30日の香港市場は続伸して始まるか。中国政府が追加の景気刺激策や地方政府の債務軽減措置を打ち出すとの期待から、買いが先行しそうだ。ロイター通信は消息筋の話として、11月4-8日に開催する全国人民代表大会(全人代)常務委員会で、今後数年間で国債など10兆元超の追加発行を承認することを検討中だと報じた。中国メディア『証券時報網』は、地方政府の債務借り換えのために発行する特別債の発行枠が6兆-10兆元拡大される見通しを伝えた。
もっとも、買い一巡後は伸び悩む展開があり得る。週内に10月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)や米雇用統計が発表される。結果を見極めたい投資家が積極的な売買を手控えそうだ。
29日のNY株式相場は高安まちまち。ダウ平均が反落した半面、ハイテク株主体のナスダック総合は4日続伸し、取引時間中の史上最高値を更新した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)はネット株のアリババ集団(09988)、テンセント(00700)、JDドットコム(09618)、香港公益株のホンコン・チャイナガス(00003)が香港終値を下回った半面、英金融大手のHSBC(00005)が上回って終えた。
(小針)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
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