セーフティーネクストの仕組み
セーフティーネクスト※の仕組み
セーフティーネクストは、金融商品取引法に基づき、お客様から預託を受けた保証金及びお客様の計算に属する為替損益等に相当する金銭を、当社の固有資産と区分し管理することを目的として信託することで、お客様の資産の保全を図る仕組です。
信託保全の対象(顧客区分管理必要額)は、お客様から預託を受けた保証金、為替取引によって生じた損益、未決済ポジションの損益及び未決済ポジションのスワップポイント、未払い手数料を加減算したものとなります。
お客様から預託を受けた保証金のうち、毎営業日(日本の祝祭日は除く)のNYクローズ時(日本時間午前7時。ただし、米国東部時間が夏時間の場合は午前6時。)に当社で入金が確認できた分を、入金を確認した日の翌営業日(本邦銀行休業日は除く)に信託設定します。したがいまして、お客様のご入金された時刻によりますが、最長でも入金日の翌々営業日までには信託設定がされることとなります。なお、お客様が預託した時から信託設定までの期間も、保証金であることが名義により明らかな預金口座にて区分管理しており、当社の自己資金とは混在いたしません。
当社は、毎営業日(日本の祝祭日は除く)のNYクローズ時点を基準時として、当社システムによりお客様の資産の値洗いを行った上で、信託保全されるべき金額(顧客区分管理必要額)の合計額を受益者代理人(甲)に報告します。受益者代理人(甲)は、毎営業日(日本の祝祭日は除く)、信託保全されるべき金額より信託財産の金額が大きいことを確認します。このとき不足額があれば、当社は信託財産へ金銭を追加します。 信託財産からの払出は、受益者代理人(甲)が基準時に信託財産が信託保全されるべき金額を下回っていないことを確認した上で行います。
当社に支払停止、破産等の事由が生じた場合には、お客様のポジションを清算した上で、諸費用を控除し、お客様へ配分を行う金額を確定させます。その後、お客様の資産に応じて配分額を計算し、受益者代理人(乙)を通じてお客様に配分します。お客様が配分を受けた金額についてのお客様の当社に対する保証金等の返還請求権は、消滅します。加えて当社では、このような事態となった場合でも、よりスムーズに、より多くの資金の返還が行えるよう、返還にかかる費用(返還事務費用、信託報酬、弁護士費用等)に充当される資金を別途信託内に積み立てており、法令で求められる水準以上のより強固な信託スキームを実現させております。
- セーフティーネクストはお客様からお預かりした資産を保全するためのものであり、お客様の資産全額の返還を保証するものではございません。
- セーフティーネクストは外為どっとコムの信託保全スキームの呼称であり、三井住友銀行、みずほ信託銀行、あおぞら銀行およびSBIクリアリング信託の「顧客区分管理信託」を利用して実施しているものです。
- 預託された保証金は、「金融商品取引業等に関する内閣府令の一部を改正する内閣府令(平成21年8月1日施行)」により、全て金銭信託することが義務付けられております。