読む前にチェック!最新FX為替情報

読む前にチェック!
最新FX為替情報
CFD銘柄を追加!

日本N225
スプレッド
2.9
始値比
-54.9
37851.8
37854.7
  • H37999.3
  • L37819.7
Created with Highcharts 10.1.003/1716:0018:0020:0022:0003/1802:0004:0008:0010:0012:0014:0016:0018:0020:0037300.0037400.0037500.0037600.0037700.0037800.0037900.0038000.0038100.00
株価指数/商品CFDレート一覧 株価指数/商品CFDチャート一覧

なおも消えない!?米株価とドルの下値リスク(今週の米国株・FX見通し)田嶋智太郎氏 2025/3/17 #外為ドキッ

このレポートの概要:米国株式市場と外国為替市場の最新動向と分析
金融マーケットで永く情報発信を行っている田嶋智太郎氏が、米国株式市場の最新動向を詳しく解説します。

※最新の株価指数・商品CFDチャートはコチラ

関税絡みのニュースなく米株は一旦反発

先週末14日の米株市場では、主要3指数が大きく反発することとなった。つなぎ予算の延長法案に成立の目途がつき、政府機関の一部閉鎖が回避される見通しとなったことが買い安心感につながったという側面もないわけではない。しかし、本質的には前日までの急落に対する自律的反発と週末のポジション調整、加えて「同日はトランプ関税絡みのニュースが聞かれなかったこと」などが一旦反発の要因であったと見るのが正解であろう。なにしろ前日(13日)は、こともあろうに「EU産ワインへ200%の関税」などという呆れたワードが平気で飛び交っていたのである。

米国のスタグフレーション懸念燻る

トランプ氏の政策運営に対する市場の疑心暗鬼は留まるところを知らない。その実、14日に発表された3月調査のミシガン大学消費者信頼感指数は、市場が「スタグフレーション的な内容」と受け止めるに十分な内容であった。ヘッドラインが大きく落ち込んだだけでなく、インフレ期待が予想を上回る高い水準まで上昇している。
それ以前に、先週は米大手証券のストラテジストやグローバルファンド筋が年内の米株価見通しを下方修正するケースも相次いだ。そもそも米政策の不確実性が高すぎて、当面は米企業の収益の成長に対する前向きな見通しが立てられない。16歳で米マサチューセッツ工科大学(MIT)に入学した英才、米ハーバード大学のローレンス・サマーズ教授(元財務長官)は「リセッション入りの可能性は50%に近い」としている。

大いに懸念される!トランプ関税の副作用

トランプ氏は「関税カード」を切ることの有効性に自信満々の様子であるが、いずれその副作用の大きさに愕然とする日が訪れるに違いない。むしろ、米債務の利払いコスト低減を目的とする金利低下を促すため「意図して景気不安を煽っている」と見ることもできなくはないが、景気を一旦落ち込ませておいて、頃合いのいいところで見事に復活させるなどという“芸当”を、そう都合よく演じることなどできるものだろうか
実際、トランプ氏がロシア側に提示したウクライナとの停戦案はロシアのプーチン大統領に事実上“拒否”され、トランプ氏の思い通りには事が運びそうもない。

注目度が高い米金利見通しの公表

そうした状況に対する市場の疑心と不安が、S&P500種を今年2月につけた史上最高値から10%超も低下させた。先週の安値(5504ポイント)は、昨年8月安値から今年2月高値までの上げ幅に対する61.8%押しの水準にあたり、重要な節目で一旦下げ止まったとも言えるが、今後、仮に同安値を下回る事態となれば、次は76.4%押しや78.6%押しにあたる5300ポイント台半ばの水準が視野に入りやすい。

米国SP500日足チャート

SP500 NYダウ平均 CFD

前回は「戻り売りスタンスで臨みたい」と述べたが、先週は相場が「戻る」場面自体がなかった。今週は米連邦公開市場委員会(FOMC)が行われ、あらためて参加メンバーらの経済見通しと金利予測が公表される。仮に、経済見通しが少々弱気になびき、それでも追加利下げ期待が高まらなかったら、やはり一段の調整ムードが色濃くなるだろう。

なおもドル/円は基本戻り売り?

ドル/円については、想定していた通り、足元で一定程度のリバウンドが生じている。とはいえ、149円処では上値が押さえられがちで、ドルの先行きに対して強気になりにくい状態が続いている。目先的なリバウンドの原動力は、やはり過去最大規模に膨らんだ投機筋による円買いポジションの巻き戻しであるものと考えられ、当面はポジション整理がどの程度進んでいるのかを確認しながらの判断ということになろう。
既知のとおり、ドイツで次期首相候補のメルツ氏が目指す財政拡張計画について合意成立の可能性が高まり、結果、独10年債利回りが一段と上昇し、ユーロ/ドルは強含みで推移している。つまるところ、当面のドルの上値が自ずと限られる一方で円の上値余地は十分にあると見られる。今週行われる日銀金融政策決定会合においても、声明や総裁会見の内容には一定程度、タカ派色が滲むものと考えられ、引き続きドル/円については基本的に戻り売りで臨む姿勢を継続したい。

ドル円日足チャート

ドル円日足チャート

最新の株価指数CFD チャート

米国NQ100(60分足):ナスダック総合

米国NQ100

米国D30(60分足):NYダウ

米国D30 60分足

米国SP500 (60分足):S&P500

米国SP500

※最新の株価指数・商品CFDチャートはコチラ

外為どっとコムのCFDについて

CFDネクスト』においてスプレッド実績は「日本N225」では42%縮小し2.9(提示率は最も高く99.95%)、「WTI原油」では13%縮小し0.026(提示率は99.88%)となりました🌟
 今後も、さらに低コストでお取引いただける環境を提供するために邁進してまいります。

CFDネクストスプレッド実績

わかりやすい!CFD解説動画はコチラ(YouTube「外為どっとコム 株投資情報ch」)

 

CFD(CFDネクスト)について|はじめてのCFDなら外為どっとコム

お知らせ:FX初心者向けに12時からライブ解説を配信

外為どっとコム総合研究所の調査部に所属する外国為替市場の研究員が、FX初心者向けに平日毎日12時ごろからライブ配信を行っています。前日の振り返り、今日の相場ポイントなどをわかりやすく解説しています。YouTubeの「外為どっとコム公式FX初心者ch」でご覧いただけます。

12時からのFXライブ解説 配信チャンネルはコチラ

CFD口座開設&お取引1回でもれなく2,000円プレゼント!キャンペーン

■キャンペーン概要

対象期間中に『CFDネクスト』口座開設&お取引1回でもれなく現金2,000円をプレゼントいたします。お取引は『CFDネクスト』すべての銘柄が対象です。

■対象となるお客様

次のいずれの場合も、本キャンペーンの対象となります。

🌟外為どっとコムの口座をお持ちでないお客様による『CFDネクスト』口座の新規開設

🌟すでに外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』または『らくらくFX積立』口座をお持ちのお客様による『CFDネクスト』口座の追加開設

■対象期間

2025年2月24日(月)午前8時00分~2025年3月29日(土)午前5時55分

【!ご注意ください】以上のキャンペーンには、所定の対象条件やご注意事項がございます。ご参加にあたってはリンク先の告知ページを必ずご一読ください。各キャンペーンは弊社所定のフォームからのエントリーが必要です。エントリーがなかった場合には、たとえその他適用条件を満たしていたとしても特典の適用はなされませんので、十分ご注意のほどお願いいたします。各フォームには、リンク先の告知ページよりアクセスできます。

yoshizaki.jpg田嶋智太郎氏
経済アナリスト 慶應義塾大学を卒業後、現三菱UFJモルガン・スタンレー証券を経て、経済アナリストに転身。現場体験と綿密な取材活動をもとに、金融・経済全般から戦略的な企業経営、個人の資産掲載まで幅広い範囲を分析・研究。 WEBサイトで経済・経営のコラム執筆を担当し、株式・外為・商品などの投資ストラテジストとしても高い評価を得ている。 また、「上昇する米国経済に乗って儲ける法」など書籍も手掛けるほか、日経CNBCレギュラーコメンテーターも務める。

●免責事項
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。