
もっとも、買い一巡後は伸び悩む展開があり得る。前日のNY市場で株式相場が続落し、長期金利の指標となる米10年物国債利回りが上昇しており、投資家が運用リスクを取りにくくなるだろう。ハンセン指数の20日移動平均線(27日終値時点で23777.60ポイント)が上値のめどとして意識されると予想する。
27日のNY株式相場はダウ平均など主要3指数がそろって続落した。前日夕にトランプ米大統領が輸入自動車への25%の追加関税を発表したことで、景気悪化懸念や物価上昇懸念、貿易摩擦激化懸念が強まった。27日の香港株の米国預託証券(ADR)は国際金融銘柄のHSBC(00005)とAIAグループ(01299)、大型ネット株のアリババ集団(09988)とテンセント(00700)、新エネルギー車大手のBYD(01211)が香港終値を上回って終えた。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ