【ユーロ円週間予想】164円台に乗せて終えれば一段の上昇へ。161円割れで下値リスクが点灯、160円割れの越週か159円割れで終えた場合は短期トレンドが変化。
直近の日足は陰線引けとなり、続伸に繋げられずに終えていますが、下値を切り上げる流れを変えておらず、反発に転ずる可能性を残した状態です。163.10-20、163.70-80に強い上値抵抗がありますが、全てクリアして164円台に乗せて終えれば新たな上昇エネルギーを得て165～166円台にある中期的な上値抵抗をトライする動きが強まり易くなります。逆に、上値トライに失敗して161.00-10の抵抗を下抜けて終えた場合は日足の形状が悪化して下値リスクがやや高くなります。さらに160円を割り込んで越週するか、日足が159円を割り込んで終えた場合は調整下げの範囲内から逸脱して下落余地がさらに拡がり易くなります。可能性がまだ低い状態ですが156円も割り込んで終えた場合は“ユーロ弱気”に変化して150円方向への新たな下落リスクが生じます。日足の上値抵抗は163.10-20，163.70-80，164.20-30，165.00-10に、下値抵抗は162.00-10，161.60-70，161.00-10，160.00～160.20、159.00-10にあります。21日、120日移動平均線は160.97と161.50にあり、短期トレンドをサポート中ですが、161円を割り込んで終えた場合は下値リスクがやや高くなります。200日線は162.61に位置しており、若干下抜けていますが、“ダマシ”の範囲内です。
一方直近の週足は前週足から上寄りのスタートとなりましたが、上値トライに失敗して寄り付き水準に戻して引けています。上値トライに失敗した後で、週初は上値の重いスタートとなりそうですが、現状は昨年7月に付けた175.42を基点として上値を切り下げて来た流れから上抜けた位置をかろうじて守っており、短期トレンドは“ユーロやや強気”の状態にあります。このトレンドラインは今週160.20-30に位置しており、160円を割り込んで越週しない限り、調整下げの範囲内となります。一方上値も164.10-20に週足ベースで見た強い抵抗が控えており、164円台にしっかり乗せて越週するまでは上値余地も拡がり難い状態です。今週の週足ベースで見た上値抵抗は162.30-40，163.00-10，164.10-20，165.00-10に、下値抵抗は161.20-30，159.80-90，158.00-10にあります。31週、62週移動平均線は160.98と163.29に位置しており、両者に挟まれた状態が続いています。
今週の戦略は、ユーロ買いは161.60-70で押し目買い。損切りは160.90で撤退です。売りは様子見か163.70-80まで引き付けて。損切りは164.30で撤退です。
上値は、162.60-70に軽い抵抗が、163.10-20，163.50-60，163.70-80，164.20-30に強い抵抗がありますが、全てクリアして164円台を維持して終えれば上値余地がさらに拡がり易くなり、164.60-70，165.00-10，165.40-50，165.90-00，166.10-20にある強い抵抗をどこまでクリア出来るかトライする動きへ。下値は161.60-70，161.40-50，161.00-10にやや強い抵抗がありますが全て下抜けて終えた場合は日足の形状が悪化して下値リスクが点灯、160.70-80，160.20-30，159.90-00の抵抗を全て切り崩して終えた場合は、下値余地がもう一段拡がり易くなり、159.60-70，159.20-30，158.90-00にある抵抗をトライする動きへ。全て下抜けて終えた場合は短期トレンドが変化して、156～158円ゾーンにある強い下値抵抗をトライする動きが強まり易くなります。
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