9月米消費者物価指数(10/13)発表に伴う相場変動・スプレッド拡大等の可能性
今週木曜日(10月13日)の午後9時30分には重要経済指標「9月米消費者物価指数(CPI)」の発表が予定されており、その発表結果次第では為替相場が急変動する可能性がございます。
さらに、この相場急変の結果として、お客様がお預けになった保証金以上の損失が発生する可能性がございます。
ポジションをお持ちのお客様、特に高レバレッジのポジションをお持ちの法人の方におかれましては、口座管理につき十分ご注意いただくとともに、必要に応じて追加入金等による対処をお願い申し上げます。
また、上記の影響を受ける期間においては、一時的に以下の状況が発生する可能性がございます。
・実勢インターバンクレートのスプレッド(BidとAskの差)が平常時に比べ著しく拡大した場合には、当社でもやむなくスプレッドを拡大する可能性がございます※。
・著しい流動性低下に伴い実勢インターバンクレートの参照が困難となった場合には、当社取引レートの更新、および注文の受付を停止する可能性がございます。
・相場状況により、「大口スプレッド」と「ダイレクトカバー」の方式や基準Lot数を通貨ペア・執行条件(マーケット、成行、ストップ、トレール)毎に一時的に変更させていただく場合がございます。
・金利情勢が不安定となった場合には、売・買ポジションのスワップポイントのプラス(受取り)・マイナス(支払い)関係が逆転したり、売・買ともにマイナスとなる可能性がございます。
お客様におかれましては、以上につきあらかじめご留意のほどお願い申し上げます。
※スプレッド拡大時には、これに伴う評価レートの変動により通常スプレッド時よりも口座の有効比率が低下します(両建状態であっても同様です)。このとき、口座状況によっては有効比率がロスカットレベルを下回る可能性がございますので、ポジションをお持ちのお客様におかれましては、口座管理につき十分ご注意のほどお願い申し上げます。
●注目ポイント
外為どっとコム総研 調査部 中村勉研究員
10月13日21時30分(日本時間)に米9月消費者物価指数(CPI)が発表される。市場予想は前年比+8.1%で、米国のインフレは前月(+8.3%)からやや鈍化するとの見方が多い。米連邦準備制度理事会(FRB)は、多少景気が悪化してもインフレを抑制する姿勢を強調している。このため、9月CPIが予想に反して加速した場合は、為替に限らず債券、株式なども大きく変動する可能性が高い。なお、前回8月CPIが発表された9月13日のNY市場では、FRBの利上げペースが加速するとの思惑が高まり、ドル/円が141円台から144円台へと急騰。米10年債利回りは3.2%台から3.4%台へと上昇した一方で、NYダウ平均は32000ドル台から31010ドル台へと急落した。