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2/27 FX NEWS ドル円150円の壁に阻まれ急落…米長期金利低下とトランプ発言で|148円割れの現実味 YEN蔵 #外為ドキッ

配信期間が終了しました。
最新動画は【外為マーケットビュー】で公開しています。

動画配信期:公開日から2週間

外為市場に長年携わってきたコメンテータが、その日の相場見通しや今後のマーケット展望を解説します。

市場予想動画の要約・まとめ 

## ドル円相場の動き
- 150円レベルが重たいと感じられる展開となり、現時点では148円台まで下落している
- 前々日の米国株式市場の下落を受け、リスクオフムードによる円高傾向が継続している
- 前日は148.56円付近がサポートラインとなり、東京時間の午前から上昇トレンドが見られた
- この上昇の背景には、米国でトランプ減税を含む予算決議案が可決されたニュースがある
- 予算決議案の可決を受けて、米国の10年債利回りが4.28%から4.33%程度まで上昇した
- アジア時間からニューヨーク時間にかけては、149.20円がサポート、149.57円がレジスタンスという比較的狭いレンジでの推移が長く続いた
- 24時頃(米国住宅着工件数の発表時)から一段とドル円が強くなり、一時149.88円まで上昇した
- 米国住宅着工件数は65.7万件と前月より減少したが、市場への影響は限定的だった
- その後はじわじわと下落が続き、再び148円台に突入している現状である

## クロス円と他通貨ペアの動向
- 24時から1時にかけてはクロス円全般が強い動きを示した
  - ユーロ円は157.1円まで上昇
  - ポンド円は特に強く、189.86円まで上昇した
- これはロンドンフィキシングに関連した動きの可能性がある
- トランプ大統領がカナダとメキシコへの関税導入を4月2日まで延期すると発言
  - 当初は3月とされていた関税導入が1ヶ月延期されたことで、さらなる延長への期待感も生まれた
  - この発言を受けてドルカナダは1.435から1.429へ下落(カナダドル買い)
  - ドルメキシコもペソ買いとなり、ペソ円は一時7.344円まで上昇
  - ユーロドルも上昇し、全般的なドル売りの展開となった

## 金利動向と債券市場
- 米国7年債の入札が無事に通過したことも材料となった
- 米10年債利回りは継続的に低下し、4.245%程度まで下落
- 前日の安値も更新する状況となり、米国長期金利の低下傾向がドル安を促進している要因となっている

## 株式市場の状況
- 米国株式市場の終値:NYダウ-0.43%、S&P500+0.01%、ナスダック+0.26%、ラッセル+2.09%
- NVIDIAの決算発表に向けて、ニューヨーク市場序盤は上昇傾向があった
  - ナスダックCFDは一時21,300ポイント付近まで上昇
  - S&P500も6,000ポイントを超える場面があった
- しかし、その後は下落し、ナスダックは現在21,130ポイント付近で推移
- NVIDIAの決算自体は売上増加や市場予想を上回るなど悪くなかったが、期待を織り込んでいた可能性がある
- 日経平均CFDも38,500円近くまで上昇した後に下落、現在は37,600円から38,000円のレンジで推移している
- 37,600-700円付近はサポートとなっているが、38,500円を上抜けできない状況が続いている

## 今日の見通しと注目ポイント
- ドル円は150円の攻略が難しくなってきており、148.56円を下抜けると148円割れまでの下落が予想される
- クロス円も全般的に円高傾向が続いている
- 本日の注目材料はアメリカのGDP発表と新規失業保険申請件数
- 株価の下落が一旦止まることで、リスクオフによる円高も一服する可能性があるが、状況を注視する必要がある

## 総合的な市場分析と結論
ドル円は150円の心理的節目を超えることができず、148円台まで下落している。この背景には、米国長期金利の低下傾向とトランプ大統領による関税延期発言に伴うドル売りの圧力がある。市場はリスク回避的な動きを見せており、円高傾向が強まっている。

特に米国債市場での利回り低下がドル円の下落を促進しており、148.56円というサポートラインが重要な節目となっている。この水準を下回ると、さらに148円を割り込む展開も予想される。

本日発表される米国のGDPデータと新規失業保険申請件数は、今後の市場動向を左右する重要な指標となるだろう。株式市場の動向も引き続き為替相場に影響を与えると考えられ、NVIDIAの決算発表後の反応なども注目される。

短期的には円高・ドル安の傾向が続く可能性があるが、米国経済指標の内容次第では反転の可能性も残されている。38,000円を挟んだ日経平均の動きや、150円を目指すドル円の上値の重さも市場参加者が注視すべきポイントである。

 

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YEN蔵
株式会社ADVANCE代表取締役 米系のシティバンク、英系のスタンダード・チャータード銀行で、20年以上にわたり、為替ディーラーとして活躍。現在は投資情報配信を主業務とする株式会社ADVANCE代表取締役。ドル、ユーロなどメジャー通貨のみならず、アジア通貨をはじめとするエマージング通貨でのディーリングについても造詣が深い。また、海外のトレーダー、ファンド関係者との親交も深い。YouTubeなどで個人投資家に対して為替に関する情報を発信しており、人気を博している。
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