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豪ドル/円 見通し「26日に利下げ後初のCPI...下振れなら豪ドル安で強め反応も」注目の高金利通貨 2月23日号

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メキシコペソや豪ドルなど投資家にとって魅力的な通貨の最新状況について、これまでの動向や注目ポイントについて解説します。

作成日時 :2025年2月21日15時00分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也
X(Twitter)@KandaTakuya

執筆:外為どっとコム総合研究所 神田 卓也

豪ドル/円(4時間足)

※レポート内の為替レート・チャートは外為どっとコム「外貨ネクストネオ」を参照

先週の豪ドル/円は売買交錯

 週明け17日、96.85円前後まで強含む場面もありながら、ドル/円が152円台を割り込んで下落する中で失速。翌18日は、豪中銀(RBA)が2020年11月以来の利下げを発表しましたが、ほぼ織り込み済みだった上に、追加利下げに慎重な姿勢を強調したため96円台後半へと反発しました。ただ、19日には高田日銀審議委員が「一段のギアシフトを進める局面だ」などと述べて利上げの継続を主張したことに加え、米国の関税政策やウクライナ和平協議をめぐる不透明感から欧州株が下落したことから円買い主導で反落。20日も、豪1月雇用統計の好結果を受けて一時上昇したものの、ドル/円が150円台を割り込んだ動きにつれて95.33円前後まで反落しました。一転、21日の東京市場では一時96円台半ばへ反発するなど、週を通して豪ドル買いと円買いが交錯する場面が目立ち、方向感が定まらない値動きが続きました。

今週の豪ドル/円の注目ポイントはCPI

 2月26日(水)に豪1月消費者物価指数(CPI)が発表されます。RBAが4年ぶりの利下げを行ってから初のインフレ統計となるだけに、今後の利下げペースを占う上で注目が集まりそうです。RBAが4年ぶりの利下げを決めた今月18日、ブロック総裁は「本日の決定は、市場が示唆するような追加利下げが実施されることを意味するものではないことを明確にしておきたい」と発言。利下げはデータ次第との考えを強調しました。1月CPIの市場予想は前年比+2.6%となっており、昨年12月の+2.5%からやや加速すると見られています。コアCPIに相当し、RBAが重視するCPIトリム平均にも注目です。なお、12月のCPIトリム平均値は前年比+2.7%でした。もっとも、すでに市場が次会合(4月)での金利据え置きをメインシナリオに据えていることを踏まえると、1月のCPIおよびCPIトリム平均値については、どちらかと言えば上振れよりも下振れのほうに豪ドルが強く反応しそうです。

 

今週の豪ドル/円の見通し

予想レンジ
94.500円~97.500円


基調
方向感模索

 

今週の注目ポイント
☆2/26 豪1月CPI
・主要国株価、国際商品価格

 

豪ドル/円(AUD/JPY) FX為替レート・チャート

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kanda.jpg 株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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