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【見通し】NY為替見通し=明日の米雇用統計を前に雇用指標を確認か

本日のNY市場でのドル円は、明日の9月米雇用統計を前に、雇用に関する指標を中心に結果を確認し、その後は複数の米連邦準備理事会(FRB)高官の発言に注目することになるか。

 まずは、本日の米雇用関連指標について、9月チャレンジャー人員削減数(前回:+1.0%)、新規失業保険申請件数(予想:22.0万件)、9月ISM非製造業景況指数の雇用指数(前回:50.2)などが発表予定となっている。

 今週発表された主な米雇用関連の指標を振り返ると、8月雇用動態調査(JOLTS)求人件数や9月ADP雇用統計が予想を上回った一方、9月ISM製造業景況指数の雇用指数は予想を下回った。昨日から本日にかけてのドル円上昇の一端はADPの上振れであった。予想より良好な結果が相次ぐようだと、ドル円を押し上げることも考えられる。

 ドル円について、前週末の大幅下落があったとはいえ、週初の安値からすでに5円超上昇している。本日の東京市場では147円台に乗せたことで達成感などから調整が入った模様である。予想を下回る結果が相次ぐようならば、明日の米雇用統計を前に一段と調整が進むこともありえる。予断なく、それぞれの指標を確認するようにしたい。

 また、本日はシュミッド米カンザスシティー連銀総裁やカシュカリ米ミネアポリス連銀総裁の発言機会が設けられている。ともに今年の米連邦公開市場委員会(FOMC)の投票権は有していないが、年内の利下げ幅や雇用状況などへの言及があれば材料視されるかもしれない。

 そのほか引き続き、混迷の度合いを深める中東情勢にも注意が必要だろう。万一、イスラエルが反撃して一段と緊張が高まる場面では、リスク回避ムードが強まってドル円に下落圧力が掛かる公算が大きい。不測の事態への備えは怠らないようにしたい。


想定レンジ上限
・ドル円は本日高値147.24円。超えると7月3日から9月16日の下落幅に対する38.2%戻し148.13円

想定レンジ下限
・ドル円は本日安値146.29円。割ると2日陽線実体部の半値戻し145.02円

(川畑)

・提供 DZHフィナンシャルリサーチ