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【見通し】株式明日の戦略-石破首相発言を好感して大幅高、円安・株高期待は高まるか

3日の日経平均は大幅反発。終値は743円高の38552円。

 東証プライムの騰落銘柄数は値上がり1291/値下がり309。国内ユニクロの月次好調が確認できたファーストリテイリングが3.7%高。米エヌビディアの上昇を手がかりにディスコ、アドバンテスト、レーザーテックなど半導体株の一角が買いを集めた。日本郵船、商船三井、川崎汽船の海運大手3社がそろって大きく上昇。決算や中期経営計画が好感された霞ヶ関キャピタルが商いを伴って20.9%高と急騰した。

 一方、石破首相が追加利上げに慎重姿勢を見せたことから、三菱UFJやみずほなど銀行株が下落。日立やフジクラなど足元高値圏で推移していた銘柄に弱い動きが散見された。資生堂やコーセーなど化粧品株が軟調。株式の売り出しを発表した兼松が3%を超える下落となった。

 日経平均は大幅高。きのうの下げ分(843円安)は埋めきれなかったが、かといって大きく失速することもなかった。今週は1910円安(9/30)、732円高(10/1)、843円安(10/2)、743円高(10/3)と荒い動きが続いている。あすは国内では引け後に安川電機が決算を発表予定で、米国では9月の雇用統計が発表される。ここまでの傾向を踏まえると値幅は出るかもしれないが、基本的にはこれらを前に様子見姿勢が強まるだろう。

 ドル円は本日147円台に乗せる場面もあり、円高加速を警戒するような状況ではなくなった。円安が期待できる局面では日本株には買いが入りやすくなる。米国で2日に発表された9月ADP民間部門雇用者数は市場予想を上回った。4日の米雇用統計も市場予想を上回るようなら近々で150円台回復も視野に入る。石破首相の発言が株高を促したことで、今後は政治絡みのニュースに対するマーケットの反応がポジティブ寄りになる展開も期待できる。日本株を取り巻く環境が良くなりつつある中、あすはプラスで終えて先高期待を高めることができるかに注目したい。


・提供 DZHフィナンシャルリサーチ