今井雅人
2月28日(金)、日経平均が1000円以上の大幅下落を記録した リスクオフのマーケット環境から一時的に円高方向への展開となった 全体的にトランプ大統領が実施している様々な政策の影響を市場が懸念する声が大きくなっている 世界的に見ても各国の株価が軟調…
先週のマーケットは、方向感なく、乱高下する展開となりました。日銀の会合とFOMCは予想通りの政策金利据え置きで影響はほぼありませんでした。トランプ大統領関連は依然として不透明です。こうしたことが相場を不透明にさせています。そんな中、ポジション…
トランプ大統領に振り回される展開が続いています。ウクライナ情勢の行方、関税戦争がどうなっていくのか?などをみんな固唾を飲んで見守っています。今週も方向性は見えてこないと思いますので、相場も荒い展開が続くでしょう。IMMのポジション動向を見ると…
2月28日(金)、日経平均が1000円以上の大幅下落を記録した リスクオフのマーケット環境から一時的に円高方向への展開となった 全体的にトランプ大統領が実施している様々な政策の影響を市場が懸念する声が大きくなっている 世界的に見ても各国の株価が軟調…
銀行ディーラー時代の輝かしい実績を持つ「マット今井」こと今井雅人氏による恒例の経済・為替相場の解説セミナーです。各通貨の具体的な展開を今井節で明快に解説します。
先週末に発表されたアメリカの雇用統計は予想より弱い結果となりましたが、為替市場は、それほど反応しませんでした。やはり、トランプ相場になってしまっているので、他の材料には反応しづらいということだと思います。トランプ大統領の発言が二転三転して…
2月28日(金)、日経平均が1000円以上の大幅下落を記録した リスクオフのマーケット環境から一時的に円高方向への展開となった 全体的にトランプ大統領が実施している様々な政策の影響を市場が懸念する声が大きくなっている 世界的に見ても各国の株価が軟調…
円相場は方向感を失って、レンジ相場に入ってくるとの見方を先週お伝えしましたが、正にそういう相場展開になっています。この流れは今週も続くと考えています。ただ、今後どちらに抜ける可能性があるかと言えば、チャートを見る限りで言えば、円安方向では…
2月28日(金)、日経平均が1000円以上の大幅下落を記録した リスクオフのマーケット環境から一時的に円高方向への展開となった 全体的にトランプ大統領が実施している様々な政策の影響を市場が懸念する声が大きくなっている 世界的に見ても各国の株価が軟調…
ドル/円の日足のチャートを見ていただくと、148円台にまで下落したことで、一旦下値の目途に達したのが分かります。日銀の早期利上げ観測の影響もそろそろ織り込んできたと思います。ここからは、ドル/円はレンジ相場に入ってくると考えています。当面は149…
当初の想定より円高傾向が強まる可能性が高く、投資戦略の見直しが必要な段階に来ている。特に日本国内の賃金動向と長期金利の上昇が、従来の予想以上に円高要因として働く可能性が高い。アメリカの状況は不確定要素が多いものの、日本のファンダメンタルズ…
先週末は、アメリカの小売売上高が予想を大きく下回ったことで、ドル安で終わりました。しかし、週全体で見てみると、トランプ大統領の政策に振り回されて右往左往しています。ウクライナとロシアの問題も、もし、トランプ大統領の言うとおりに停戦に持ち込…
先週末の米雇用統計は、まちまちの結果となり、相場を方向付けるような材料とはなりませんでした。また、トランプ米大統領が鉄鋼、アルミニウムに関税をかけると発表しましたが、トランプ大統領関連の材料は、未だ市場への影響が一定ではなく、非常に不安定…
1. トランプ大統領の関税政策 メキシコ、カナダ、中国への関税に関する発言により、アメリカのインフレ加速と金利上昇の懸念が広がりました。ただし、カナダとメキシコへの関税は延期されたことで、一時的な市場の落ち着きも見られました。 2. アメリカの経…
トランプ大統領が各国に関税をかけることを正式に決めたことで、マーケットが荒れています。具体的には以下の3つの反応が同時に起こっています。 ①アメリカのインフレ加速を懸念して、金利上昇からドル高➁関税を掛けられたカナダ、メキシコ、中国などの国の…
昨日のFOMC会合では予想通り金利据え置きが決定され、パウエルFRB議長の会見では特筆すべき新しい方向性は示されませんでした。パウエル議長は金融政策の次なる行動について慎重な姿勢を示し、当面は利下げを急ぐ必要がないという見解を示しました。
先週は、トランプ大統領の就任というビッグイベントがありました。大統領は早速各国への関税措置などを打ち出しましたが、今のところ大きな影響は出ていません。この関税を「貿易交渉の材料に使っているだけでは?」との見方もあることから、反応できないの…
主なポイント: * トランプ大統領就任(1月20日)を控え、市場が様子見の状態 * トランプ氏の関税政策に関する二つの見方 - 関税導入→物価上昇→金利上昇→ドル高のシナリオ - 貿易戦争を見据えたドル安政策を取る可能性も * 日銀の金融政策会合について - 利…
本日、いよいよトランプ氏が大統領に就任します。トランプ氏は予測不能な人物で、どういう政策を打ち出してくるのか?どんな発言をするのか、マーケット関係者は戦々恐々と身構えています。内容を確かめてからではないと正直動きが取れないと思います。24日…
主なポイント: * トランプ大統領就任(1月20日)を控え、市場が様子見の状態 * トランプ氏の関税政策に関する二つの見方 - 関税導入→物価上昇→金利上昇→ドル高のシナリオ - 貿易戦争を見据えたドル安政策を取る可能性も * 日銀の金融政策会合について - 利…
先週の米雇用統計も堅調な結果となり、いよいよアメリカの利下げサイクルも終わりに近づいている状況になってきています。そうであれば、通常はドル高が進んでもおかしくないのですが、そうならないのは、やはりトランプリスクを意識しているからだと思いま…
まず、アメリカの金融政策については、FOMCが示した2025年の利下げ回数は2回程度となっており、利下げサイクルは終了に近づいていると見られます。一方、日本銀行の利上げについては、植田総裁が春季の動向確認を重視する姿勢を示していることから、早くても…
新年おめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いします。年末年始は思ったほど動きませんでした。この流れですと、今週もあまり大きくは動かないと思います。ただ、アメリカの利下げサイクルの終わりが見えてきていることは間違いないので、基本的に…
日本は、年末年始で休みのところが多いですが、欧米は1月1日以外は普通に市場は開いていますので、クリスマス休暇も終わり、本格的に取引が始まります。アメリカの利下げもそろそろ終わりそうだということがはっきりしてきました。一方、日本のほうもすぐ…
まず、アメリカの金融政策については、FOMCが示した2025年の利下げ回数は2回程度となっており、利下げサイクルは終了に近づいていると見られます。一方、日本銀行の利上げについては、植田総裁が春季の動向確認を重視する姿勢を示していることから、早くても…
先週は今年最後の大きなイベントであるFOMCと日銀の金融政策決定会合がありました。FOMCでは、予想通り0.25%の利下げが決定されましたが、来年の金融政策に関しては、従来の年間4回の利下げから年2回程度に修正され、ドル高圧力がかかっています。また、日…
今週は、今年最後の2大イベントがあります。18日のFOMCと19日の日銀政策会合です。FOMCでは0.25%の利下げは決定的ですので、注目点は来年以降の利下げのペースについて、FRBが現時点でどう考えているかです。一部では、今回で利下げは一旦打ち止めになるの…
先週末に発表された米雇用統計の結果ですが、失業率は4.2%と市場予想通り、非農業部門就業者数の変化は、前月比22.7万人の増加と市場予想の20万人の増加をやや上回り、平均時給は前月比0.4%の増加と、こちらも市場予想を若干上回りました。全…
為替市場では一時150円を割り込む場面がありましたが、現在は150円前後で推移しています。植田総裁は特筆すべき発言として、さらなる円安進行はリスクとなる可能性があり、何らかの対応が必要になるかもしれないと言及しました。日銀が為替相場についてコメ…
銀行ディーラー時代の輝かしい実績を持つ「マット今井」こと今井雅人氏による恒例の経済・為替相場の解説セミナーです。各通貨の具体的な展開を今井節で明快に解説します。
銀行ディーラー時代の輝かしい実績を持つ「マット今井」こと今井雅人氏による恒例の経済・為替相場の解説セミナーです。各通貨の具体的な展開を今井節で明快に解説します。 セミナー配信(YouTube) ※ライブ配信は終了しました
先週末に掲載された日経新聞のインタビューで植田日銀総裁は、経済データが日銀の想定通りに推移していることで、利上げのタイミングが近づいたと発言したことを受けて、利上げへの期待感が高まり、円買いが進みました。しかし、そのインタビューの中で植田…
トランプ次期大統領の発言により市場のリスク回避姿勢が強まっています。当面は方向感に乏しい展開が予想され、レンジ内での取引が中心となりそうです。特に円相場については、トランプ氏の円安批判への警戒から、上値の重い展開が予想されます。
ここ2~3週間方向感のないレンジ相場が続いています。今週も重要な経済指標やイベントがありませんので、レンジ相場はまだまだ続く可能性が高いと考えています。ユーロドルも一時直近安値を下に抜け1.03台に突入しましたが、やややりすぎ感があり、その後は…
当面はレンジ相場が継続する可能性が高く、その中での取引戦略が重要となります。ドル買いバイアスを維持しつつ、高金利通貨でのスワップ収益も視野に入れた運用が効果的かもしれません。大きな相場変動は年明け以降に期待されます。
先週ドル円が一時156円台に上昇する局面があり、ここまで上がるのは正直言って違和感がありましたが、やはりその後調整が急激に入り153円台にまで一気に下落しました。短期的な仕掛けで乱高下したのだと思います。 ここからドル円はレンジに入ると考えていま…
現状、ドル高基調は継続すると予想されますが、特にドル円取引ではトランプ氏の為替発言リスクに注意が必要です。ユーロドルのショートが相対的に安定した取引機会を提供する可能性が高く、当面はドル買いを軸とした戦略が有効と考えられます。 現状、ドル高…
アメリカ大統領選挙では、トランプ氏が勝利しました。大規模な財政出動や減税を期待して、株高、金利高、ドル高のトリプル高の動きになりましたが、一時的なものに終わっています。今後の彼の発言を確認したいというムードが広がっているのだと思います。ま…
トランプ氏の勝利により、株高・金利高・ドル高のベースが形成されました。しかし、特に円相場については対日政策の不確実性から慎重な対応が必要です。投資家は基本的なトレンドを踏まえつつ、政策発表への反応を注視しながら、慎重にポジションを構築して…
先週の米雇用統計ですが、失業率は4.1%と予想通りでしたが、非農業部門就業者数変化が1.2万人増と市場予想の11.3万人を下回ったほか、過去2か月分についても下方修正されました。この結果を受け、米長期金利が低下するとドル売りとなりましたが、その後長期…
現在の市場は、過度な利下げ期待の修正局面にあります。IMMポジションがまだドルショートに偏っている状況で、この調整が続く可能性があります。トレーダーは毎週のIMMポジション発表に注目し、ドル売りポジションへの変化を警戒する必要があります。 重要な…
先週末、衆議院選挙が行われました。結果は与党の過半数割れとなり、今後政局が流動化することが予想されます。しかし、これで、日銀は益々動きづらくなったとマーケットは受け取ったようで、株価も堅調で円安傾向になっています。ただ、こうした影響は短期…
現在の市場は、過度な利下げ期待の修正局面にあります。IMMポジションがまだドルショートに偏っている状況で、この調整が続く可能性があります。トレーダーは毎週のIMMポジション発表に注目し、ドル売りポジションへの変化を警戒する必要があります。 重要な…
先週は大きな材料がない中、軽めのポジション調整相場となりました。今週も先週に続いて、目立った材料がありません。更に、IMM市場における投機的ドル売りポジションもかなり解消されてきています。先週より、更に動かない展開になってきそうです。 翌週か…
アメリカの強い経済指標を受けて、FRBの利下げ期待が後退し、ドル高が進行しています。しかし、年内に2回の利下げが予定されている点を考慮すると、このドル高傾向にも限界があると予想されます。トレーダーはIMMポジションの動向を注視しつつ、ドル高の終焉…
アメリカの雇用統計、消費者物価指数が予想を上回ったことを受けて、FRBの利下げのペースがかなりゆっくりしたものになるとの見方が広がっています。現状では11月に0.25%、12月に更に0.25%の利下げが実施される可能性が非常に高まっています。元々マーケッ…
石破政権の誕生と政策転換 当初の懸念材料 ・金融正常化(利上げ)の示唆 ・大企業への増税案 ・金融所得課税強化の可能性 政策スタンスの変化 ・利上げ環境にないとの発言 ・増税案や金融所得課税強化の棚上げ可能性 米雇用統計の予想外の好結果:市場への…
先週は、想定外の動きとなりました。石破総理が「現在は利上げをするような環境にはない」と発言すると一気に円安が加速。更に米雇用統計では、失業率、非農業部門就業者数、平均賃金ともに予想を上回り、ドル全面高となっています。石破総理の発言であそこ…
石破新総裁就任時の市場反応 自民党総裁選で石破氏が新総裁に選出され、新たな総理大臣となることが確実となりました。石破氏は金融所得課税の強化や法人税の引き上げ、さらには日銀の利上げの必要性を示唆していたため、当初の市場反応は予想通りでした。 …
先週末自民党の総裁選が行われました。途中の段階で、積極財政派の高市さんが当選しそうな勢いでしたので、株価が急上昇し、為替市場では円安が進みましたが、ふたを開けてみると、法人税引き上げ、金融所得課税の引き上げを主張している石破さんが当選した…