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豪ドル/円 見通し「前回『タカ派利下げ』のRBAが1日に政策金利...次の利下げへの距離感が焦点に」注目の高金利通貨 3月30日号

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メキシコペソや豪ドルなど投資家にとって魅力的な通貨の最新状況について、これまでの動向や注目ポイントについて解説します。

作成日時 :2025年3月28日14時00分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也
X(Twitter)@KandaTakuya

執筆:外為どっとコム総合研究所 神田 卓也

豪ドル/円(4時間足)

※レポート内の為替レート・チャートは外為どっとコム「外貨ネクストネオ」を参照

先週の豪ドル/円は強含みで推移

 アメリカのトランプ大統領は24日、4月2日に発動予定の相互関税について「多くの国に関税の猶予を与えることになるだろう」と発言。93.60円台で取引を開始していた豪ドル/円は、これを受けて米国株が大幅に上昇するなど市場心理が改善する中、94.70円台へと上伸しました。25日には豪政府が予想外の減税措置を含む予算案を発表したことで買われる場面もありましたが結局は失速。しかし、26日には豪2月消費者物価指数(CPI)が鈍化したにもかかわらず、豪ドルの下落は一時的で、その後一時95円台を回復するなど底堅く推移しました。27日も米国が自動車関税を発表したことで世界的に株価が下落したものの、95.40円前後まで続伸するなど堅調を維持。もっとも、28日の東京市場では日本株の大幅安などを背景に一時94.60円台まで上げ幅を縮小するなど、週末・月末を控えた持ち高調整と見られる豪ドル売り・円買いが観測されています。

今週の豪ドル/円の注目ポイントはRBA

 4月1日に豪中銀(RBA)理事会が政策金利を発表します。前回2月会合で4年ぶりの利下げを決めましたが、声明で早期の追加利下げには否定的な姿勢を示しました。そのため、今回は政策金利を4.10%に据え置く可能性が高そうです。豪金利先物が示す利下げ織り込みも7%程度ときわめて低く、市場は今回の金利据え置きをほぼ確実視しています。しかし、金利先物は次回5月会合の利下げを60-70%織り込んだ水準で推移。今回の理事会の焦点は次の利下げへの距離感をRBAがどのように示すかという点に絞られそうです。声明やブロック総裁の会見に注目が集まるでしょう。具体的には「理事会はさらなる政策緩和の見通しについては慎重な姿勢を崩していない」とした声明の文言に変更があるかや、ブロック総裁が前回の会見で示した「理事会はインフレ鈍化の進展を妨げる可能性のある『上振れリスク』を非常に警戒している」との見解に変化があるかなどが見どころになります。1日の理事会後に、5月利下げの可能性が強まるか弱まるかが豪ドルの動きを左右するでしょう。

 

今週の豪ドル/円の見通し

予想レンジ
92.500-97.000円
基調
方向感模索

今週の注目ポイント
☆ 4/1 RBA政策金利
・ 主要国株価、国際商品価格

 

豪ドル/円(AUD/JPY) FX為替レート・チャート

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kanda.jpg 株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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