今晩は10月雇用統計に注目。昨日は決算やガイダンスが嫌気されたマイクロソフト、メタ・プラットフォームズが大幅安となり、引け後に決算発表を控えるアップル、アマゾンも下落した。ハイテク株主体のナスダック総合が2.76%高、S&P500も1.86%安とともに9月3日以来の大幅安を記録し、ダウ平均は378.08ドル安(-0.90%)と3日続落した。引け後の動きでは売上高と利益が予想を上回ったものの、MacやiPadの売上高が予想を下回ったアップルが時間外で1.86超安となった一方、アマゾンはクラウド事業や広告事業が好調で売上高と利益が予想を上回り、株価は時間外で5.95%高となった。インテルも売上高が予想を上回り、時間外で6.92%上昇した。
今晩はアマゾンやインテルの上昇が見込まれ、前日に大きく下落したハイテク株を中心に堅調か。経済指標では寄り前に10月雇用統計が発表され、景気動向や利下げ見通しを巡り非農業部門雇用者数(NFP)、失業率、平均賃金などが注目される。NFPはハリケーンやボーイングのストライキの影響で前回の25.4万人増から11.3万人増へと大きく減少が見込まれ、失業率は前回から横ばいの4.1%が見込まれている。雇用統計がおおむね良好となれば、米国経済のソフトランディング期待が相場の支援となりそうだ。
今晩の経済指標・イベントは10月雇用統計のほか、10月ISM製造業購買担当者景気指数 (PMI)、9月建設支出、10月S&Pグローバル製造業PMI確定値など。企業決算は寄り前にサイモン・プロパティー、シェブロン、エクソン・モービルなどが発表予定。(執筆:11月1日、14:00)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
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