個人投資家として活躍するひろぴー氏が、独自の最新マーケット分析を毎週公開します。現在のFXマーケットを取り巻く情報の整理をする際、また短期間の FXトレード戦略を考える際に、お役立てください。
作成日時:2025年3月19日13時
執筆:CXRエンジニアリング株式会社 代表取締役 ひろぴー
本日は日銀金融政策決定会合ですが、つい先ほど、据え置きと発表がありました。
据え置き予想は事前コンセンサス通りですので、ドル/円は特に動いていません。このあと15時30分から始まる植田総裁の定例記者会見に注目が集まります。
記者会見の内容もおそらくハト派でしょう。個人的にはそこで上がったところからドル/円の売り場になると考えます。日銀を控えてポジション調整が入ると踏んでいましたので個人的なポジションは148円台で全てスクエアしており、戻り売りを狙っている状況です。先週はほとんど東京時間9時台にドル/円は上昇の値動きを見せておりましたので、リークがあったと考えます。ですので、リークポジションの事実売りが今日の夕方から出てくると考えています。
ドル/円、最大調整高値は151.25円
出所:TradingView
ドル/円日足チャート分析です。日足レベルで最大の戻りは151.25円付近に引けるレジスタンスラインになります。ここはフィボナッチ・リトレースメントの戻り38.2%水準とぴったり重なるラインです。
距離は遠いですが、この水準まで到達を最大許容として戻り売り戦略を継続したいと考えております。
RCIは日足レベルで底入れ最初のシグナルが出てきております。まだ本格的な底入れにはならないと思いますが、時間足レベルでは調整局面のため少し慎重になったほうが良いでしょう。
ドル/円、SMA200からの戻り売りが本命
出所:TradingView
ドル/円4時間足に時間軸を落とします。
SMA200(橙)が150.50-150.60円付近で推移しそうです。徐々にこのSMAは下がってきますので、明日の東京時間には150.50円付近で推移しているかもしれません。
個人的には目先この水準からの売りを本命として狙っています。
直ちに反転することもないでしょうから、1時間足なども見ながらコツコツと売りポジションを増やしていく方針であり、1時間足や分足レベルでダブルトップや三尊天井をつけるイメージで2−3回に分けてエントリーを試みたいと考えております。
上抜けてしまうようですと、前述の日足分析通り、151.25円手前からの売りも意識する2段構えで準備しておくと良さそうです。
さて、今夜はFOMCもございます。日銀同様にこちらも据え置きでしょう。ポイントとしては、パウエル議長のハト派、タカ派具合でドルが買われるかを精査するところでしょうが、データ次第という発言で中立的な見方をすると考えます。仮にタカ派発言でインフレを徹底的に抑えるような姿勢を示せば、151円台乗せはあるかもしれません。ただ米株式市場も軟調であることから、そこまでタカ派にもなりきれないと考えますので第一候補としては150円のミドルが高値と意識しておきたいと考えます。
いずれにしてもドル/円は本日から明日にかけての売り場になると考えて、売りトレードを継続していく予定です。
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FX&Cryptoトレーダー、業界ニックネームは「ひろぴー」。ラジオ日経パーソナリティ、FX会社や仮想通貨取引所のコラムニストとして活動の場は多岐に渡る。自らのトレーディングノウハウから、ユーザビリティの高いインターフェース総監督を担う。FX会社や金融プラットフォーム開発エンジニアリング企業、仮想通貨取引所へのコンサルティング業が主。 2019年7月より TradingView Japan の Marketing Director に就任。
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