在価格(Askレート)

売りについて図にすると以下のようになります。

売り決済注文の注文可否範囲

またトレール注文は注文変更ができません。変更する場合は一度注文取消をしてから改めて発注する必要があります。

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