FOMCに伴う相場変動・スプレッド拡大等の可能性について

  • 重要

明日深夜(日本時間1日午前3時)は、米連邦公開市場委員会(FOMC)の政策金利が発表される予定となっており、その内容次第では同期間中の為替相場が急変動する可能性がございます。

なお上記の影響を受ける期間においては、実勢インターバンクレートのスプレッド(BidとAskの差)も平常時に比べ拡大傾向となる見通しであり、その際には当社でもやむなくスプレッドを一時的に拡大させていただく場合がございます。また相場状況により「ダイレクトカバーの対象となる注文」の基準Lot数(最低数量)を一時的に変更させていただく場合がございますので、あらかじめご承知おきくださいますようお願いいたします。

※スプレッド拡大時には、これに伴う評価レートの変動により通常スプレッド時よりも口座の有効比率が低下します(両建状態であっても同様です)。このとき、口座状況によっては有効比率がロスカットレベルを下回る可能性がございますので、ポジションをお持ちのお客様、特に高レバレッジのポジションをお持ちの法人の方におかれましては、口座管理につき十分ご注意のほどお願いいたします。

●注目ポイント
外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

7月30-31日の米連邦公開市場委員会(FOMC)では利下げが確実視されている。焦点は利下げの幅と追加利下げへの姿勢だ。米金利先物市場は今回の25bp(0.25%)利下げを100%織り込むとともに、年内もう一度の25bp利下げを90%以上織り込んでいる。FOMCの発表がこうした見方に沿った内容であれば、ドル相場は(一時的に乱高下する事はあっても)大きな変動には繋がらないと見られる。
一方、今回のFOMCでサプライズがあるとすれば利下げ幅が50bp(0.50%)になった場合(ドル売り)や、追加利下げの示唆がなかった場合(ドル買い)であろう。発表後に行われるパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の会見も必見だ。
その他、株式市場の反応にも注目しておきたい。仮に米株式市場がFOMCの決定を「期待したほどハト派的ではない」と受け止めた場合は、失望的な株安・円高に振れる可能性もある。