FX トルコリラのスワップポイントと見通し

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※2 キャンペーン上乗せ分120※2を含む ※買ポジション10万通貨あたり
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トルコリラのスワップポイントを比較

他の高金利通貨との比較


トルコリラ/円

メキシコペソ/円

南アフリカランド/円
買いレート 4.327円 7.347円 8.289円
1日のスワップポイント 520円※2 230円 170円
保証金 200円 400円 400円

2024年12月2日時点

買いレート
1通貨を買いポジションで持つ際の価格。
1日のスワップポイント
100Lot(10万通貨)買いポジションを持った際、次の日に貰えるお金。
取引保証金
1lot(1,000通貨)のポジションを持つ際に最低限必要なお金。(取引保証金=買いレート×1000通貨÷25)
※ロシアルーブル/円に限り、1lot(10,000通貨)でのお取引になります。

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トルコリラ/円


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  • 外貨積立(らくつむ)は『らくらくFX積立』の愛称です。外国為替証拠金取引であり、外貨預金ではない点にご注意ください。

トルコリラの特長

1.最安値更新も下落圧力は緩和

トルコリラ/円(TRY/JPY)は2021年9月以降、国内でインフレ率が大幅に上昇したにもかかわらず中銀が利下げを強行したことでリラ安圧力が高まりました。同年11月には1リラ10円の節目を割り込んで下落。2023年5月の選挙で続投を決めたエルドアン大統領は、新財務省にシムシェキ氏、新中銀総裁にエルカン氏を指名して経済政策と金融政策の正常化に着手。中銀はインフレ抑制に向けて利上げに転じましたが、リラの下落は止まらず同年12月には5.00円をも割り込みました。リラ/円は2024年3月に4円台半ばまで続落して過去最安値を更新。およそ10年でリラの価値は10分の1以下に低下したことになります。ただ、その後はエルカン氏の後を継いだカラハン・トルコ中銀総裁が利上げを継続する中でリラ安圧力は徐々に緩和。2024年5月時点で政策金利は50.00%まで引き上げられており、リラ/円の安値更新にはひとまず歯止めがかかっています。

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2.少ない資金で投資を始められる(2024年12月9日時点)

トルコリラ/円(TRY/JPY)は現在4円台近辺で推移しています(2024年12月9日時点)。
一方、米ドル円やユーロ円は100円以上のレートとなっています。FXでは取引に最低限必要な証拠金はレートをベースに算出されます。
レートが低ければ低いほど、必要な証拠金は少なく済みます。
例えば1Lot(1千通貨)で取引する場合、米ドル円では6,200円程度が必要ですが、トルコリラ/円(TRY/JPY)だと200円です。(2024年12月9日時点)
そのため、トルコリラ/円(TRY/JPY)は数千円程度の少ない資金からでも投資が始められるのです。

1Lotあたりの必要証拠金

3.投資家から根強い人気を誇る

トルコリラ(TRY)は投資家からの根強い人気のある通貨です。
2014年頃から日本のFX会社がトルコリラ/円(TRY/JPY)を取り入れたことで、その名は広く知られるようになりました。
2018年1月には、スワップ投資で人気の南アフリカランド円を通貨ペア別取引高の順位で抜き、2019年7月時点では、全65通貨ペアのうち7位にランクインするなど、投資家からの人気が年々上昇しています。

トルコリラ/円(TRY/JPY)と南アフリカランド円の順位推移
出典:金融先物取引業協会が開示している店頭外国為替証拠金取引月次出来高の「通貨ペア別取引金額」より

4.トルコの政策金利は50.00%(2024年11月時点)

トルコの政策金利は50.00%(2024年11月時点)であり、超低金利の日本とは大きな差があります。
この金利差により生み出されるのがスワップポイントです。スワップポイントとは、2国間の金利差から得られる利益のこと。
日本円のような低金利通貨を売って、トルコリラ(TRY)のような高金利通貨を買うと、両通貨の金利の差額を受け取ることができるのです。

政策金利
  • 通貨ペアを構成する通貨のうち、相対的に高金利の通貨を売った場合、または相対的に低金利の通貨を買った場合には、その取引数量相当のスワップポイント(通貨ペアを構成する両通貨の金利差の調整額)の支払い額が日々蓄積され、時間の経過に比例して損失額が大きくなりますのでご注意ください。また、現時点でスワップポイントを受け取れるポジションであっても、将来にわたって通貨ペアを構成する両通貨の金利差が縮小または逆転した場合には、その受け取り金額が縮小したり、反対に支払いへと転ずる可能性がございます。

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トルコリラの見通し

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外為総研調査員によるトルコリラの見通し解説
トルコリラの焦点
高金利通貨運用歴30年の野村雅道氏による
トルコリラ展望 MERHABA
トルコリラ円の方向を直感的に理解!
ぴたんこテクニカル
他者の注文が分かる人気コンテンツ
外為注文情報(板情報)

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スワップポイント投資の注意点・取引のポイント|トルコリラ

注意点

はじめに
トルコリラ相場は、国内の経済情勢や政治情勢のほか、近年では外交問題が変動要因となる傾向もある。
リスクとして意識しておきたいものは以下のとおりである。
政治
2016年7月には軍の一部によるクーデター未遂事件が発生した。その後、2018年6月の選挙でエルドアン大統領が再選し、権力が集中した。クーデター未遂やシリア内戦を巡る問題で、軍事同盟国である米国との関係は悪化し、2018年には関税の応酬に発展した。対ロシア関係は2015年のロシア空軍機撃墜事件で一時悪化したが、対米関係の悪化とともに改善傾向にある。
さらに近年では、トルコは国内の経済問題や人権問題に対しても国際的な批判を受けています。2023年には大統領選挙が行われ、エルドアン大統領が再選されましたが、選挙の公正性についても議論が続いています。トルコの対外政策は引き続き注視が必要です。
金融政策
エルドアン大統領による利下げ圧力がきつく、中央銀行の独立性が脅かされている。
実際、過去にトルコ中銀が利上げを見送り、通貨が急落したことがある。
経済
高インフレが続いており、対外債務も大きいなど、早期に解決できない課題がある。
また、海外からの資金流入に頼る状態が続いている。
民間企業が抱える外貨建て債務は2018年3月時点で4666億ドルとも言われている。
地政学
トルコは依然として地政学的リスクを抱えている。シリア内戦の余波や、シリアからの難民の流入は依然として大きな課題だ。また、トルコ軍はシリア北部におけるクルド人民防衛隊(特にYPG)との衝突を続けており、これが地域の不安定要因となっている。
さらに、トルコ国内では、クルド労働者党(PKK)との長年にわたる紛争が継続しており、国内外のテロの脅威が存在する。トルコの地政学的リスクは、ロシアやウクライナとの関係、イスラエルとパレスチナの紛争、東地中海におけるエネルギー資源を巡る緊張、ギリシャとの領土問題など多岐にわたる。

取引のポイント

西濵 徹氏の画像

トルコでは、長年に亘って「高金利がインフレを招く」とする因果が倒錯したエルドアン大統領の主張に沿う形で、中銀はインフレにも拘らず低金利を維持する異端の政策運営が採られてきた。しかし、昨年の大統領選後の内閣改造で誕生した経済チームにより財政、金融政策の両面で引き締め政策に舵が切られるなど「正統的」な政策が維持されている。足下では引き締め姿勢が長期に及んでいることもあり、インフレは頭打ちするとともに、実質金利(政策金利-インフレ)はプラスに転じる動きもみられる。こうした状況ながら、リラ相場は中東情勢を巡る不透明感が足かせとなる状況が続いており、エルドアン大統領が親パレスチナ姿勢を明確にしていることも重なりじり安の展開をみせている。中東情勢は見通しの立ちにくい状況が続いているほか、事態が一段と深刻化するリスクをはらんでいることを勘案すれば、リラ相場を取り巻く環境にも不透明感がくすぶる展開が続くことに留意する必要がある。

執筆:2024年10月23日

店頭FX(外国為替保証金取引)における新興国通貨取引のリスクについて

当社取扱通貨のうち、いわゆる新興国通貨に分類されるトルコリラ・南アフリカランド・メキシコペソ・中国人民元およびロシアルーブルはインターバンク(銀行間為替市場)における流動性が主要国通貨に比べ相対的に低く、経済指標発表のみならず金融政策変更やその他政治的要因、さらには地政学的リスク等の要因による突発的な相場急変動が起こりやすい環境下にございます。また、こうした急変動時には実勢インターバンクレートのスプレッド(BidとAskの差)も平常時に比べ大幅に拡大する傾向にあり、その場合には当社でもやむなく提示スプレッドを一時的に拡大することがございます。あわせて、相場状況により「ダイレクトカバーの対象となる注文」の基準Lot数(最低数量)を一時的に変更する場合がございますので、あらかじめご承知おきくださいますようお願いいたします。これら新興国通貨のお取引、およびこれらを対象とするキャンペーンへのご参加に際しては、以上につきあらかじめご留意のうえ、ポジション保有時、特に法人会員様の高レバレッジ取引における口座管理には十分ご注意くださいますようお願い申し上げます。以上の新興国通貨それぞれのリスク、および直近時点でのリスクレポートにつきましては、こちらのページをご参照願います。

新興国通貨が高金利である理由について

新興国に分類される国々は概して政治リスクや財政リスクが先進国よりも高く、したがってその経済的信用度は相対的に低い水準にあります。こうした条件下では海外投資家の資金を呼び寄せられず、経済発展の支障となるため、金利を上げたり税金を安くしたりすることで、信用度の低さを補いうる投資環境を構築しようとします。そのため新興国通貨は一般に先進国通貨よりも高金利となる傾向にありますが、前述したように各種リスクが高い水準にあることから、長期的には先進国通貨に比べて価値が下がる(=通貨が下落する)条件を備えているともいえます。

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