読む前にチェック!最新FX為替情報

読む前にチェック!
最新FX為替情報
CFD銘柄を追加!

日本N225
スプレッド
2.9
始値比
-583.0
35668.1
35671.0
  • H36206.0
  • L35533.5
Created with Highcharts 10.1.003/2810:0012:0014:0016:0018:0020:0022:0003/2902:0004:0003/3110:0012:0014:0035000.0035500.0036000.0036500.0037000.0037500.0038000.00
株価指数/商品CFDレート一覧 株価指数/商品CFDチャート一覧

トランプ関税、予測不能性が高すぎて…基本戻り売りのスタンス(今週の米国株・FX見通し)田嶋智太郎氏 2025/3/10 #外為ドキッ

このレポートの概要:米国株式市場と外国為替市場の最新動向と分析
金融マーケットで永く情報発信を行っている田嶋智太郎氏が、米国株式市場の最新動向を詳しく解説します。NYダウやS&P500の動き、経済指標の影響、主要企業の決算発表など、個人投資家が知っておくべき最新情報を提供します。また、ドル円をはじめとする外国為替市場の直近の振り返りと今後の見通しについても分析します。為替レートの変動要因や市場トレンドを理解し、投資判断に役立てましょう。

※最新の株価指数・商品CFDチャートはコチラ

高過ぎる!当面の予測不能性

市場はリスク資産への投資に及び腰

前回更新分の本欄で「S&P500種の当面の下値は、一つに1月13日安値の5773あたりが目安になると見られるが、仮に下抜ければ5700割れが視野に入ってくる可能性も」と述べた。そして案の定、先週のS&P500種は週末7日に一時5700を割り込む場面を垣間見ている。言うまでもなく、最大の要因はトランプ関税を巡る状況が日ごとに二転三転していること。予測不能性が高すぎて、おいそれとリスク資産への投資に踏み切れない。むしろ、一旦手を引いておこうとする向きも少なくないと見られる。
米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は7日、シカゴ大学ブース経営大学院の経済フォーラムで「(追加利下げを)急ぐ必要はない」、「不確実性の高まりにも拘らず、米経済は堅調」などと述べたが、そこには「市場で膨らむ不安心理を多少なりとも和らげたい」との思いが滲んでいたように思われてならない。

3月の米雇用統計が今から心配?

7日発表された2月の米雇用統計において、非農業部門雇用者数(NFP)の前月比の伸びが15.1万人と前月(修正後、12.5万人)を上回る結果だったことを、額面通りに受け止める向きはごく少数であろう。この調査が12日を含む週に実施されるということは、トランプ政権による政府職員の解雇の大半が実施される前のデータということになる。そのため、市場では「3月の結果はかなり厳しい」と心配する向きが少なくない。
まして、2月は労働参加率が2年ぶりの低水準にまで低下したのにも拘らず、失業率が上昇していた。失業率の上昇は恒久的に職を失った人が増えた結果であり、職には就いていても望まないパートタイムの職に就いているケースや複数の職に就いているケースが急増している。米企業が積極的な採用に踏み切れないでいることは想像に難くなく、今後数カ月の失業率は一段と上昇する公算が大きい。

米株価のリバウンドには戻り売りで臨みたい

よく「トランプ流のディール」、「あくまで交渉のための戦術」などと言われるが、目下はトランプ氏にとっても想定外の状況に陥ろうとしているのではないか。実際、日々発表される米経済指標のなかでも特にソフトデータの値が弱気に傾いてきたり、米株価のモメンタムが弱まってきたりしている。どうやら、そうした状況変化をトランプ氏も敏感にキャッチしているようで、ウクライナへの武器供与の再開を探り始めたり、カナダとメキシコに対する追加関税に一定の猶予が設けられたりもしている。だが、ひとたび弱気に傾いた市場心理を再び強気に転換させるのは容易いことではない
S&P500種については、大よそ5700あたりに重要な節目があり、先週の下げが急ピッチだったこともあって一旦は買い戻しの動きが見られてもおかしくはない。ただ、5800―5850より上方には、かなりの“しこり”があると見られ、当面はリバウンドが生じたら「一旦戻り売り」のスタンスで臨みたいと個人的には考える。

ドル/円の上値も自ずと限られる?

ドル/円についても、当面は基本戻り売りのスタンスで臨むのが無難であろう。先週7日の米10年債利回りは一時4.20%台まで低下したところから一時4.32%台まで急上昇する場面があり、同日のドル/円の日足ロウソクは長めの下ヒゲを伴う格好となった。そのため、週明け以降に一定のリバウンドが生じる可能性もないではない。
ただ、先々週から上値抵抗として意識されている一目均衡表の週足「雲」の上限が位置する水準(現在は150.80円処)を明確に上抜けるには相応の材料とエネルギーが必要となりそうで、当面の上値は自ずと限られるものと思われる。

ドル円週足

一方の下値については、ひとまず先週7日安値の146.94円処が目安となろう。同水準は、昨年9月安値から今年1月高値までの上げ幅に対する61.8%押しにあたるところでもあり、一つの重要な節目として意識されやすい。

日銀国債買い入れオペの結果に要注目

既知のとおり、先週は「連合傘下の労組が要求した春闘平均賃上げ率が32年ぶりの6%超」との報道をきっかけとして、日本の10年国債利回りが一時1.5%台半ばまで上昇したことが市場で円買いを後押しした。結果、本邦政府・当局は慌てて過度な円金利上昇と円高に対するけん制する姿勢を強めている。
ここで注目しておきたいのは、一つに今週11日に実施される日銀国債買い入れオペということになろう。場合によっては、日銀の早期利上げ観測が一旦後退する可能性もないではない。

最新の株価指数CFD チャート

米国NQ100(60分足):ナスダック総合

米国NQ100

米国D30(60分足):NYダウ

米国

米国SP500 (60分足):S&P500

米国SP500

※最新の株価指数・商品CFDチャートはコチラ

外為どっとコムのCFDについて

CFDネクスト』においてスプレッド実績は「日本N225」では42%縮小し2.9(提示率は最も高く99.95%)、「WTI原油」では13%縮小し0.026(提示率は99.88%)となりました🌟
 今後も、さらに低コストでお取引いただける環境を提供するために邁進してまいります。

CFDネクストスプレッド実績

わかりやすい!CFD解説動画はコチラ(YouTube「外為どっとコム 株投資情報ch」)

 

CFD(CFDネクスト)について|はじめてのCFDなら外為どっとコム

お知らせ:FX初心者向けに12時からライブ解説を配信

外為どっとコム総合研究所の調査部に所属する外国為替市場の研究員が、FX初心者向けに平日毎日12時ごろからライブ配信を行っています。前日の振り返り、今日の相場ポイントなどをわかりやすく解説しています。YouTubeの「外為どっとコム公式FX初心者ch」でご覧いただけます。

12時からのFXライブ解説 配信チャンネルはコチラ

CFD対象期間中の条件達成でもれなく最大6,000円プレゼント!キャンペーン

■キャンペーン概要

100取引単位を達成したお客様にもれなく現金2,000円、さらに対象期間中に200取引単位を達成すると現金最大6,000円をプレゼントいたします。

■対象期間

「2025年3月31日(月)午前7時00分~2025年5月31日(土)午前5時30分」をキャンペーン期間とし、2回(①~②)に分けて実施いたします。

【!ご注意ください】以上のキャンペーンには、所定の対象条件やご注意事項がございます。ご参加にあたってはリンク先の告知ページを必ずご一読ください。各キャンペーンは弊社所定のフォームからのエントリーが必要です。エントリーがなかった場合には、たとえその他適用条件を満たしていたとしても特典の適用はなされませんので、十分ご注意のほどお願いいたします。各フォームには、リンク先の告知ページよりアクセスできます。

yoshizaki.jpg田嶋智太郎氏
経済アナリスト 慶應義塾大学を卒業後、現三菱UFJモルガン・スタンレー証券を経て、経済アナリストに転身。現場体験と綿密な取材活動をもとに、金融・経済全般から戦略的な企業経営、個人の資産掲載まで幅広い範囲を分析・研究。 WEBサイトで経済・経営のコラム執筆を担当し、株式・外為・商品などの投資ストラテジストとしても高い評価を得ている。 また、「上昇する米国経済に乗って儲ける法」など書籍も手掛けるほか、日経CNBCレギュラーコメンテーターも務める。

●免責事項
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。