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FX/為替予想「『FRBと同じかそれ以上の利上げ』とメキシコ中銀副総裁が明言!ペソ/円は年初来高値へ」知っトク!メキシコペソ 2022年2月17日

メキシコペソ/円は メキシコ中銀のヒース副総裁は今週14日、米メディアのインタビューに対し、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げに追随して今後も利上げを継続する考えを示した。副総裁は「FRBが利上げを行う場合、同じかそれ以上の利上げを行う」と明言。「FRBを上回る(ペースで利上げする)としたら、インフレのピークが3-4月よりも後ずれした場合だ」とも語った。その上で、民間のエコノミストらが、2022年末の政策金利を7-8%と予想しているのは合理的だとした。こうした中、足元のペ…

FX/為替予想「メキシコ中銀、利上げで一安心。日銀の『指し値オペ』ペソ/円は強含むと見るのが自然」知っトク!メキシコペソ 2022年2月14日

メキシコ中銀は10日、1月に就任したロドリゲス新総裁の下での初会合を開催し、政策金利を市場予想通りに5.50%から6.00%に引き上げた。また、今後数カ月間でさらに50bp(0.50%ポイント)の利上げを3回実施して政策金利を7.50%まで引き上げるとの予測を示した。ただ、ペソは利上げが織り込み済だったためか反応薄だった。対円では、日銀が無制限の国債買い入れオペ(指値オペ)を通告した事もあって、一時5.692円前後まで強含んだが、その後は上げ幅を縮小。メキシコ中銀の利上げ後も…

FX/為替予想「投機筋はペソに対して中立の見方、再び強気に転じるか経済指標に注目」知っトク!メキシコペソ 2022年2月3日

米商品先物取引委員会(CFTC)が1月28日に発表した25日時点のIMM通貨先物の取組によると、非商業部門(投機勢)のメキシコペソのネットポジションは790枚の売り越しであった。ロング(買い持ち)残高が前週の75,461枚から66,449枚に減少しており、世界的に株価が不安定化する中で投機勢がペソ買いポジションを削減した事を物語っている。一方、ショート(売り持ち)残高も前週の70,541枚から67,239枚に減少しており、ペソを買い戻した痕跡が見られる。結果的にロングからショ…

「新興国通貨はリスクが高め!?じょうずに付き合う方法とは」まんが!週刊FX 2022年1月28日号

…メルヘンチックなレポートかと、、、 そんなわけないのだ野村雅道さんのレポートはここ最近の為替相場状況や経済情勢など重要ポイントがまとめてあって読みやすいのだそしてテクニカル分析もあるので様々な面から情報収集できるのだ! 現地取材に行かなくて済みそうです そのほか、 「トルコリラの焦点」、「知っトク!メキシコペソ」もあるのだ普段あまり入ってこない情報について短くまとめてあるレポートなのだ たくさん読んでトレードにいかすのだ! はい!新興国通貨さんと仲良くなれるようお勉強します!

FX/為替予想「株式市場が混乱する中、投機筋はペソ強気でいられるか?」知っトク!メキシコペソ 2022年1月27日

米商品先物取引委員会(CFTC)が1月21日に発表したIMM通貨先物の取組によると、非商業部門(投機勢)のメキシコペソのネットポジションは4,920枚の買い越しであった。ロング(買い)残高が53,194枚から75,461枚へと増加しており、ショート(売り)残高の70,541枚を上回った。ネットポジションは前週の売り越しから買い越しに転じており、投機勢のペソ相場に対する見通しが弱気から強気に転じたことを物語っている。ただし、この数字は18日時点のもので世界の株式市場が不安定化す…

FX「利上げが期待しにくくなる?米大手証券がメキシコGDP予想を大幅引き下げ」知っトク!メキシコペソ 2022年1月15日

メキシコでは新型コロナ変異株「オミクロン型」の感染が拡大しており、11日の新規感染者は4万人超に上り過去最高を記録。10日にはロペスオブラドール大統領が感染した事も明らかになった。こうした中、米大手証券BofAは、メキシコの2022年国内総生産(GDP)成長率の予想を1.50%に引き下げたと発表。これはメキシコ中銀の予想2.77%を大きく下回る水準だ。なお、BofA証券はメキシコ政府の国営エネルギー企業保護政策なども成長率低迷の理由としている。仮にBofA証券の見立てが正しく…

FX「メキシコ中銀、次回利上げ見込み。米金融政策正常化もペソ売りには繋がらない?」いまが買いどき? FXつみたて通信 メキシコペソ/円編 2022年1月11日

買いどき?指数はメキシコペソの上昇・下落のパワーを視覚化したものです。ミニマム(MIN)はポジション保有は慎重に、マックス(MAX)はポジション保有の好機、を表しています。現況のマーケットを俯瞰しての分析であり、投資の判断はご自身でおなっていただけます様、お願いいたします。 高金利通貨であるメキシコペソについて、中長期にわたり買いポジションを保有する視点で、現在を分析します。 メキシコペソ/円 上昇・下落のパワーバランス メキシコペソ/円をトレードするうえで重要となる経済指標…

FX「ペソ高の裏に、国外移民者のメキシコへの送金があり!19カ月連続で増加中」知っトク!メキシコペソ 2022年1月7日

メキシコでは、国外で働く移民者などからの国内向け送金が増えている。メキシコ中銀によれば、2021年11月は46.65億ドルが流入した。過去最高だった前月からは僅かに減少したが前年同月比では19カ月連続で増加中だ。2021年通年の送金額は500億ドルを上回ると見られ、これはメキシコの国内総生産(GDP)の約5%に相当する。 主な働き先の米国経済が順調に回復している事が送金増加の最大の要因と見られる。米国では2021年9月に失業保険給付の上乗せ措置が終了したため、メキシコ人労働者…

FX「CPIに注目!連続利上げの材料となるか?」いまが買いどき? FXつみたて通信 メキシコペソ/円編 2022年1月4日

買いどき?指数はメキシコペソの上昇・下落のパワーを視覚化したものです。ミニマム(MIN)はポジション保有は慎重に、マックス(MAX)はポジション保有の好機、を表しています。現況のマーケットを俯瞰しての分析であり、投資の判断はご自身でおなっていただけます様、お願いいたします。 高金利通貨であるメキシコペソについて、中長期にわたり買いポジションを保有する視点で、現在を分析します。 メキシコペソ/円 上昇・下落のパワーバランス メキシコペソ/円をトレードするうえで重要となる経済指標…

FX「メキシコ中銀、インフレ抑制を目指し金融引き締め示唆」いまが買いどき? FXつみたて通信 メキシコペソ/円編 2021年12月27日

買いどき?指数はメキシコペソの上昇・下落のパワーを視覚化したものです。ミニマム(MIN)はポジション保有は慎重に、マックス(MAX)はポジション保有の好機、を表しています。現況のマーケットを俯瞰しての分析であり、投資の判断はご自身でおなっていただけます様、お願いいたします。 高金利通貨であるメキシコペソについて、中長期にわたり買いポジションを保有する視点で、現在を分析します。 メキシコペソ/円 上昇・下落のパワーバランス メキシコペソ/円をトレードするうえで重要となる経済指標…

FX「ペソ円はオミクロンショックを完全に克服!メキシコ中銀、2022年も金融引き締めを継続か」知っトク!メキシコペソ 2021年12月24日

23日に発表された12月前半のメキシコ消費者物価指数は前年比+7.45%であった。11月後半の+7.70%からやや減速したとはいえ、中銀のインフレ目標(2~4%)を大きく上回る水準にある。年明けに中銀新総裁に就任するロドリゲス氏のスタンスは明確になっていないものの、足元のインフレ状況を踏まえれば中銀は2022年も金融引き締めに動かざるを得ないと見られる。こうした中、新型コロナ変異株「オミクロン」への懸念が和らいだ事もあってペソは足元で堅調に推移している。ペソ/円は23日の海外…

FX「利上げ継続の公算だが次期中銀総裁は波乱要因」知っトク!メキシコペソ 2021年12月17日

メキシコ中銀は16日、政策金利を5.00%から5.50%へ引き上げた。5.25%への利上げを見込んでいた市場はペソ買いで反応。ペソ/円は11月23日以来の高値となる1ペソ=5.470円前後まで上昇した。中銀は利上げの背景を「インフレに影響を与えたショックの規模と多様性、世界的な金融引きしめによる問題を考慮した」と説明。中銀は、今月初めに発表したリポートで2022年1-3月のインフレ率見通しを目標の上限(4.0%)を上回る6.3%としており、来年前半も利上げを継続する公算が大き…

「ペソ相場、重しが多い」知っトク!メキシコペソ 2021年12月2日

メキシコ中銀の次期総裁に指名されているビクトリア・ロドリゲス氏は1日、上院で証言を行った。「金融政策が今後直面する課題はきわめて複雑であり、観察可能な不確定要素と観察不可能な不確定要素の両方を徹底的に分析する事が必要となる」と述べた。この証言後にペソは下落。米国株安が重しになったと見られるが、ロドリゲス氏の証言が追加利上げに慎重な姿勢と受け止められた可能性もある。ロドリゲス氏は今後、上院の承認を経て新総裁に就任する事になるが、メキシコ経営者連合会は「中銀の独立性と自治は国の金…

「ペソ急落、政治介入が嫌気される」知っトク!メキシコペソ 2021年11月25日

24日の海外市場でメキシコペソが急落した。対円では一時1ペソ=5.331円前後まで下落して約5カ月ぶりの安値を付けた。ロペスオブラドール大統領が次期メキシコ中銀総裁に財務公債副大臣のビクトリア・ロドリゲス氏を起用すると発表した事がペソの急落を招いた。次期総裁に内定していたエレラ財務公債大臣の指名を急遽取りやめ、市場にとって未知数のロドリゲス氏を指名した事で不透明感が広がったと見られる。メキシコに限らず、金融政策に対する政治介入が目立つ点は新興国通貨に投資する際のリスクとして認…

「原油安に引きずられてペソ下落」知っトク!メキシコペソ 2021年11月19日

メキシコペソ/円は18日に一時5.474円前後まで下落して今月3日以来の安値を付けた。対ドルでも同様に1ドル=20.6262ペソ前後までペソ安に振れる場面があった。この日は、米国のバイデン政権が、日本、中国、インドに対し原油価格抑制に向けて協調して石油備蓄の放出を検討するよう要請したと報じられた事からNY原油先物(WTI)が1バレル=78ドル台へ下落。原油安と歩調を合わせる格好でペソ安が進行した。これに先立つ16日には、国際エネルギー機関(IEA)が、米国での生産量が増えてい…

FX「利上げなのにペソ下落、ナゼ?」知っトク!メキシコペソ 2021年11月12日

メキシコ中銀は11日の金融政策決定会合で政策金利を4.75%から5.00%に引き上げる事を決定。4会合連続の利上げとなったが、一部に5.25%への利上げ期待もあった事からペソは下落した。メキシコのインフレ率は6.2%で高止まりし、中銀のインフレ目標(2~4%)を大幅に上回っている。このため市場は、インフレを抑え込むには利上げ幅が小さいと判断した模様だ。また、年末に退任する事が決まっているディアスデレオン総裁の下では政策金利がインフレ率を上回る可能性がほぼなくなった事も影響した…

「メキシコ経済は今年高インフレ・高成長、ただし来年は鈍化」知っトク!メキシコペソ 2021年11月8日

メキシコ中銀は1日、民間金融機関等の経済予測を集計して各項目の平均値を公表した。今年9月時点で6.00%のインフレ率(消費者物価の前年比上昇率)は12月に6.60%へ上昇し、来年末には3.93%へ低下するとの見通しが示された。国内総生産(GDP)成長率は、4-6月期の4.6%から10-12月期に6.0%へと加速するが、来年10-12月期には2.90%へと減速する見通しだ。10月末時点で1ドル=20.56ペソ付近で推移しているメキシコペソの対ドル相場は、今年末に20.38ペソへ…

FX「メキシコ9月失業率は低下、CPIは高止まり」知っトク!メキシコペソ 2021年10月29日

25日に発表されたメキシコの9月失業率は4.18%となり、8月の4.33%から低下した。先に発表された9月の民間部門正規雇用者数も今年最高の伸びとなる17.41万人の増加を記録しており、同国の雇用情勢はコロナ感染縮小に伴い回復基調を強めている。 一方で、食品やエネルギー価格の上昇で10月前半の消費者物価指数(CPI)は前年比+6.12%と高止まりしている。景気回復と物価上昇によって利上げ期待が高まりやすい経済情勢であり、そうした期待がペソ相場を下支えしそうだ。 ただ、3日の米…

FX「恒大集団デフォルト危機でペソ/円下落?」知っトク!メキシコペソ 2021年10月21日

メキシコペソ/円は20日に5.665円前後まで上昇して2020年2月以来の高値を付けた。NY原油先物(WTI)が7年ぶりに84ドル台に乗せるなど上昇基調を強めている事が産油国通貨であるペソの追い風となった。ただ、21日の東京市場では日本株の大幅安を受けて5.624円前後まで調整する場面もあった。 株安の原因については特定されていないが、中国不動産大手、恒大集団の債務不履行(デフォルト)リスクが再燃したとの見方もある。恒大集団のドル建て社債が23日(日本時間24日)に利払い猶予…

FX「ペソ/円3カ月ぶり高値。なるか!?4回連続利上げ」知っトク!メキシコペソ 2021年10月15日

14日、メキシコ中銀は9月の金融政策決定会合の議事録を公表した。政策委員の多くが、中長期的な予想物価がなお落ち着いている半面、今年と来年の予想物価が再び上昇した点に言及。「インフレ圧力は一過性と見込まれるいくつかのショックと関連しているとの見解を示しつつも、物価形成プロセスに悪影響を及ぼすリスクを指摘した」として、利上げを決めた背景にインフレ圧力持続への警戒感があった事を明らかにした。9月の消費者物価指数(CPI)は前年比+6.00%に加速しており、10月前半のCPIも前年比…

FX「メキシコ中銀が3会合連続で利上げ。え、次回も?」知っトク!メキシコペソ 2021年10月2日

メキシコ中銀は30日の金融政策決定会合で政策金利を4.75%に引き上げた。3会合連続で25bp(0.25%)の利上げを行った。声明では「インフレ高進を招いたショックは一過性と見られるものの、その多様性や規模、影響を及ぼす期間が長期化している事を踏まえると、価格形成プロセスやインフレ期待に対するリスクを及ぼす可能性がある」と、利上げの理由を説明した。 利上げに対する賛成票が4(反対1)と、前回から1票増えた他、インフレ見通しをやや上方修正した(インフレ収束時期の見通しを後ずれさ…

FX「『中国リスク』によるペソ安圧力は相対的に低いと推測」知っトク!メキシコペソ 2021年9月18日

9月第3週のメキシコペソ相場はいくぶん弱含みの推移となった。対円では13日の5.541円前後を高値に15日には5.485円前後まで小幅に下落した。その後やや持ち直したが上値は重く、17日の東京市場では5.500円を挟んでもみ合っている。中国の不動産大手恒大集団のデフォルト(債務不履行)リスクへの警戒感がくすぶっており、中国景気の減速懸念が市場心理を圧迫している。ただ、メキシコは他の新興国と違い経済面での対中依存度は高くない。地理的な優位性もあって米国が最大の貿易相手である。こ…

FX「メキシコと米国の政府高官が対話を開始、その中身は」知っトク!メキシコペソ 2021年9月11日

9日に発表されたメキシコ8月消費者物価指数は前年比+5.59%で予想と一致。前月の+5.81%からいくぶん鈍化したが、メキシコ中銀のインフレ目標(2~4%)を上回る水準で高止まりした。ただ、中銀が8月会合で示した10-12月期のインフレ率見通し(5.7%)を下回ってきた。9月30日の次回会合での追加利上げは微妙な情勢だろう。 また、この日は米国とメキシコの政府高官が4年ぶりに「ハイレベル経済対話」を開催。新型コロナウイルスの感染拡大で自動車部品の供給などが滞った事を受け、サプ…

FX「メキシコ中銀はインフレ見通しを上方修正 ペソは半月ぶり高値」知っトク!メキシコペソ 2021年9月2日

メキシコ中銀は31日に発表したインフレレポートで、今年第4四半期のインフレ見通しを5.7%に上方修正(従来4.8%)。今年の成長率見通しも6.0%から6.2%に引き上げた。1日に発表された7月のメキシコ国内への海外からの送金額は45.4億ドルに上り過去最高を記録。 これらを追い風にメキシコペソが強含んでおり、ペソ/円は1日の海外市場で半月ぶりに5.518円前後まで上昇した。ただ、この日発表されたメキシコ8月製造業PMIは47.1と前月の49.6から低下しており、同国の経済回復…

「追加利上げ期待が高まる状況にはなりにくい」知っトク!メキシコペソ 2021年8月27日

25日に発表されたメキシコ4-6月期国内総生産(GDP)・改定値は前年比+19.6%と、速報値からの修正はなかった。主要輸出先である米国経済の回復を受けて、製造業を中心に持ち直しの動きが確認された。 ただ、ここにきてメキシコでも新型コロナウイルスの感染拡大第3波が広がっており、回復途上にあるメキシコ経済への影響が懸念される。足元でメキシコ全土の新規感染者数は2万人超と過去最高レベルで推移している。25日には死者数が986人に上った。26日にメキシコ中銀が公開した8月会合の議事…

「テーパリング後ずれ示唆ならペソ反発かも…27日ジャクソンホールでのFRB議長講演に注目」知っトク!メキシコペソ 2021年8月20日

今週のメキシコペソは弱含みの展開。世界的な新型コロナ・デルタ変異株の感染拡大などで、グローバルに経済回復が鈍化するとの懸念が広がり、主要国の株式や資源などの資産価格が下落。リスク回避の円買いやドル買いが強まる中、ペソに売り圧力がかかった。中国当局によるIT業界や教育関連業界に対する規制強化の動きが市場の不安を増幅させた他、アフガニスタンでイスラム主義組織が政権を掌握した事で中東の地政学リスクが意識された点もペソの重しとなった。 そうした中、仮に米連邦準備制度理事会(FRB)が…

「利上げでペソ下落の怪」知っトク!メキシコペソ 2021年8月15日

メキシコ中銀は12日、政策金利を4.50%に引き上げた。利上げ幅は予想通りの25bp(0.25%)で、利上げは2会合連続。前回に続き、賛成3反対2の僅差で利上げが決まった事も明らかになった。 中銀は声明で「インフレ期待が上方に動いており、中長期で目標を上回っている」と指摘。また、2021年10-12月期のインフレ見通しを+5.7%とし、6月時点の+4.8%から引き上げた。 しかし、メキシコペソ相場は中銀の利上げ発表後に反落。対円ではなんとか前日比プラス圏を維持したが、ドル高の…

「メキシコでも新型コロナの感染増加 経済への悪影響懸念」知っトク!メキシコペソ 2021年8月5日

5日の海外市場でペソは対ドルで下落。米7月ISM非製造業景況指数が過去最高を記録した他、米連邦準備制度理事会(FRB)のクラリダ副議長が早期利上げに前向きな発言をした事でドルが買われたためだ。こうした中、ペソ/円はドル/円の上昇を支えに強含んだが5.50円台では伸び悩んだ。6日の米7月雇用統計でもドルの動きに注意が必要だろう。 なお、メキシコでは新型コロナの感染者数が再び増加しており、4日には新規感染者数が2万人超に上った。7日平均でもこれまでのピークである1月の1.75万人…

「IMFがメキシコの成長率見通しを上方修正」知っトク!メキシコペソ 2021年7月30日

国際通貨基金(IMF)は27日、世界経済見通しを公表した。 2021年の先進国全体の成長率見通しを5.6%と前回4月予測の5.1%から上方修正した一方、新興国の見通しは6.3%に引き下げた(4月時点6.7%)。ただ、メキシコの成長率見通しは6.3%と1.3%ポイント上方修正しており、新興国の中では、インド(9.5%)、中国(8.1%)に次ぐ高い伸びを見込んでいる事が明らかになった。 なお、IMFは2022年のメキシコ成長率も4.2%に引き上げた(4月時点3.0%)。 足元で、…

「原油価格下落で調整ムード続く」知っトク!メキシコペソ 2021年7月16日

メキシコペソは足元で弱含みの展開している。 14日、OPECプラスが一転して減産縮小で合意した事による原油価格の値下がりが重しとなっている。サウジアラビアとアラブ首長国連邦(UAE)の減産縮小協議に歩み寄りがなければ、在庫の取り崩しが進み需給がひっ迫するとの懸念が生じていたが、これがひとまず解消された。 ペソは最近の下落で、6月25日のサプライズ利上げによる上昇幅の一部を失った格好だ。ペソ/円は6月25日のサプライズ利上げで5.622円前後まで上昇した後は2週連続で陰線をつけ…

「原油急落の余波でペソ下落」知っトク!メキシコペソ 2021年7月8日

メキシコペソは6日、原油価格の急落に巻き込まれて下落した。 NY原油先物(WTI)が77ドル付近から一時73ドル台を割り込んで下落する中、ペソ/円も5.60円前後から5.51円前後まで急落した。 原油安は「OPECプラス」が協調減産の維持に合意できなかった事で供給増加への懸念が広がったため。 2日に行われた「OPECプラス」会合は、サウジアラビアが減産の8カ月延長を主張したが、UAEが反対して折り合いがつかず、5日に再開するはずだった会合さえ延期する異例の事態となった。 中東…

「“利上げサイクル”入りを中銀総裁は否定」知っトク!メキシコペソ 2021年7月1日

メキシコ中銀が6月24日の金融政策決定会合で「サプライズ利上げ」を行った事は既報のとおり。同じ日には、6月前半のインフレ率が前年比+6.02%と再び加速した事も発表された。こうした中、市場の一部にはメキシコ(中銀)は利上げサイクルに入ったとの見方が出ている。ただ、ディアスデレオン総裁は25日付けのスペイン語経済紙に対し、「今後の対応はインフレ率の推移によるため、金融政策決定会合ではあえて将来の対応については言及していない」とした上で「メキシコは前例のない状況に直面している」と…

「なんと!予想を裏切る利上げでペソ急騰」知っトク!メキシコペソ 2021年6月25日

メキシコ中銀は24日、政策金利を4.00%から4.25%へ引き上げた。利上げは2018年12月以来2年半ぶり。景気への配慮から政策金利を据え置くとの見方で一致していた市場は完全に裏をかかれた格好で、利上げ発表後にペソが急騰。対円では年初来高値を更新して5.618円前後まで上昇した。 中銀は声明で「インフレ見通しへの悪影響を避けるために金融政策のスタンスを強めることが必要」として、インフレ抑制に重点を置く姿勢を表明している。中銀が取りまとめた民間金融機関の予測による年末時点のイ…

「米利上げ観測が強まりペソ下落」知っトク!メキシコペソ 2021年6月17日

メキシコペソは、16日の米連邦公開市場委員会(FOMC)後に急落した。17日早朝には対円で5月前半以来の5.403円前後まで下落。対ドルでは4月初旬以来の20.4324ペソ前後まで下落している。FOMCは、これまで早くても2024年としていたゼロ金利解除の予想時期を2023年中に前倒しするとともに、2023年中には2回の利上げが必要になるとの見通しを示した。 FOMCの利上げ期待で基軸通貨のドルの魅力が増せば、新興国通貨に下落圧力がかかるのは必定だろう。特にメキシコペソは過去…

「メキシコ中間選挙 与党敗北ならリラ下落の危機」知っトク!メキシコペソ 2021年6月3日

メキシコでは6月6日に全32州の連邦下院議員や15州の知事の改選などを柱とする中間選挙が行われる。今回の中間選挙は、2024年に大統領選を控えるロペスオブラドール大統領への「信任投票」とも位置付けられる重要な選挙であり、それだけに市場の注目度も高い。 焦点は、大統領率いる与党・国家再生運動(MORENA)が定数500の下院で過半数を維持できるかどうかとなる。支持率調査によると、MORENAが第1党の座は維持すると見られるが、過半数に届くかどうかは不透明な状況のようだ。仮に、M…

「次の一手は利上げ?」知っトク!メキシコペソ 2021年5月17日

13日、メキシコ中銀は大方の予想通りに政策金利を4.00%に据え置いた。4月の消費者物価指数(CPI)は前年比+6.1%と、中銀のインフレ率目標上限である4%を大幅に上回っていたが、全会一致で据置きを決めた。 声明で「2022年第2四半期(4-6月期)からは目標に向けて収束していく見込みだ」との見解を示しており、当面は様子見姿勢を続けると考えられる。ただ、声明に「インフレをめぐるリスクバランスは上向き」との文言を追加した事から、市場にはメキシコ中銀の「次の一手は利上げ」との見…

「国営石油企業の優遇はペソの逆風に?」知っトク!メキシコペソ 2021年4月16日

メキシコ下院は14日、政府が提出した炭化水素法改正法案を賛成多数で可決した。 原油の輸出入や給油所の運営で民間企業の許認可を政府の判断で停止できる内容。 業績が冴えない国営メキシコ石油公社(ペメックス)を事実上優遇する措置であり、民間企業の競争力低下に繋がるおそれがあるとの指摘もある。 同法案は、与党勢力が過半数を占める上院でも可決される見通しで、早期に成立する可能性が高い。 今のところ、ペソ相場に反応は見られないが、メキシコの外資誘致に対する逆風となりかねないだけに、今後の…

「上値が重い原因は…」知っトク!メキシコペソ 2021年4月9日

8日に発表されたメキシコ3月消費者物価指数(CPI)は前年比+4.67%と、2018年12月以来の高い伸びとなり、中銀のインフレ目標上限である4%を上回った。また、この日はメキシコ中銀が3月会合の議事録を公表し、「3月の政策金利据え置きは利下げサイクルの終了を意味するものではない」と表明した。 ペソは3月CPIの発表後に対ドルで上昇。議事録を受けて上げ幅を縮小する場面もあったが上昇を維持した。対円ではドル安・円高の影響を受けて小幅高に留まった。 なお、メキシコ中銀の次回会合は…

「政策金利を4%に据え置き ペソ上昇」知っトク!メキシコペソ 2021年3月26日

メキシコ中銀は25日、政策金利を4.00%に据え置いた。ペソ相場はこれを受けて買いが優勢となり、対円では5.299円前後まで上昇した。一部に追加利下げ予想があった他、据え置きの決定が全会一致であった事や、中銀が2021年の成長率見通しを従来の+3.3%から+4.8%へと大幅に引き上げた事がペソの上昇に繋がった。 インフレ率の高止まりも続く中、市場の一部からはメキシコ中銀の利下げサイクルは終了したとの見方も出ている。 【高金利通貨特集】メキシコペソ/円」 ページはこちら 「為替…

「1年ぶり高値!要因はFOMC」知っトク!メキシコペソ 2021年3月18日

米連邦公開市場委員会(FOMC)は17日、短期的な景気の過熱には目を瞑りゼロ金利を少なくとも2023年末まで維持する方針を示した。米国における低金利政策の長期化と大型追加経済対策の発動は、米国を最大の貿易相手とするメキシコにとって経済的な追い風となる。 NYダウ平均をはじめ米国株指数が史上最高値を更新するなど、市場がリスク選好ムードを強める中、メキシコペソは対円で約1年ぶりの高値を付けた。対ドルでも2月25日以来の水準に上昇した。ペソ相場の次のポイントは来週25日に予定されて…

「追加利下げ観測が後退?」知っトク!メキシコペソ 2021年3月11日

足元でメキシコペソ相場が持ち直しの兆しを見せている。8日には対ドル、対円ともに約4カ月ぶり安値を付けていたが、9日、10日と連日で反発。メキシコペソ/円は11日の東京市場で5.20円台へと上昇している。米長期金利の上昇が一服する中でドルが反落するとともに主要国の株価が反発した事が背景だ。 9日に発表されたメキシコ2月消費者物価指数が前年比+3.76%と、メキシコ中銀のインフレ目標上限である4.0%に近付き、追加利下げ観測が後退した事もペソ相場を支援した。なお、次回のメキシコ中…

「GDPは世界恐慌以来の落ち込み」知っトク!メキシコペソ 2021年2月26日

メキシコの2020年の国内総生産(GDP)・確定値は前年比-8.2%となり、速報値(-8.5%)から上方修正されたものの、1932年の世界恐慌以来の落ち込みとなった。2021年はプラス成長に戻ると見られているが、メキシコ政府が新型コロナ対策の財政支出を小規模に留めている事などから回復は力強さを欠くとの見方も出ている。 足元のメキシコペソ相場は、こうした成長懸念に加え米長期金利の上昇や株価の乱高下で不安定な値動きとなっている。 メキシコペソ/円 チャート 【高金利通貨特集】メキ…

「思わぬ下落要因?米国の大寒波で電力不足に」知っトク!メキシコペソ 2021年2月19日

メキシコでは、米国境に近い北部6州を中心に電力不足に陥っている。発電のほとんどを、米国からパイプラインを通じて輸入する天然ガスで行うが、米テキサス州などにおける異例の寒波の影響でメキシコへのガス供給が急減したためだ。 電力不足を受けて、GM、日産、VWなどの大手自動車メーカーが生産の停止や縮小に追い込まれている。メキシコ経済への打撃を懸念する格好でペソが売られており、18日にはペソ/円が5.20円台を割り込む場面もあった。米国の大寒波が長期間居座るようだとペソへの影響も長引く…

「利下げの検討は4月以降?」知っトク!メキシコペソ 2021年2月4日

メキシコ中銀のヒース副総裁は3日、追加利下げを検討するのは4月より後になる公算が大きいとの見通しを示した。来週11日に行われる次回会合では「緩和的なサイクル継続への機会が再び訪れるのか、それともインフレ率が再び上昇し始めているため緩和サイクルの停止を続ける必要があるのかが議論の焦点になる」とした。 なお、金融政策決定会合に先立って来週9日に発表されるメキシコ1月消費者物価指数は、前月の+3.15%から小幅に伸びが加速して前年比+3.41%になると見られている。中銀のインフレ目…

「新型コロナ 大統領も感染… 相場は下落基調」知っトク!メキシコペソ 2021年1月29日

メキシコの新型コロナウイルス感染による死者は15万人を超え、29日にインドを抜いて世界で3番目の多さとなった。24日にはロペスオブラドール大統領も感染した事が判明したが、幸いにも軽症で執務には大きな影響はない模様。 一方、28日に発表された2020年の貿易収支は過去最大の黒字を計上したが、国内経済の悪化を背景に輸入が急減した事が最大の理由であった。 足元のメキシコペソ/円相場は、約1か月ぶりに5.10円台を割り込むなど、悲喜こもごものニュースに一喜一憂しながらも弱含む展開とな…

「バイデン米大統領の経済対策への期待」知っトク!メキシコペソ 2021年1月22日

バイデン米大統領は就任初日の20日、メキシコ国境沿いの壁建設の停止に関する大統領令に署名した。トランプ政権が進めた不法移民対策の撤回を最優先事項として掲げた公約どおりの動きだ。 なお、メキシコのロペスオブラドール大統領は「バイデン米大統領とは、経済や移民政策や新型コロナ対策などで考えが一致」とコメントした。メキシコペソはこれらに対して大きな反応を見せていないが、バイデン米大統領が掲げる大規模経済対策への期待などから世界的に株価が上昇する中、堅調地合いが続いている。対円では19…

「新型コロナ感染の拡大が続く」知っトク!メキシコペソ 2021年1月15日

メキシコの民間部門正規雇用者は12月に27.8万人減少した。新型コロナ感染拡大の影響と見られ、減少は7月以来で5カ月ぶりとなった。メキシコの新型コロナ感染による死者は12日に1300人超となり過去最多を記録。ペソ相場は、バイデン次期米大統領の就任を目前に控えて堅調を維持しているが、国内の経済状況には不安要素もくすぶっており、先行きはやや不透明だ。 【高金利通貨特集】メキシコペソ/円」 ページはこちら 「為替チャート|メキシコペソ/円(MXNJPY)|60分足」はこちら 「高機…

「政策金利は変わらず 消費者物価指数に注目 」知っトク!メキシコペソ 2020年12月18日

メキシコ中銀は17日の金融政策決定会合で政策金利を4.25%に据え置いた。声明では「インフレ見通しを巡る不透明感から据え置きを決めた」と説明。5人の政策委員のうち3人が据え置きを支持した一方、2人は4.00%への利下げを主張した事も明らかとなった。利下げサイクルを再開する前に、足元のインフレ鈍化が一時的なものかどうかを見極める姿勢を示したものと考えられる。 メキシコ中銀の決定に対するペソ相場の反応は限定的で、市場の関心は23日に発表される12月前半の消費者物価指数と来年1月7…

「インフレ率鈍化、ということは… 」知っトク!メキシコペソ 2020年12月11日

9日に発表されたメキシコ11月消費者物価指数は前年比+3.33%となり、食品価格の値下がりなどを背景に10月の+4.09%から伸びが大きく鈍化した。 物価上昇率は、メキシコ中銀のインフレ目標の上限である4%を4カ月ぶりに下回った。これを受けて中銀が利下げを再開するとの観測も一部で浮上しており、メキシコペソは対円、対ドルともに約8カ月ぶり高値から小幅に反落。来週17日のメキシコ中銀金融政策決定会合に注目が集まっている。 【高金利通貨特集】メキシコペソ/円」 ページはこちら 「為…

「コロナ不安より景気回復期待が強い」知っトク!メキシコペソ 2020年12月3日

メキシコの新型コロナウイルス感染は世界保健機関(WHO)が懸念を表明するほど拡大しており、死者は世界で4番目に多い10.7万人に上っている(12月1日時点)。 一方、メキシコ政府は総額2286億ペソの追加インフラ投資計画を10月に続き発表するなど、感染防止よりも経済再生を優先させる姿勢を明確にしている。 こうした中、ペソは堅調を維持。対円では11月に付けた3月以来の高値5.236円に迫っている。新型コロナウイルスワクチンの実用化が視野に入った事でコロナ不安より景気回復期待が強…