マット今井のトレードアイディア の検索結果:

FX予想「ドル/円の買いが1番良さそうだ」マット今井のトレードアイディア 2021年12月16日

昨日FOMCが開催された。まず、テーパリングのペースを倍増し、終了時期の想定を2022年6月から同3月へ前倒しした。委員らが示したドット・チャートでは、22年の利上げ回数が前回の1回から3回に引き上げられた。決定は予想通りだったので、全体的なドル高は一瞬で終わった。その代わり、株高からの円安が進み、ドル円も114円台に戻った。一旦大きなイベントが終わったので、動きは鈍くなるが、ドル安方向にはいかないだろう。オミクロン株が心配だが、それが酷くなければ円安も続くだろう。ドル円の買…

FX予想「米CPIが高水準なのにドル売り その理由は」マット今井のトレードアイディア 2021年12月13日

先週末アメリカの消費者物価指数11月分が発表された。年率で6.9%と39年ぶりの高い水準だったにもかかわらず、金利はやや低下し、ドルも下落してしまった。その理由を考えてみる。先月のアメリカの消費者物価指数10月分は、6.2%と31年ぶりの高い水準となり、金利も上昇、ドルも買われた。これは、数字が高かっただけではなく、事前予想が5.9%でそれを上回っていたことも影響している。今回は、先月を上回る6.9%であったが、事前予想も6.9%だったことが大きい。先月のCPIで金利が急上昇…

「米FOMCに超注目。金融引き締め示唆ならドル高につながる公算。オミクロン株への過度な懸念は後退」マット今井のトレードアイディア 2021年12月9日

世界中を不安に陥れたオミクロン株だが、おぼろげながら、その正体が見えつつある。確かにオミクロン株は従来のウイルス以上に感染力が強いで、かつワクチンを2回以上接種している人も感染しているケースが多発している。しかし、一方で、オミクロン株に感染した人の中で、重症化した人の報告が殆どないことから考えると、有毒性はそれほど強くなさそうだということも分かってきている。また、アメリカのファイザー社は、3度目のワクチン接種をすれば、オミクロン株にはかなり有効性が高まる可能性が高いと発表した…

「ドル/円の乱高下、オミクロンの正体判明まで」マット今井のトレードアイディア 2021年12月3日

オミクロンが発見されてから数日が経った。株安、円高の動きも一旦落ち着きを見せている。しかし、これで、また元の方向に戻っていくわけではない。オミクロンの正体がまだはっきりしないからだ。仮にデルタ株程度のものであるということになれば、株も上昇し、円安、そしてドル高に戻る。ドル円も115円を越えてくると思う。しかし、新たな渡航制限やロックダウンをずっと講じなけれならないほど悪性のものであるということになると、世界経済に大きなマイナスとなる。その場合は株はさらに売れて、円高が進むだろ…

「FX初心者必見!プロトレーダーの失敗回避手法 PART3」まんが!週刊FX 2021年11月26日号

…編) 【WEB記事】マット今井のトレードアイディア 【動画】マット今井 実践トレードのつぼ 【動画】FX初心者に伝えたい【FXトレーダー塾】 損をすることを受け入れないとダメ とにかくやってみる!【川合美智子氏】 次に紹介するのは、テクニカル分析で個人投資家から高い評価を受けている外国為替ストラテジストの「川合美智子」さんの失敗回避手法なのだ! 川合美智子氏ワカバヤシ エフエックス アソシエイツ代表取締役/外国為替ストラテジスト旧東京銀行(現、三菱UFJ銀行)在勤の1980年…

「ドル高が鮮明 次の目標はドル/円118円」マット今井のトレードアイディア 2021年11月25日

今週の一番のニュースは、何と言ってもアメリカFRBの議長人事。候補者は、パウエル現FRB議長と、ブレイナード現FRB理事の2人でブレイナードさんは、ハト派、つまり金融引き締めに対して慎重だと見られていて、彼女が新しいFRB議長に選ばれれば、ドルは下落するのではないかと言われていました。しかし、バイデン大統領は、継続性を重視して、パウエルさんの再任を選択しました。更に、その後の記者会見で、パウエルFRB議長は、インフレを抑えることに強い意欲を示しています。FRBが24日に発表し…

「ドル高傾向継続。安易なトルコリラ買いは危険」マット今井のトレードアイディア 2021年11月18日

全体としてはドル高傾向が続いています。ユーロドルの動きです。ユーロドルは先週までも下落傾向が続いていましたが、今週に入ると一時1.12台にまで下落する局面がありました。その後は少し戻っていますが、その戻りの勢いも弱い感じで、全体的に見れば軟調に推移しています。これは、まだ下がる余地はあると思います。次にドル円です。ドル円は今週に入って、114.70-75を上に抜け2017年以来の高値をつけました。チャートポイントを上に抜けて一気に上昇していくのか思われましたが、今のところそう…

FX予想「結局ドル高ということ CPIショックでドル/円上昇」マット今井のトレードアイディア 2021年11月12日

今週は、流れを大きく変える発表がありました。米労働省が発表した10月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で6.2%上昇と9月の5.4%から加速しました。これは1990年11月以来約31年ぶりの高い水準となりました。これを受けて、再びアメリカの長期金利が急上昇しました。現在のFX相場はアメリカの金利の動きに大きな影響を受けていますので、長期金利の上昇に伴って一転してまたドル高相場に転換してきています。私自身もドル円のチャートが一時的に下抜けしたときに、もう少し調整でドルが落ち…

FX予想「きょう米雇用統計 ただFOMCを終え材料で尽くし感が広がっている」マット今井のトレードアイディア 2021年11月5日

今週はFOMCがありました。事前予想の通り、政策金利を据え置いた上で、テーパリング(資産購入の段階的縮小)の開始を決定しました。現在は月額1200億ドルのペースで進めている資産購入について、11月から毎月150億ドルずつ減額をしていく方針を示しました。FOMCの声明文では、インフレの加速について、前回は「一時的な要因」という表現になっていたものを、今回は「一時的と予想される要因」という表現に変えていますが、それほど大きな違いではないと思います。また、FOMC後の会見でパウエル…

「ポジション調整を経てドル高がまだ続く可能性が高い」マット今井のトレードアイディア 2021年10月14日

昨日FRBが9月21-22日分のFOMC議事要旨を公表しました。その中には非常に具体的な内容が書かれていました。「11月の次回会合でテーパリング(量的緩和の縮小)開始を決めた場合、11月中旬か12月中旬に始めることができる」と議論したとありました。またテーパリングでは国債が月額100億ドル、MBSが月額50億ドルで実施される方針も議論したことも明らかになりました。こうした内容が出てきたことにより、テーパリングのスケジュール感がはっきりしたということで、発表後は材料出尽くし感か…

FX予想「ドル/円は114円台を目指す」マット今井のトレードアイディア 2021年10月8日

ドル円はやはり、112円台は一旦壁になりました。中国の恒大集団のデフォルト騒ぎや、アメリカの債務問題などによる世界的な株安に加え、岸田内閣誕生への期待感が高まらなかったこともあって、FX市場ではリスクオフからの円高という現象が起きました。ドル円、クロス円ともに円高が進んできました。しかし、これも、私は一時的な現象だと考えています。特にドル円は一時112円台をつけたことで、一時的に達成感が出てしまい、その後利食いを誘った面もありました。しかし、FX市場全体を見ると、円高が進行し…

FX予想「ドル高が続く前提で、ドル買いトレード」マット今井のトレードアイディア 2021年10月1日

先週予想した通りの展開になってきています。ある意味、最近にない分かりやすい相場です。ドル高相場継続と見ておきます。ドル円は今年の高値を上に抜けてきました。112円台は昨年の始めごろ以来です。そのときの高値が112.22円などで、その辺りはしばらく攻防が続くと思います。そのレベルと上に抜けていくと次の目標は114円台半ば辺りだと思います。ユーロ/ドルですが、2020年につけた安値1.1602を下に抜けています。ひょっとすると、過去の上昇の起点であった1.06台まで下落する大相場…

FX予想「FOMCで米金融政策の方向が明確に。引き続きドル買い」マット今井のトレードアイディア 2021年9月25日

9月21~22日開催のFOMCにおいて「経済活動が予想通り進めば資産購入ペースを緩めることが早急に十分な根拠を得るだろう。」とテーパリングの開始が示唆されました、FRBのパウエル議長はFOMC後の記者会見で、テーパリングの開始を11月に開催される次回のFOMCで決定する見通しを示しています。 また、今回のFOMCでは参加者18人がそれぞれ中期の経済・政策見通しを提示しました。その中で、2022年に利上げを見込むのは9人となり、利上げによってゼロ金利を解除する見通しが中央値とな…

FX予想「リスクオフは一時的。やっぱりドル買い」マット今井のトレードアイディア 2021年9月19日

今週、中国の大手不動産会社、中国恒大集団が経営危機に直面しているというニュースで、市場は一時リスクオフモードに入り、FX市場でもドル円は一時109円直前の水準にまで円高が進みましたが、時間の経過と共に、市場も冷静さを取り戻し、現在はまた元の水準に向かってゆっくりと動いています。アメリカの景気動向ですが、9月のNY連銀製造業景気指数が35.3と市場予想の18を大きく上回りました。また、米小売売上高の前月比も0.7%のプラス、9月の米フィラデルフィア連銀製造業景気指数も30.7と…

FX予想「米景気の腰折れリスクは少ない」マット今井のトレードアイディア 2021年9月10日

ジャクソンホールでのパウエルFRB議長の講演の内容を受けて、金融市場では、年内にはテーパリングが始まる可能性はあるものの、次回のFOMCでは、まだ決まらないだろうという見方が広がっています。更には、先週発表された雇用統計が、いまいちパッとしない結果となってしまったので、余計に直ぐのテーパリングはなさそうだなというムードになっています。ちなみに、次回のFOMCは9月21-22日です。大きな変化はないかもしれませんが、注目度は高いので、頭に入れておいてください。 雇用統計はパッと…

FX予想「なぜドル高にならないのか」マット今井のトレードアイディア 2021年9月3日

先週まで、アメリカの金融政策に変化が出てきて、これから基本的にはドル高の展開になる可能性が高いという話をしてきましたが、この1週間を見ると、なかなかそういう動きになっていません。どうしてか? ドル高の流れを止めることになったのは、ジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長の発言でした。このジャクソンホールでの会議が行われる前に、多くのFRB関係者が年内のテーパリングの可能性に言及していたので、パウエルFRB議長が何かそれについて具体的な話をするのではないかという期待感が高まっ…

「ドル/円は緩やかながら112円台へ」マット今井のトレードアイディア 2021年8月19日

今週発表された7月27日、28日のFOMC議事録には殆どのメンバーが今年年内のテーパリング(債券購入の規模段階的縮小)を支持していたということが記されていました。つまり、先週ご紹介しましたFOMCの関係者の発言が、FOMCの中で議論されたことに平仄(ひょうそく)を合わせた形になっていることが確認されたわけです。 これだけ、金融政策についてはっきりした変更が示唆されたことは本当に久しぶりです。ですから、これをきっかけにして1つの流れ、つまり、長期金利上昇とドル高相場が出来てきて…

「FOMCメンバーに変化が ようやくドル高の流れに」マット今井のトレードアイディア 2021年8月14日

先週から、1つ大きな動きがあります。FOMCのメンバーが相次いで、年内に債券購入のテーパリング(段階的縮小)をFOMCで決定すべきだという内容の発言をしています。最初に発言をしたのが、クラリダFRB副議長です。彼は、8月4日にこう発言しました。 「米経済が金融当局の予想通りに推移した場合、当局は債券購入のテーパリング(段階的縮小)について年内に発表し、2023年には利上げを開始する」 その後もウォーラーFRB理事、ボスティック・アトランタ連銀総裁、バーキン・リッチモンド地区連…

「ドル円は108円台で押し目買い!重要なのは米長期金利」マット今井のトレードアイディア 2021年8月5日

足元の相場を見ると、今週はドル円の108円台の堅さが目立っていたのではないかと思います。ドル円は、今のところ、大きくとっても108-111円のレンジだと思います。ドル円の押し目買いを基本戦略としておきたいと思います。特に、108円台はしっかり買っておきたい水準です。 今後の展開ですが、やはりアメリカの長期金利が重要だと思います。アメリカの景気が回復してきているにも関わらず、長期金利が低下傾向にあるのは、なんとも不可思議です。この流れを変えれるとしたら、雇用環境の改善しかないと…

「マーケットの“迷い”が感じられる ユーロ/ドルはショートで 」マット今井のトレードアイディア 2021年7月21日

益々分かりにくい相場展開となってきました。私は、基本的にはアメリカの景気回復から長期金利上昇、ドル高という流れがいずれやってくるという考えで見てきましたが、ここのところの相場展開を見ると、全くそういう気配すら感じない相場展開になってきています。株価がそんなに下がっていないのに、クロス円は崩れる。アメリカの長期金利は低下していくのに、ユーロ/ドル、ポンド/ドルなどではドル高になる。摩訶不思議です。みんな迷っているということでしょう。原油や金などの市場も非常に不安定です。 そこで…

「本格的なドル高を待ち構える 当面は押し目買いトレードで」マット今井のトレードアイディア 2021年7月15日

今週は、アメリカ消費者物価CPI6月分が発表になりました。結果は、前月比0.9%の上昇と13年ぶりの高い水準となりました。これを受けて、アメリカの長期金利が上昇し、FX市場ではドル高の展開となる局面がありました。ただ、この物価指数への反応も一時的なものに終わっています。それは、市場関係者がこの流れが本格的になるのかを疑っているからです。ですから、もう少し長い期間に渡って結果を見てみないと完全には信用できないと市場が考えているということだと思います。 しかし、何度も申し上げてい…

「リスクオフは一時的? ドル/円110円台での押し目買いも面白い」マット今井のトレードアイディア 2021年7月7日

期待していた米雇用統計ですが、ダメでした。非農業部門就業者数は予想の70万人増加を上回る85万人の増加となったのですが、失業率が5.9%と予想の5.7%より悪くなっていたことです。1つの結果は良かったのに、もう1つが悪かったことで相殺されてしまったこと、指標の発表直前では一部で実は100万人増加ぐらいの数字が出るのはないかという噂が結構流れてしましたことで、ドル高の流れは作れませんでした。 それ以外では2年8か月ぶりの高値をつけていた原油価格が、OPECとロシアなどで構成され…

「予想通りのドル高 米雇用統計次第でドル/円112円も」マット今井のトレードアイディア 2021年7月2日

ここに来て、ようやく全体的にドル高傾向が鮮明になってきました。ドル高予想をずっとしてきた私としては、ようやくという感じです。 さて、このドル高の動きが今後本格化していくのかどうかを占うのが7月2日に発表されるアメリカの雇用統計の結果です。これまでの数ヶ月間、雇用統計に結果は何度もその予想を下回り、市場関係者をがっかりさせてきました、その原因といわれているのが、アメリカの失業手当があまりに充実していて、また働く気が起きないということでした。こうした課題に対して、各州は6月に入っ…

「"過剰反応"で株価乱高下 ドルが優位は変わらず」マット今井のトレードアイディア 2021年6月24日

FOMCからしばらくは、金利上昇期待からドル高という展開。それと同時に、株式市場下落からリスクオフの連鎖で円全面高という展開も同時に起きています。 しかし、アメリカの長期金利の反応がいまいちでした。10年物国債の利回りは、1.5%をしっかりと上に抜けていくことができず、その近辺でうろうろしています。その後は、はしゃぎすぎた反動で、株価が反発し、円安方向に転換しました。久しぶりの目新しい材料に過剰反応してしまったということでしょう。 ただ、私は、FOMCでそれまでと違った見方が…

「米景気回復を背景にドル高が本格化か FOMCを受け」マット今井のトレードアイディア 2021年6月17日

注目のFOMCで大きな変化がありました。政策金利は据え置きとなりましたが、今後のアメリカ経済の見通しに関して、ワクチン接種の普及を背景に、かなり前向きな見方に変えてきていること、それに合わせて、金融政策も変更していく可能性に言及しています。 「ワクチン接種と強力な経済支援の進展で、経済活動と雇用指標は強まった」と、アメリカ経済に関して前向きに捉えた表現を入れています。金利見通し(ドットチャート)では、メンバー18人のうち13名が、2023年までに少なくとも2回の利上げを予想し…

「ドル/円 今こそ買い戦略で」マット今井のトレードアイディア 2021年6月10日

先週発表されたアメリカの雇用統計の結果が市場予想を下回ってしまい、アメリカ経済に対する楽観的なムードが一気に吹っ飛んでしまいました。10年物国債の利回りも1.5%を下回ってきています。 指標の発表前は、全体的にドル高の流れになりかかっていましたが、これで元の木阿弥です。アメリカの経済指標は今後好転してくるとみていますが、それは少し後のことになるでしょうから、当面、どちらにもいきづらい展開が続くのではないでしょうか。 トレードとしては、こういう分かりにくいときはドル円でレンジト…

「ドル/円 111円はちょっと遠そうだが…」マット今井のトレードアイディア 2021年6月4日

先週発表されたアメリカの雇用統計の結果が市場予想を下回ってしまい、アメリカ経済に対する楽観的なムードが一気に吹っ飛んでしまいました。 10年物国債の利回りも1.5%を下回ってきています。指標の発表前は、全体的にドル高の流れになりかかっていましたが、これで元の木阿弥です。アメリカの経済指標は今後好転してくるとみていますが、それは少し後のことになるでしょうから、当面、どちらにもいきづらい展開が続くのではないでしょうか。 トレードとしては、こういう分かりにくいときはドル円でレンジト…

「クロス円 円安傾向続きそう」マット今井のトレードアイディア 2021年5月28日

ドル円のここのところの動きを見ると、108円台になると内外投資家からのドル買いがみられるようになってきました。こういう状況のときは、段々108円台が堅くなり、どこかで上に抜けるということが起きやすくなります。 今回もそのような動きをしています。実際の投資家によるしっかりとした円売りが継続的に出ているときは、円安傾向は続きやすいということもありますので、今回も全体的な円安はもう少し続くかもしれません。ニュージーランドに続いて、イギリスでも近い将来利上げの可能性が示唆されてきてい…

「ドル/円 108円台の底堅さを確認」マット今井のトレードアイディア 2021年5月20日

昨日、米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録が発表されました。FOMCの中で数人の参加者から「FOMCが設定する目標に向けて、経済の急速な進展が継続すれば、今後ある時点の会合で、資産買い入れペースの調整をめぐる討議を開始することが適切になる可能性がある」と指摘する意見があったとの記述がありました。 これは何を言っているかと言えば、米経済が回復してきた場合、これまでの国債などの買い入れの量を減らす、いわゆるテーパリングを検討するということです。 現在、アメリカでは、新型コロナ…

「ドル円は徐々に110円を目指す展開」マット今井のトレードアイディア 2021年5月6日

GW中各局では、アメリカでワクチンの普及が進んでいるという特集をしていました。バイデン米大統領は7月末までには、ワクチン接種を全国民に普及させ、経済も正常化させると強いメッセージを出しています。 こうした状況を株式市場は非常に好意的に捉え、NYダウ平均株価も史上最高値を更新し続けています。株式市場が堅調な影響を受けて、FX市場では全体的にやや円安の展開となっています。今後は、アメリカの景気回復を期待したドル高もやってくるかもしれません。どちらのシナリオにも対応できるのは、ドル…

「ドルやポンドはまだまだ上昇余地がある」マット今井のトレードアイディア 2021年4月1日

FX 市場では、今ドル高の流れになっていますが、ポンドもなかなか堅調に推移しています。ここに何か共通点を感じないでしょうか? この2通貨とも、新型コロナウイルスのワクチンの普及が進んでいる国の通貨だということです。 アメリカは既にワクチンの接種回数が1億5千万に達しようとしています。これは100人当たりの接種回数でみると44回となります。やはり、ファイザーやモデルナなど自国でワクチンを開発できている強みがここに現れています。 アメリカ以外の先進国でワクチン接種が進んでいるのが…

「長期金利が上昇 ドル/円の下値は固い」マット今井のトレードアイディア 2021年3月4日

今回はアメリカの長期金利の話を中心にしたいと思います。アメリカの長期金利の動きはFXにとても影響があります。 今週に入って、アメリカの長期金利が急に上昇をし、それまで上昇を続けていた株式市場が値崩れし、FXでは、リスクオフの円高と金利上昇によるドル高が同時に起きました。新型コロナ向けワクチンの普及により景気回復期待が背景にあります。 今10年物は1.47%程度ですが、これが、今後1.5%をしっかり超えてくると、ドル高、円高の動きが更に進む可能性が出てくるので、長期金利の今後の…

「2021年はクロス円上昇か?資源国通貨買いの円売りに妙味」マット今井のトレードアイディア 2021年1月8日

皆様、明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。 昨年は新型コロナウイルスに世界中が振り回される1年となってしまいましたが、今年はコロナウイルスを撲滅できることを心より願っています。 さて、現在世界各国で新型コロナウイルスの感染が拡大し続けているにも関わらず、株式市場は上昇を続けています。これは、歴史的な財政と金融の緩和によるバブル相場となっていることは説明する必要はないと思います。端的に言えば、この流れはまだまだ続きそうだということです。 バブル相場になる…

「週明けのポンド相場に注目!英EU通商交渉は最終局面へ」マット今井のトレードアイディア 2020年12月11日

イギリスとEUの通商交渉は年末の期限が迫り、いよいよ最終局面に入ってきていますので、少し整理をしたいと思います。 今回の交渉の中では、特に漁業権などが残っている大きな争点となっています。イギリスの領域でフランスなどのEU諸国が漁業を続けたい一方、イギリス側はそれに対して難色を示しているということです。イギリスでは漁師からの要望を非常に強く、政治的な問題となっていますので、なかなか妥協できないということです。ここまでの交渉ではなかなか溝が埋まらず、このままでは決裂してしまうので…

「基本は円売り戦略!豪ドルなどの資源国通貨が面白い」マット今井のトレードアイディア 2020年11月27日

バイデン氏の大統領への準備が本格的に始まりました。アメリカの政治は安定に向かっていきます。アメリカの政治の安定は、金融市場にとってはいいニュースです。現在株価はとても好調に推移していますが、この流れが崩れることは当面はないと思っていいでしょう。 その上で、FXでの戦略を考えると、やはり基本はクロス円での円売りということになります。ワクチンの普及が視野に入ってきていますが、これが確実になれば、世界の実体経済は本格的に回復してきます。 そうなると、やはり一番面白いのは、豪ドルなど…

「いよいよ米大統領選へ」マット今井のトレードアイディア 2020年10月30日

ドル円104円―106円でのレンジトレードをずっと推奨してきましたが、結果的には正しかったようです。これが一番安全なトレードでした。またクロス円に関しては、上がりすぎてしまったので、ここからは伸びないだろうと前回予想しましたが、それ以降下落傾向に入り、直近では、欧米のコロナウイルスの感染再拡大の影響で株が下落したことに伴い、円全面高になっています。ただ、もう下落もそろそろ終わりだと思います。 来週はいよいよ注目のアメリカ大統領選挙があります。マーケットはその結果をかたずをのん…

「ドル/円は当面104-106円のレンジか。米大統領選まで気迷い相場に」マット今井のトレードアイディア 2020年10月14日

ドル円は、やはり106円台はなかなか抜けていかず、結局104-106円のレンジから抜け出せません。アメリカの大統領選挙も控えていますので、当面このレンジの中での動きが続く可能性は高そうです。クロス円も頭打ちです。 ポンド円を見てみましょう。142.71から133.04まで約10円下落した後、138円手前まで約5円弱上昇し、半値戻しとなっています。一目均衡表の雲に頭を抑えられる形にもなっており、ここから一段の上昇はすぐには難しそう。 ユーロ円も豪ドル円もポンド円と似たような動き…

「アノマリー的中!ドル/円はレンジ、ユーロの上値重い」マット今井のトレードアイディア 2020年9月25日

2週間前に指摘をしたとおり、やはりユーロは下落しました。「ポジションは嘘をつかない」ということを改めて、感じました。そして多くの専門家という輩が強気の見方をしだすと、上げ相場は終わるというアノマリーとでもいうべき経験則は今回も当たりました。 ユーロドル、ユーロ円ともにチャートを下に抜けていますが、IMMポジションを見ると、まだまだロングポジションがたまっていることから考えると、ユーロの上値は重いと考えられます。ただ、ここまでの下落のペースが速く、オシレーター系のチャートは逆に…

「ドル/円 どこかで買ってみても面白いのでは」マット今井のトレードアイディア 2020年9月18日

最近のFX市場の主役はすっかりイギリスになっています。イギリスの大手新聞などが、イギリスは今年末に迫っているEUとの貿易協定などの合意について、期限までにまとまらないとのイギリス政府関係者の見方を報じてから今の流れは始まりました。 イギリスのEU離脱問題は、これまでも何度も市場を動揺させてきましたが、そのたびに結論が先送り、騒ぎが収まるということを繰り返してきました。しかし、所詮先送りですので、またこうして騒ぎが再燃してしまうということです。私も。また、こういう混乱はいつか起…

「もうドル安は限界?」マット今井のトレードアイディア 2020年9月9日

ここ1週間ほどは、ドル高、円高の展開となっています。NYダウが下落したことが、直接の原因だと思いますが、それ以上に引き金を引いたのは、イギリスとEUの貿易交渉が暗礁に乗り上げようとしているということです。この材料だけは、本当に気をつけないと、場合によってはポンドは急落します。ポンド/円の押し目買いを考えていましたが、この材料が飛び出してきたので、考え方をすぐ変えました。 それと、今回ユーロ/ドルなどでのドル安には限界があったことがはっきりし始めています。やはり、これからユーロ…

「仮に安倍総理退陣なら・・・?」マット今井のトレードアイディア 2020年8月26日

現在、永田町だけではなく、日本中で安倍総理の体調についてが話題となっています。現在流れている説は大きく言って2つです。①今回、新しい治療方法、新しい処方箋を担当医と相談中で、安倍総理は今後も総理を続投する②持病の悪化がひどいため、近々代わりの人に譲る(臨時代理、あるいは退陣) 話を総合すると①の可能性のほうが高いと思いますが、もしものこともありますので、仮に②だっとしたら、市場にどういう影響が出るかを考えておきたいと思います。 結論から言えば、一時的に株安、円高になるというこ…

「好調なポンド円トレード 思わぬ失態…」マット今井のトレードアイディア 2020年8月21日

ここのところ、ずっとポンド円を中心に、ユーロ円、豪ドル円などで押し目(下がったところ)で買って、上がったら売り、また押し目を待つというトレードを続けている。全般的にうまく行っているのだが、ポンド円について、今週の初め138円台を買うつもりが、気が早って月曜日の朝、139.50円近辺で買ってしまい、逆に138円台でロスカットのために売るという失態を演じてしまった。こうなるとトレードは、業界用語でいう「テレコ」状態に陥る可能性がある。つまり考えていることとやっていることがあべこべ…

「ドル安の流れ変わらず」マット今井のトレードアイディア 2020年8月6日

最近のドル安は、やはりトランプ大統領の新型コロナウイルス対策への不手際に対する不信感が底辺にあると思います。そうなると、ドル安の流れは、簡単には変わらないということになります。しかし、そうは言っても、最近のドル安、特にユーロドルでのドル安は如何にもスピードが速い。そうであれば、ドル安圏内でしばらく右往左往するか。ドル円は106円台は売り。ユーロドルは1.17台前半は買い。 更にユーロ円、ポンド円そして豪ドル円の買いも安心感があると思います。ポンド円は140円狙い。豪ドル円は7…

「ユーロ中心にドル安と円安進行」マット今井のトレードアイディア 2020年7月22日

ユーロなどを中心にドル安と円安が進んでいる背景を説明します。理由は主に3つです。 1.EU首脳会談で21日、新型コロナウイルス感染拡大による経済的打撃に対して、7500億ユーロ、日本円で約92兆円規模の基金を設立する案で合意したこと。 2.アメリカのトランプ大統領も11月に行われる大統領選挙に向け、更なる大型の経済対策を準備しているとの観測が流れていること。トランプ大統領は、直近の世論調査によれば、民主党のバイデン候補に対して、15ポイントものリードを許しているため、一発逆転…

「当分は円高気味に推移か」マット今井のトレードアイディア 2020年7月10日

ここのところユーロ円、ポンド円、豪ドル円など、チャートを見ると、ゆっくり円安方向に向かってきた。しかし、これは本物ではない。この流れはそろそろ終わる。そういう意識でトレードをしてきた。理由は単純。トレンドを作るほどの材料がないからだ。理由もなく出来ている小さなトレンドはもろい。何かのきっかけで、直ぐに反転してしまう。 例えば、今日の東京市場では、今回の豪雨災害による保険の支払いが多額になるため、日本の損害保険会社が外貨資産を売却して、円に戻しているとの情報が流れており、それが…

「最近のドル/円相場を動かすカラクリ」マット今井のトレードアイディア 2020年7月2日

ユーロ円119円から122円、ポンド円131円から136円、豪ドル円73円から75円のレンジ想定をしていたが、その後は、レンジ想定内での動きとなっている。引き続きレンジトレードを続ける。ポンド円は上を135円に引き下げておく。 さて、最近のドル円の動きを少し解説して、最近の相場の様子を探ってみたい。 先週、ソフトバンクがTモバイルの株を売却して、2兆円あまりを円転(つまり円買い・ドル売り)するのではないかという観測がマーケットに広がり、短期筋がドル円の売り仕掛けをして106円…

「株価上昇はちょっと限界 FXはレンジトレード」マット今井のトレードアイディア 2020年6月23日

最近は、ドル円が106円台から107円台の狭いレンジに入り込んでしまっているので、なかなか利益を出すのが難しいので、ユーロ円、ポンド円、豪ドル円を中心にやっています。 世界経済が低調なのにもかかわらず、世界各国政府や中央銀行がお金をばら撒いているので、金余りになり、そのお金が株式市場に流れ込んでいるため、株価は好調というなんとも歪な状態が続いています。しかし、これ以上実態を伴わない株価の上昇は、ちょっと限界に来ていると思います。そうであれば、クロス円の上昇にも限界が出てきます…

「新型コロナは第2ステージへ レンジトレードを継続」マット今井のトレードアイディア 2020年5月12日

今週から、各国で経済活動再開の動きが活発化している。中国、韓国は既に正常化となった。欧州各国も英国はまだ若干慎重ではあるが、ドイツなどでは、正常化に確実に向かい始めている。アメリカも同様だ。日本でも、14日に34の都道府県の緊急事態宣言が解除される見通して、既に東京でも営業を再開する店が増えてきている。新型コロナ対策は第1ステージから第2ステージに変わった。相場も安定してくるだろう。しかし、段々ゆるみがでてくれば、また感染拡大が再発する。そのとき、またぶり返しがくる。経済は再…

「元チーフディーラーが考える 3通貨ペアの上値下値めど」マット今井のトレードアイディア 2020年4月22日

直近の相場を見ると、予想通りレンジに入ってきています。こうした状況はまだまだ続くと考えていますので、当面はこれまでと同様にレンジトレードを継続していくということになってきます。主要通貨のそれぞれのレンジをどの程度にとっておくかについて、少し考えてみます。 ドル/円 ドル円は112円から101円台に急落した後、一転して上昇し111円台にまで上昇、その後上がりすぎの反動からやや軟化し、そこからレンジ相場に入っています。底値ですが、チャートを確認してみると、106円台の後半あたりで…

「市場関係者も混乱 レンジ相場へ」マット今井のトレードアイディア 2020年4月8日

ここのところ、NYダウを中心とした株式市場が大きく動いても、為替相場(FX)はあまり反応しなくなってきました。 どうしてこうなっているかと言えば、正直みんなよく分からなくなってきたということではないでしょうか。 最初は、株式市場が大きく崩れるとドル安になっていたのに、途中から株式市場が崩れるとドル高になるという真逆の反応を見せたことで、頭の整理ができなくなってしまっているために、株式市場が大きく動いても、反応できないというのが本音だと思います。 そうなれば、当然、相場はレンジ…