「ドル/円」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。
執筆:外為どっとコム総合研究所 宇栄原 宗平
X(Twitter) : https://twitter.com/gaitamesk_ueha
最新のマーケット情報まとめ
現状分析
- ドル円は146.9円を下抜けし、146.5円まで下落拡大
- 移動平均線は下から10日、20日、80日が全て下を向いており、弱気のパーフェクトオーダーで下落基調継続
- 現在は下ヒゲを伸ばして反発する可能性がある状況
重要な節目
- 反発の目安: 149円台(10日線と一致)までの回復が必要
- 上目線への転換ポイント: 151円の突破
- 下値の重要水準: 146.9円(1月高値、昨年9月の高値からのフィボナッチ61.8%押し水準)
今日の見通し
- 基本的には戻り売り目線で考える
- 60分足では高値・安値を切り下げる展開が継続
- ダブルボトム形成の可能性あり、ネックラインの147.4円を突破すれば一旦上目線に変わる可能性
相場動向の要因
- アメリカ株の下落が波及し、日経平均も下落
- トランプ政権における関税政策の不透明感から景気悪化懸念が広がっている
- 米国の金利も下がっており、ドル安圧力がかかりやすい状況
今日の注目イベント
- 米1月JOLTS求人件数の発表
- 景気悪化懸念から市場予想を大幅に下回れば反応あり
- 米国の利下げ観測が年内3回から4回へと変化する可能性
結論
現状はドル円の下落基調が継続しており、基本的には戻り売り目線で見るべき。ただし、下ヒゲを伸ばした後に陽線が出現すれば底打ちの兆候となる可能性がある。短期的には147.4円のネックラインが重要で、これを超えれば一時的な反発があるが、本格的な上昇には151円突破が必要。米国の景気悪化懸念とそれに伴う利下げ観測が市場の方向性を左右する要因となっている。
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宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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