
東京市場は堅調か。米国株は上昇。ダウ平均は485ドル高の43006ドルで取引を終えた。序盤は方向感に乏しく下げる場面もあった。しかし、ホワイトハウスがメキシコとカナダに対する関税について、米国・メキシコ・カナダ協定(UCMCA)経由の自動車は1カ月適用を猶予すると発表し、レビット報道官が「トランプ大統領は関税の適用除外の要請にオープン」との見解を示したことで、地合いが改善。中盤以降は強含み、高値圏で終了した。ドル円は足元148円80銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて275円高の37695円、ドル建てが280円高の37700円で取引を終えた。
米国株高を好感した買いが入ると予想する。トランプ流の政治は本当に先が読めないが、直近で日本を含めてグローバルマーケットが米国の関税リスクを嫌気して下げただけに、そのリスクが後退すればセンチメントは改善する。恒久的な適用除外ではないことから楽観一辺倒にはなりづらいものの、自動車株を中心に外需銘柄にはプラスの影響が期待できる。CME225先物に寄せて水準を切り上げて始まり、場中はプラス圏で落ち着いた動きが続くと予想する。日経平均の予想レンジは37500円-37900円。
(小針)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
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