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南アフリカランド/円 見通し「中銀はインフレ鈍化に自信...CPI鈍化でもランド安になりにくい」注目の高金利通貨 10月20日号

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メキシコペソや豪ドルなど投資家にとって魅力的な通貨の最新状況について、これまでの動向や注目ポイントについて解説します。

作成日時 :2024年10月18日16時00分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也
X(Twitter)@KandaTakuya

執筆:外為どっとコム総合研究所 神田 卓也

南アフリカランド/円(4時間足)

※レポート内の為替レート・チャートは外為どっとコム「外貨ネクストネオ」を参照

先週の南アフリカランド/円は高値圏で底堅く推移

 ランド相場は、金価格の最高値更新や中国の景気刺激策を好感したグローバル市場のリスクオンの流れに支えられて堅調推移が続いています。先週は、今月11日に付けた約3カ月ぶり高値の8.578円前後こそ超えられなかったものの、8.4~8.5円台で底堅く推移しました。高値は14日に付けた8.570円前後、安値は17日の8.419円前後でした。なお、16日に発表された南ア8月小売売上高は前月比+0.5%と好調。今年3月以降は南ア経済の足かせとなっていた計画停電が回避されており、景気にも底入れ感が広がっているようです。

今週の南アフリカランド/円の注目ポイントはCPI

 今週23日に南ア9月消費者物価指数(CPI)が発表されます。南ア中銀は9月の利下げと同時に発表した声明で「インフレ率がより低い水準にとどまる限り、インフレ期待を目標範囲の中央値(4.5%)付近にとどめる動きがさらに進むと予想している」と指摘。一段の利下げを視野に入れていることを示しました。またクガニャゴ総裁は最近、インフレ鈍化に自信を示した上で「行動の余地が広がる」と発言。9月CPIが一段と鈍化すれば、11月利下げに向けた事実上のGOサインとなりそうです。もっとも、利下げは南ア経済の支えにもなることから「利下げ期待」とも言えるでしょう。現状では、利下げおよび利下げ観測はランドの強い売り材料にはならないと考えられます。

 

来週の南アフリカランド/円の見通し

予想レンジ
8.350~8.650円
基調
底堅い

来週までの注目ポイント
☆10/23 南ア9月CPI
主要国株価、国際商品価格

 

南アフリカランド/円(ZAR/JPY) FX為替レート・チャート

 
kanda.jpg 株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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