読む前にチェック!最新FX為替情報

読む前にチェック!
最新FX為替情報
CFD銘柄を追加!

米ドル/円
スプレッド
0.2
始値比
0.803
148.604
148.606
  • H149.012
  • L147.759
Created with Highcharts 10.1.003/1402:0004:0006:0008:0010:0012:0014:0016:0018:0020:0022:0003/1502:0004:00147.25147.50147.75148.00148.25148.50148.75149.00149.25
FX/為替レート一覧 FX/為替チャート一覧

来週の為替予想(豪ドル/円 NZドル/円 )「RBAが利下げ開始!基調的インフレ率は鈍化傾向を維持できるか?」ハロンズ FX 2025/2/22 #外為ドキッ

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gaitamesk/20220325/20220325130808.png

執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉
X(Twitter):@gaitamesk_naka
日々、為替情報発信中!

今週の振り返り

今週の豪ドル/円は96.59円前後、ニュージーランド(NZ)ドル/円は87.00円前後で週初を迎えました。18日には豪準備銀行(RBA)が25bp(0.25%ポイント)、19日にはNZ準備銀行(RBNZ)が50bpの利下げをそれぞれ実施。利下げ幅はともに市場の予想通りでしたが、その後の声明やブロックRBA総裁、オアRBNZ総裁の会見内容が市場の期待ほどハト派ではなかったことから豪ドル/円、NZドル/円は買われる場面も見られました。ただ、それ以上に日銀の追加利上げ観測を背景とした円買いの勢いが強く、豪ドル/円は95.33円前後、NZドル/円は85.72円前後まで下値を伸ばす場面も見られました(執筆時)。

RBAの追加利下げを巡りCPIに注目

前述の通り、RBAは18日に25bpの利下げを実施しました。利下げは2020年11月以来、4年3カ月ぶりとなります。しかし、RBAは声明で「基礎インフレ率は、インフレ圧力の緩和が予想よりも若干早いペースで進んでいることを示唆」とはしたものの、「理事会はさらなる政策緩和の見通しについて引き続き慎重だ」という姿勢を維持。その後の会見で、ブロック総裁は「労働市場が強含んでいることは驚くべきこと」と述べるなど、労働市場の力強さがRBAが慎重姿勢を崩さない一因であることを示しました。その後、19日に豪10-12月期賃金指数(WPI)、20日には豪1月雇用統計が発表されました。豪10-12月WPIはRBAや市場予想通りに前期比+3.2%と7-9月期(+3.6%)から鈍化していました。ただ、豪1月雇用統計では、雇用者数が4.40万人増加(予想2.00万人増)、失業率は4.1%へ上昇(前月4.0%)したものの、労働参加率が過去最高の67.3%を記録するなど、非常に強い結果となりました。そのため、RBAの追加利下げ観測はやや後退しています。
来週は26日に豪1月消費者物価指数(CPI)が発表されます。RBAが最も重視するインフレ指標は四半期CPIのトリム平均で、今回発表される月次CPIはその動向を速報ベースで確認できる補助的なものという位置付けです。それでも、月次CPIのトリム平均が順調にディスインフレ傾向を辿っているのであれば、追加利下げに対してはポジティブな材料となります。ただし、次回のRBA理事会は4月1日です。理事会までに2月分の豪雇用統計とCPIの結果を確認することになりますので、仮に豪1月CPIがディスインフレ基調の継続を示したとしても、連続利下げの可能性が急速に高まることはないと考えています。

NZ小売が弱ければRBNZは…

RBNZは19日の会合で50bpの利下げを実施しました。NZの経済指標を見ると、GDPは2四半期連続で前の期からマイナス成長。失業率は2022年1-3月期以降悪化傾向にあるなど、かなり悪い状況と言えます。そうした中で、RBNZは2024年8月から利下げを開始し、半年間で既に175bpも金利を引き下げています。RBNZは会合後の声明で追加利下げの余地を示しました。そして、オアRBNZ総裁は4月と5月に25bpずつ利下げを行う方針を示しています。来週はNZ10-12月期小売売上高が発表されます。NZの個人消費は同国国内総生産(GDP)の6割弱を占めるため、同時期のGDPの結果(3月20日発表)を見通すうえでも重要な指標です。今後のRBNZの利下げペースを占ううえでも重要な指標の一つとなりますので、注目しておきましょう。

豪ドル/円のテクニカル分析

豪ドル/円の目先の上値目途は、2月12日高値である97.33円前後や日足一目均衡表の雲下限となりそうです。その上の水準では週足一目均衡表基準線(98.00円前後)や日足雲上限(98.96円前後⇒98.54円前後)が意識されそうです。
一方、下値は今週安値(2月20日)95.33円が目先の下値目途です。その下の水準では2月10日安値の94.21円前後が次のサポートになりそうです。

【豪ドル/円 日足・一目均衡表】

出所:外為どっとコム「外貨ネクストネオ」

予想レンジ:AUD/JPY:94.00-98.50、NZD/JPY:85.00-88.00

2/24 週のイベント:

02/24 (月) 06:45 NZ 10-12月期四半期小売売上高
02/26 (水) 09:30 豪 1月消費者物価指数(CPI)
02/27 (木) 09:00 NZ 2月ANZ企業信頼感
02/27 (木) 09:30 豪 10-12月期四半期民間設備投資

一言コメント:

最近、息子の勉強用の椅子としてバランスチェアを購入。背もたれがなく、少し前傾姿勢になるもので、良い姿勢になることで集中力がアップするらしいです。私も家で作業パソコンに向かって作業をする際は使っています。姿勢がよくなった効果なのか、このところ悩まされていた腰痛を感じないことに数日前に気付きました。やっぱり姿勢って大事なんだな~と改めて思う今日この頃です。

お知らせ:FX初心者向けに12時からライブ解説を配信

外為どっとコム総合研究所の調査部に所属する外国為替市場の研究員が、FX初心者向けに平日毎日12時ごろからライブ配信を行っています。前日の振り返り、今日の相場ポイントなどをわかりやすく解説しています。YouTubeの「外為どっとコム公式FX初心者ch」でご覧いただけます。

12時からのFXライブ解説 配信チャンネルはコチラ

 

外為どっとコム総研が提供するマーケットアプリ「Market NEXT」をリリース!

最新ニュース為替情報もタイムリーにお届け!デイリーレポート、ウィークリーレポートも充実し、初心者がFX取引について学べる動画も豊富に取り揃えており、全て無料で視聴可能です!

気になる記事や動画もブックマークができるため、好きなタイミングで何度でも視聴することができます。

↓↓↓下記のバナーから、今すぐMarket NEXT無料ダウンロード↓↓↓

nakamura.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
●免責事項
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。