動画配信期間:公開日から2週間
動画の内容をギュッと要約
年度末の市場動向
年度末・月末の取引が続いており、決算関連の売買が出ている
一般的には静かな市場だが、月末・期末・年度末には取引が増える傾向
特に決済のためのドル買いが多くなる(支払いをできるだけ遅らせる意向がある)
為替市場の状況
1-2月は円が最強通貨だったが、今月は下位(8-9位)
今週は円がトルコリラよりも弱い「最弱通貨」になっている
これは日本経済の良し悪しではなく、年度末要因による需給バランス
4月になれば年度末要因が消え、状況が変わる見込み
米国の関税政策と影響
4月2日に予定されている関税の付加比率・品目・相手国の発表に注目
膨大な品目と多数の国があり、検証には時間がかかると予想
トランプ政権は「小さな政府」を目指す一方で、貿易では保護主義的政策を進める矛盾
元財務長官サマーズ氏がこの政策を強く批判
アメリカで全製品を生産すると価格高騰(「100円ショップが1000円ショップに」)
「鎖国」的な政策は世界的な効率性を損なう
金融政策と経済見通し
FRBも日銀も「不確実性」を理由に金利を据え置き
不確実性が景気減速を生んでおり、ドルは弱く、米経済は弱まっている
物価下落は必ずしも良くなく、関税で物が入らなくなれば再び上昇する可能性
サプライチェーンインデックス(ニューヨーク連銀)が少しずつ上昇中で注目すべき
欧州経済
ユーロ圏はようやく景気指標が良くなってきた
ドイツのIfoなど経済指標が改善し、単なるドル安による買い材料だけでなく実体経済も回復傾向
しかし財政赤字拡大への懸念も(フィッチはドイツのトリプルA格付けに警鐘)
ポンドはユーロより弱く、経済指標も弱い
本日の注目材料
日本のサービス企業向けサービス価格指数
オーストラリアとイギリスの消費者物価指数
アメリカの耐久財受注
日銀植田総裁の国会説明(金融政策運営について)
結論
年度末の特殊な市場環境が継続しており、特に円は年度末のドル買い需要で弱含み。4月に入れば状況が変わる可能性がある。米国の関税政策への不安と世界的な不確実性が市場に影響を与えている。
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FX湘南投資グループ代表 1979年東京大学教養学部を卒業後、東京銀行(現三菱UFJ銀行)入行。82年ニューヨーク支店にて国際投資業務(主に中南米融資)、外貨資金業務に従事。85年プラザ合意時には本店為替資金部でチーフディーラーを務める。 87年米系銀行へ転出。外資系銀行を経て欧州系銀行外国為替部市場部長。外国為替トレーディング業務ヴァイスプレジデントチーフディーラーとして活躍。 財務省、日銀および日銀政策委員会などの金融当局との関係が深く、テレビ・ラジオ・新聞などの国際経済のコメンテイターとして活躍中。為替を中心とした国際経済、日本経済の実践的な捉え方の講演会を全国的に行っている。現在、FX湘南投資グループ代表。
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