読む前にチェック!最新FX為替情報

読む前にチェック!
最新FX為替情報
CFD銘柄を追加!

スプレッド
始値比
  • H
  • L
FX/為替レート一覧 FX/為替チャート一覧 株価指数/商品CFDレート一覧 株価指数/商品CFDチャート一覧

来週の為替予想(米ドル/円)「トランプ取引に狂い生じる?短期調整警戒も」ハロンズ FX 2024/11/16 #外為ドキッ

 

f:id:gaitamesk:20210907122100p:plain

執筆:外為どっとコム総合研究所 小野 直人

執筆日時 2024年11月15日 13時20分

トランプ取引に狂い生じる?短期調整警戒も

米ドル/円、156円台へ上伸

米国の大統領府と上下両院を共和党が主導権を握る「トリプルレッド」の状況になるとの見方が高まったことで、次期政権下でのインフレ上昇期待をベースにして、米ドル/円は155.242円まで買いが先行しました。その後、落ち着いた内容となった米消費者物価指数(CPI)を受けて調整売りが強まる場面はあったものの、押し目を拾う動きも相応に強く、パウエルFRB議長の「堅調な米景気を踏まえれば、利下げを急ぐ必要はない」との見解もあって、米ドル/円は156.746円まで上昇幅を広げました。

(各レート水準は執筆時点のもの)

FX実践解説、共和党完全勝利のRed Sweep「I Love Trump Trade」(2024年11月14日)

※相場動向については、外為どっとコム総研のTEAMハロンズが配信している番組でも解説しています。

日銀会合へ視線移行か

日本サイドでは10月の全国CPIが発表されます。日銀の年内追加利上げ期待が燻る中で、日銀のタカ派姿勢を後押しする内容となるのか着目されます。13日に発表された企業物価は、コメの価格高騰などから前年同月比+3.4%とインフレ加速が示唆されていますので、CPIへの警戒は必要でしょう。また、21日の植田総裁が12月会合に向け手掛かりを出すのかが着目されます。

これらを通じて12月会合に向けた方向性を見極めることになりますが、「春闘」や「103万円の壁」の議論を確認したいとの思いもあり、恐らく日銀内でも意見集約には時間がかかりそうで、利上げ議論が盛り上がるかは判断が難しいところです。日銀への判断がつきづらい中で、トランプ氏の政策期待やFRBの利下げペース減速期待から、米ドル/円の底堅い展開を基本に据えています。

しかしながら、想定していた「株高・金利高・ドル高」のトランプトレードから、市場の動きが乖離し始めている点は気になります。このまま、通商政策を警戒して株式市場の調整圧力が強まれば、米ドル/円の上値を抑制する展開も考えられます。感謝祭前のポジション調整の動きも加われば、短期的に想定以上に米ドル/円の下値が広がる危険もあるのではないかとも、考えています。

158円到達なら売り目線に(テクニカル分析)

米ドル/円は、期間21日のボリンジャーバンドでのバンドウォーク中で、底堅さが感じられる格好になっています。しかし、5月29日高値157.709円を下回り、9月にかけ139.576円まで下げた経緯を踏まえると、158円付近が短期的な高値として意識される可能性はありそうです。このレベルを超えても、160円は相応なレジスタンスになりそうで、158円付近からは短期で売り目線に変えたいと考えています。

【米ドル/円チャート 日足】

ドル円 日足チャート

出所:外為どっとコム「外貨ネクストネオ」
予想レンジ:
USD/JPY:152.500-158.500

11/18 週のイベント:

スケジュール

外為どっとコム「経済指標カレンダー」

一言コメント

お知らせ:『外貨ネクストネオ』デモ取引、『バーチャルFX』長期システムメンテナンスです。お客様には大変ご迷惑をおかけいたしますが、なにとぞご理解賜りますようお願い申し上げます。

 
●免責事項
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。