トルコ中銀政策金利発表(9/12)に伴う相場変動・スプレッド拡大等の可能性について
今週木曜日(9月12日)日本時間午後8時にはトルコ中銀の政策金利発表が予定されており、その発表結果次第ではトルコリラ/円相場が急変動する可能性がございます。
なお上記の影響を受ける期間においては、実勢インターバンクレートのスプレッド(BidとAskの差)も平常時に比べ拡大傾向となる見通しであり、その際には当社でもやむなくスプレッドを一時的に拡大させていただく場合がございます。また相場状況により「ダイレクトカバーの対象となる注文」の基準Lot数(最低数量)を一時的に変更させていただく場合がございますので、あらかじめご承知おきくださいますようお願いいたします。
※スプレッド拡大時には、これに伴う評価レートの変動により通常スプレッド時よりも口座の有効比率が低下します(両建状態であっても同様です)。このとき、口座状況によっては有効比率がロスカットレベルを下回る可能性がございますので、ポジションをお持ちのお客様、特に高レバレッジのポジションをお持ちの法人の方におかれましては、口座管理につき十分ご注意のほどお願いいたします。
●注目ポイント
外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也
トルコ中銀は12日の金融政策決定会合で追加利下げに動く公算が大きい。市場は政策金利を19.75%から17.00%に引き下げると見ている模様。ただ、現地エコノミストの中には15%台への大幅引き下げを予想する向きもある。また、エルドアン大統領は「最短期間で金利を『1ケタ台』に引き下げる」と述べており、予想以上の大幅な利下げが決まる可能性も否定できない。トルコによるロシア製ミサイルシステム購入を巡り米政府が制裁を検討中との報道もあるだけに、一段のリラ安への警戒が必要な局面と思われる。