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ユーロ/ドル 買い方は苦しくなったのでは・・・

 

今週の注目通貨ペア・銘柄はこれだ!


■  ユーロ/ドル 買い方は苦しくなったのでは・・・
年末年始のユーロドルは、12月30日に高値を付け、1月2日に安値を付ける展開でした。チャート的には1月2日の陰線の出現が買い方にとって大きなダメージとなっていますね。12月20日の安値・11月22日の安値をものの見事に突破してしまい、実体線が明確に下側への価格移動を実現しようとしている様子がチャートからも窺えます。先週金曜日は陽線の出現で戻してはいますが、それでも戻り切った印象は全く受けません。
移動平均線は、3本とも下落しました。実体線は3本の移動平均線の下側で推移する時間帯が圧倒的に長くなってしまい、買い方の不安感を増幅する動きとなっています。MACDもゼロラインのかなり下側でデッドクロスを形成していて、買い方の投げを誘う動きが継続、ボリンジャーバンドは広がっているわけではありませんが、この状況では売り方が焦って買い戻す必要は全く感じません。
今週は、売り先行スタンスで臨みたい感じがしています。やはり、1月2日の陰線の出現で直近の安値を更新してしまった点が買い方にとってかなり大きな材料と言えると思います。戻せば戻り売りが確実に持ち込まれる可能性が高いことをこのチャートが物語っているような気がしますので、戻りの限界を確認した後の下落をしっかり追いかけるような形で売りでインするようなイメージで臨みたいところです。


その他 通貨ペア・銘柄分析


■ ドル/円 値持ちしていること自体を評価可能か・・・ 
年末年始のドル円は、12月30日に高値を付け、12月31日に安値を付ける展開でした。12月26日の高値を超える動きには発展しませんでしたが、軟調なユーロ円・ポンド円と対比すると随分としっかりした動きが続いたという評価が可能だと思います。年末に156円割れ寸前まで売られたもののしっかり戻してきていますし、この点でも買い方を支持するチャート形成と言えるような気がします。
今週は、若干ですが買い先行スタンスで臨みたい感じがしています。チャート的に売りを明確に示すものがない前提で考えると、先週後半に下値を徐々に切り上げた点が売り方の買い戻しを促す可能性が高いのではないでしょうか。実体線が安く引けてチャートの悪化が鮮明になるとか、そういった状況が実現すれば話は別ですが、上値追いには積極的にトレンドフォローのスタンスを強めてよいような気がします。

■ ユーロ/円 上値の重さが目立ちすぎ・・・ 
年末年始のユーロ円は、12月30日に高値を付け、1月2日に安値を付ける展開でした。上下の値幅はちょうど4円ということで、取引が薄い中、買い方のポジションがやや厳しくなり、投げが出た可能性を感じさせるチャート形成となっています。比較的値を保ったドル円と対比すると、ユーロ円のチャートは明らかに調整局面入りといった様相と判断ができそうです。
今週は、様子を見るよりないような気がします。実体線が中期・長期の移動平均線に収束するような動きを見せ始めていますし、この点からはトレンドレスの動きへの発展を予想するのが妥当だと思います。また、12月19日の大陽線の出現による上値追いへの期待も完全に剥がれてしまったという判断が妥当と考えられますし、12月30日に記録した戻り高値は見た目以上に「遠い」ような気がします。

■ ポンド/円 さすがにこれでは買えないか・・・ 
年末年始のポンド円は、12月30日に高値を付け、1月2日に安値を付ける展開でした。チャートの形状はユーロ円酷似していて、値を保ったまま引けたドル円とは相当に対照的な値動きとなっています。特に1月2日の陰線の出現が買い方にとっては痛手となっていて、翌日の戻りも、わざわざ戻りの鈍さをまるで証明するために出現したような形状となっています。
今週は、ユーロ円と同様、様子を見るよりないような気がします。年末年始に出現した2本の陰線のインパクトが買い方にとってはあまりにも大きく、容易に上値追いへの道筋を描くことができなくなってしまっています。チャートが明確に売りに転じたわけではありませんが、MACDのデッドクロスもありますし、上値の重さが目立つ展開が待ち受けていると考えた方がよいのではないでしょうか。

■ オージー/円 方向感は見出せない・・・ 
年末年始のオージー円は、12月30日に高値を付け、12月31日に安値を付ける展開でした。12月30日に高値を記録した時点では、12月19日の戻り高値を一気に超えてくる可能性もあったのですが上値がしっかり抑えられ、一方、年末以降は下値を切り上げてきていて、下側もかなり堅い印象を与えるチャート形成となっています。月並みな表現ではありますが、「上値・下値ともに堅い」という表現が妥当のような気がします。
今週は、様子を見るより選択がなさそうです。12月30日の長い上ヒゲの出現を見る限り、なかなか上値追いの動きを期待するのは無理がありそうですし、一方、年末以降の下値切り上げ+連続陽線の出現を見ると、下側をどんどん売り叩くイメージも持てません。終値ベースで12月19日の陽線を上下どちらにブレイクするのか、まずはこの点に注目すべきという状況のような気がします。

■ WTI原油 上値追いの動きに加速の可能性も・・・ 
先週は、5連続陽線の出現となり、売り方の買い戻しが先行する展開となりました。短期・中期の移動平均線がゴールデンクロスを形成、実体線が3本の移動平均線の上方で推移する時間帯が圧倒的に長く、下値不安の払拭に成功した形と言えそうです。時間の経過は中期・長期の移動平均線のゴールデンクロスも実現する可能性が高いことを意味していますね。
今週は、気持ち買い先行スタンスで臨みたいところです。急上昇で売り方を締め上げるという値動きよりも、下落したところで着実に拾われるようなイメージでしょうか。水準的にも昨年10月中旬のレベルにまで戻してきていて、完全に下値不安は消え去っていて、売り方の買い戻しをどのように消化するのかという相場に移行しているように思います。過去の取引価格帯で見て高い位置にいるからという理由で安易に売りでインするようなトレードはワークしにくいと思います。

今週のチャートリーディング ~相場の強さ~

 

※例:「 ドル < 円 」ドル安、円高。 「<」が多いほどトレンドが強い。
情報提供元:(株)チャートリーディング
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