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ドル・円は伸び悩みか、米インフレ再加速も155円台は介入に警戒

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欧米市場オープニングコメント

「ドル・円は伸び悩みか、米インフレ再加速も155円台は介入に警戒」
 13日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。今晩発表の米インフレ指標が堅調ならドルは155円台に浮上する見通し。ただ、同水準では日本の為替介入への警戒感が高まるため、一段の上昇は抑制されそうだ。
 12日の取引で米トランプ次期政権の発足に向け政策期待が高まるなか、長期金利は底堅く推移し、ドル買い地合いを強めた。ユーロ・ドルは1.06ドルを割り込み、1年ぶりの安値圏。また、ドル・円は一段高となり、155円を目指す展開に。本日アジア市場は米10年債利回りの緩やかな上昇でドル買いは継続し、日経平均株価は大幅安となったが、一時155円台に上昇した。この後の海外市場は米インフレを注視。今晩の米消費者物価指数(CPI)は前年比+2.6%と、前回の+2.4%を上回る見通し。インフレ加速の場合は連邦準備制度理事会(FRB)が緩和的な政策を弱める可能性もあり、想定通りならドル買いを後押ししそうだ。また、今週発表の米小売売上高は改善が期待され、ドル売りは後退しよう。ただ、ドル・円は155円台に再浮上すれば日本の為替介入が意識されやすく、上値は重いとみる。

通貨別分析

 

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