平均足とは?基本的な使い方やテクニカル指標と組み合わせた取引方法を解説

平均足とは?

平均足とは?のイメージ画像

平均足は、トレンドの流れを視覚的に把握しやすいチャートです。例えば上昇基調が強いと陽線が連続し、下落基調が強いと陰線が連続し表示されます。平均足を表示させておけば、一目でトレンドの流れを把握できるので、売買判断を下しやすいチャートです。

平均足とローソク足の違い

平均足はローソク足と似ていますが、前述したように平均足のほうがトレンドの流れを把握しやすいといえます。そもそもローソク足とは?といった方は、以下の記事をご覧ください。
ローソク足とは?見方、種類、組み合わせパターンを解説

以下の画像は、平均足とローソク足を表示したチャートです。

平均足とローソク足の違いのイメージ画像

ローソク足は陰線と陽線が不規則に出現しているのに対し、平均足は陰線や陽線が連続して出現していることが分かります。

ローソク足の場合、仮に相場が上昇と予測をしていても、陰線が続けばトレンド転換といった心理的な不安に襲われるかもしれません。しかし平均足なら陰線や陽線が連続して出現するため、ローソク足よりもトレンドの流れが把握しやすいといえます。

また外為どっとコムの「外貨ネクストネオ」では、上記画像を見るとわかる通り、サブチャートに平均足を表示させることが可能です。1画面にローソク足と平均足を表示させられるため、どちらを使えばよいのか迷っている方にも適している取引ツールです。
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平均足とローソク足の算出方法の違い

まずローソク足は、始値・高値・安値・終値といった4本値を1本の足で表示したものです。例えば日足の場合、前日の終値が100円であれば当日の始値は100円から始まります。

つまりローソク足は単純に始値が終値よりも安い場合は陽線、始値が終値よりも高い場合は陰線が表示されます。

一方平均足では、1つ前の期間の始値と終値の平均値が始値となります。例えば日足の場合、前日の始値が100円、終値が101円であれば、当日の始値はその平均値の100円50銭となります。

また平均足の終値は、期間中の始値・高値・安値・終値の平均値が用いられます。例えば「始値100円50銭、安値99円、高値101円、終値99円50銭」であった場合、平均足の終値は4つの価格の平均値の100円となります。

つまり平均足は前日の始値と終値の平均値を活用するため、前日の真ん中から当日の始値が始まります。平均値を活用することで値動きのブレを減少させ、陽線や陰線が連続して出現しやすくなるのです。

また新しい足は必ず直前の足の真ん中から表示されるため、ローソク足で発生する窓(ギャップ)が発生することはありません。

平均足とローソク足の算出方法の違いのイメージ画像

平均足の使い方

平均足には様々な使い方があります。ここでは代表的な平均足の使い方について詳しく解説します。

上ヒゲがある陽線の連続は上昇トレンド

平均足チャートでは、上昇局面では上ヒゲのある陽線が続きます。上ヒゲの長い陽線が連続した場合、強い上昇トレンドであると判断できます。

上ヒゲがある陽線の連続は上昇トレンドのイメージ画像

下ヒゲがある陰線の連続は下降トレンド

逆に下降局面では、下ヒゲのある陰線が続きます。下ヒゲの長い陰線が連続した場合、強い下降トレンドであると判断できます。

下ヒゲがある陰線の連続は下降トレンドのイメージ画像

下ヒゲのある陽線は売り転換を示唆する

下ヒゲのある陽線が現れた場合は、上昇力が弱まり、相場が下降へ転換することを示唆します。

下ヒゲのある陽線は売り転換を示唆するのイメージ画像

上ヒゲのある陰線は買い転換を示唆する

上ヒゲのある陰線が現れた場合は、下降力が弱まり、相場が上昇へ転換することを示唆します。

上ヒゲのある陰線は買い転換を示唆するのイメージ画像

実体の長さはトレンドの強弱を示す

ローソク足と同様、平均足の始値から終値までの四角形の部分を実体といいます。平均足の実体の長さは、トレンドの強弱を表します。一つ前の足と比べて実体が短い平均足が現れた場合、トレンドの勢いが弱まっていることが読み取れ、トレンドの転換が予想されます。

実体の長さはトレンドの強弱を示すのイメージ画像

平均足のデメリット

平均足は上昇相場では陽線、下降相場では陰線が続くため、トレンドをひと目で把握しやすいというメリットがあります。ただし、注意すべきデメリットも存在します。

レンジ相場では「だまし」が発生しやすい

平均足はトレンドが発生している相場で活躍する反面、レンジ相場では使いづらいというデメリットがあります。
トレンド相場では「平均足が陽線に転じたら買い、陰線に転じたら売り」という判断が有効です。しかし陽線と陰線が頻繁に入れ替わる傾向にあるレンジ相場では、このようなサインはダマシに終わる可能性があります。
以下のチャートをご覧ください。

平均足のデメリットのイメージ画像

上記チャートではレンジ相場を形成しており、陽線が連続して出現したが、トレンドが続かず下落しております。このように陽線と陰線が頻繁に入れ替わる傾向にあるレンジ相場では、ダマシが発生しやすいと言えます。

また上記チャートを見ても、レンジ相場と判断するのは難しいかもしれません。そこでボリンジャーバンドと平均足を組み合わせることで、相場状況をより分析しやすくダマシを防ぐことも可能です。

以下で平均足とボリンジャーバンドを組み合わせた取引方法を紹介します。

平均足+テクニカル指標を組み合わせた取引方法

前述したように、レンジ相場では平均足が使いづらくなってしまうことへの対策として、平均足とボリンジャーバンドを組み合わせる方法があります。

レンジ相場でエントリーポイントを探る場合は、ボリンジャーバンドの±1σや±2σのラインと価格の位置関係に注目します。

価格の平均足が±1σや±2σのラインを超えたら、トレンド発生の可能性ありと見ることができます。

平均足+テクニカル指標を組み合わせた取引方法のイメージ画像

またボリンジャーバンドがエクスパンション(拡大)しているかにも注目しましょう。ボリンジャーバンドがスクイーズ(収縮)している状態で±1σや±2σのラインを超えても、相場の勢いがなくダマシとなる可能性があります。

平均足がボリンジャーバンドの±1σや±2σのラインを超えたのを確認し、さらにエクスパンションも確認できれば、より優位性のある取引が可能です。

『外貨ネクストネオ「GFX」』で平均足を表示する方法

スマートフォン用アプリ『外貨ネクストネオ「GFX」』で平均足を表示するには、アプリを起動後、まずチャート画面を開いて右上のチャート表示設定ボタンをタップし、チャート表示設定画面を表示します。

『外貨ネクストネオ「GFX」』で平均足を表示する方法のイメージ画像

「チャートタイプ」で「平均足」を選択し、「設定」ボタンをタップします。

『外貨ネクストネオ「GFX」』で平均足を表示する方法のイメージ画像

チャートタイプが平均足に切り替わります。

『外貨ネクストネオ「GFX」』で平均足を表示する方法のイメージ画像

チャート上に平均足が表示されれば完了です。

また上記チャート見ると、上ヒゲのある陰線が連続して出現しています。トレンド転換のサインと判断できるため、買いでエントリーを行えば上手く利益をのせられる場面です。

『外貨ネクストネオ「GFX」』なら、スマホからでもパソコンと同じような環境で取引をすることが可能です。移動時間やスキマ時間など、相場分析をしてチャートを確認できるため、いつでもどこでも取引チャンスを逃しません。

ぜひ『外貨ネクストネオ「GFX」』を使い取引を検討してください。

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