【ユーロ円週間予想】一方向へ動く可能性に注意。164円台に乗せて終えれば一段の上昇へ。161.50割れを見た場合は下落リスクが点灯。
直近の日足は値幅の小さい寄せ線で終え、寄り付き水準に戻しています。方向性を示すものではありませんが、162.00～163.50を中心とするレンジ内での揉み合いが続いており、これを抜け出せない状態です。値動きの収縮が認められることから、今週中にも一方向へ抜け出す可能性に注意が必要です。163.30-40，163.70-80に強い抵抗がありますが、全てクリアして164円台に乗せて終えれば新たな上昇エネルギーを得て一段の上昇へ。逆に162円を割り込んで終えた場合は日足の形状が悪化して下値リスクが点灯、161.50割れで終えた場合は揉み合いから下抜けることや、9/16に付けた155.15を基点として下値を切り上げて来た流れからも下抜けて、下落幅拡大に繋がり易くなります。158.50～160円ゾーンに強い下値抵抗がありますが、158.50を割り込んで終えた場合は新たな下落リスクが生じて、155円方向への一段の下落に繋がり易くなります。日足の上値抵抗は162.80-90，163.30-40，163.70-80，165.10-20に、下値抵抗は162.00-10，161.50-60，161.00-10，160.10-20にあります。21日移動平均線は161.71にあり、下値を支えていますが、120日、200日線は165.57と164.46に位置しており、中期トレンドは“ユーロ弱気”の流れに変わりありません。
一方直近の週足は値幅の小さい陰線引けとなり、小幅続落して越週しています。下げエネルギーの強いものではなく、また、下値を切り上げる流れを維持していますが、163.60-70の週足の抵抗を上抜けられない状態が続いており、これを上抜けて越週するまでは上値余地も拡がり難い状態です。また、今週の週足ベースで見た下値抵抗が162.00-10にありますが、これを割り込んで越週した場合は、9月に付けた155.15を基点として下値を急角度で切り上げて来たサポートラインを下抜けて下値リスクが点灯します。さらに158.50以下で越週した場合は、163円台で戻り天井を確認した可能性が高くなり、再び155円方向への下落幅拡大に繋がり易くなります。今週の週足ベースで見た上値抵抗は163.60-70，164.20-30，165.60-70に、下値抵抗は162.00-10，160.70-80，160.00-10，159.50-60にあります。31週移動平均線は162.34に位置しており、若干上抜けた位置にありますが“ダマシ”の範囲内です。また、62週線は165.31に位置しており、上値を抑え込んだ状態です。
今週の戦略は、ユーロ買いは162.00-10で押し目買い。損切りは下値リスクが点灯する161.40で撤退です。売りは様子見か163.30-40で軽く戻り売り。損切りは164.10で撤退です。
上値は、162.70-80に軽い抵抗が、162.80-90，163.00-10，163.30-40，163.70-80に強い抵抗がありますが、全てクリアして164円台に乗せて終えれば165～166円をトライする動きが強まり易くなります。但し、ユーロが対ドルで弱気の流れにあることから、ユーロ/円も急伸に繋がり難いと見られます。下値は、162.00±10銭、161.50-60に強い低抵抗がありますが、全て下抜けて終えた場合は、揉み合い状態から下抜けることや、9/16に付けた155.15を基点として下値を切り上げて来た短期的なサポートラインも下抜けて、ユーロの下落幅拡大に繋がり易くなります。158.50～160円ゾーンに日足、週足ベースで見た強い下値抵抗がありますが、全て切り崩して終えた場合は、新たな下落リスクが生じます。下値抵抗は161.00-10，160.50-60，160.00±10銭、159.40～159.60，158.60-70にあります。
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