ドル円、152円台後半へ切り返す展開…米10月雇用統計に関心集中
欧米時間のドル/円予想レンジ:151.500-154.100円
東京市場のドル/円は、底堅い展開。序盤に151.70円台で下げ止まると実需のドル買いなどを背景に切り返し、午後には152.65円前後まで強含みました。
今夜は米10月雇用統計に注目が集まります。南東部を襲ったハリケーンやボーイング社のストライキによる影響で非農業部門雇用者数は10.0万人増と前回(25.4万人増)から増加幅が大きく縮小すると予想されています。ただ、こうした特殊要因を背景に弱い結果となる可能性があることは市場では織り込み済みです。そのため、余程の弱い結果でない限りドル/円の下値は限定的でしょう。また、その後に発表される米10月ISM製造業景況指数にも注目です。
ドル/円をテクニカル分析で見ると、151円台後半で下ヒゲを伸ばして底堅い推移となっています。10・20日線が上向きを維持しRSIが再び上向きになったことから持ち直しの動きを強めていることが分かります。現状は151円台後半~153.80円台のレンジとなっています。どちらかをブレイクすればその方向に勢いが強まる可能性があります。
ドル円 日足チャート
この後の経済イベント
11/1(金)
21:00 メキシコ9月失業率
21:30☆米10月非農業部門雇用者数
21:30☆米10月失業率
21:30☆米10月平均時給
22:45 米10月製造業PMI・改定値
22:45 ローガン米ダラス連銀総裁講演
23:00☆米10月ISM製造業景況指数
23:00 米9月建設支出
24:00 メキシコ10月製造業PMI
※☆は特に注目の材料
経済指標・イベントの結果について
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お知らせ:FX初心者向けに12時からライブ解説を配信
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宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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