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来週の為替予想(米ドル/円)「イシバノミクス、新たな円売り材料出てくるのか」ハロンズ FX 2024/10/5

 

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執筆:外為どっとコム総合研究所 小野 直人

執筆日時 2024年10月4日 16時10分

イシバノミクス、新たな円売り材料出てくるのか

米ドル/円、147円台回復も・・・

米ドル/円は反発。日銀の追加利上げ期待が後退したことが背景となりました。米ドル/円は週明けに141.644円まで売りが先行しました。石破首相が日銀の追加利上げを巡る慎重な姿勢を示すと、呼応して植田日銀総裁が「経済物価が見通し通り動けば緩和の度合いを調整するが、本当にそうか見極める時間があるので丁寧にやる」と語り、利上げを急がない姿勢を示すと、上昇に転じました。その後、イランのイスラエル砲撃で一時的に調整色が強まる場面はありながらも、底堅い米経済指標も加わって147.241円まで戻しました。(各レート水準は執筆時点のもの)

FX実践解説、強いISMサービス「米景気は減速ではなく再加速か」(2024年10月3日)

※相場動向については、外為どっとコム総研のTEAMハロンズが配信している番組でも解説しています。

中東リスクで円高基調に方向展開も

来週は、米消費者物価指数、卸売物価指数、9月FOMC議事要旨、米金融当局者の発言などを通じて、米金融当局の利下げに対するスタンスを再度、見極めることになりそうです。消費者物価指数は8月に帰属家賃が0.5%上昇するなど、インフレの粘着性が意識されました。同傾向が続きインフレ再燃への警戒心を高めるのか注目されます。また、議事要旨では0.5%利下げ決定における議論の過程が明らかになると見られ、各委員の利下げに対する考え方が注目されます。予防的利下げだったことがより明確になれば、市場で織り込む利下げ見込み回数が低下して、米ドルを押し上げる可能性はあります。逆に、FRBが大幅に利下げを続けることに躊躇しない姿勢が強まるようなら、米ドルは再び下値トライの様相を強めるかもしれません。

かたや円については、石破ショックへの軌道修正発言に継続的な効果があるのかどうか注視されます。日銀の利上げを巡っては一通り発言すべき人は発言しており、金融市場の混乱が沈静化しつつある中で、さらにリスクオンの流れを加速させるには新たな材料が必要でしょう。石破首相が4日にも策定を指示すると見られる経済対策において、目玉策が出てくるか注目しています。こうした新たな材料が出てこないようなら、円安バイアスが一服し、中東リスクへの警戒心から米ドル/円が下落基調を強める展開もあるのではないかと、考えています。

21日線付近で押し目を待ちたい(テクニカル分析)

米ドル/円は上昇チャネルを形成しながら下値を切り上げる格好になっており、底堅さが窺えます。ただ、目前には厚めの日足一目雲が迫っており、上方向を試そうとしても、一筋縄では行かないかもしれません。行っても150.00円到達は険しそうです。上方向でもたつけば、切り下がる雲の下限に引っ張られるようにチャネルの下限まで調整する不安が高まるのではないかと考えます。21日移動平均線の143.214円(10月3日時点)までの押し目があれば、買い拾いたいと考えます。

【米ドル/円チャート 日足】

ドル円 日足チャート

出所:外為どっとコム「外貨ネクストネオ」
予想レンジ:
USD/JPY:143.000-149.000

10/7 週のイベント:

スケジュール

外為どっとコム「経済指標カレンダー」

一言コメント

季節の変わり目で体調を崩しがちになり易いので、十分にご自愛ください。また、相場の変わり目で落ち着かなくなったら、21時のライブ配信を眺めるのも、一考です。

 
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