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【見通し】ロンドン為替見通し=英4-6月期GDP改定値や9月独CPI速報値に要注目か

本日のロンドン為替市場のユーロドルは、9月独消費者物価指数(CPI)速報値を見極めて明日発表の9月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値を探り、10月17日の欧州中央銀行(ECB)理事会での追加利下げの可能性を探る展開となる。

 また、イスラエルとヒズボラとの対立が激化して中東の地政学リスクが高まる可能性には、引き続き警戒しておきたい。

 9月独CPI速報値の予想は前月比横ばいで、8月の同比-0.1%からは上昇が見込まれており、前年比は+1.7%で、8月の同比+1.9%からの伸び率鈍化が見込まれている。

 予想通りに前年比で伸び率が鈍化していた場合、9月ユーロ圏HICP速報値も伸び率鈍化が見込まれることで、ECB理事会での追加利下げ観測が高まることになる。

 先日のECB理事会では、予想通りに中銀預金金利の0.25%の利下げが全会一で決定されたが、声明では、「金利の特定の道筋を約束することはない」と改めて表明され、ラガルドECB総裁も「金利の低下軌道は明白だが、金利の道筋は事前に決定されていない。10月の会合については一切約束されていない」と述べていた。

 ポンドドルは、4-6月期英国内総生産(GDP)改定値(予想:前期比0.6%/前年比0.9%)を見極めることになる。

 ベイリー英中銀(BOE)総裁は、先日、「金利の道筋は緩やかに下向きになると考えている。今後もインフレ率を持続的に目標水準に合致させる必要がある。現時点ではインフレの構成要素がかなり不均衡な組み合わせになっている」と述べていた。

 市場では、11月の金融政策委員会(MPC)で政策金利を4.75%に引き下げる見通しが強まっているが、8月のMPC では、4名の委員が据え置きを支持していたため、GDP改定値が上方修正された場合は、利下げ観測が後退する可能性に警戒しておきたい。
 4名は、利下げ反対理由として成長率が予想以上であることを挙げていた。

想定レンジ上限
・ユーロドル:1.1214ドル(9/25高値)
・ユーロ円:160.27円(日足一目均衡表・転換線)
・ポンドドル:1.3434ドル(9/26高値)
・ポンド円:192.01円(5日移動平均線)

想定レンジ下限
・ユーロドル:1.1108ドル(日足一目均衡表・基準線)
・ユーロ円:157.78円(9/19安値)
・ポンドドル:1.3218ドル(日足一目均衡表・基準線)
・ポンド円:188.73円(9/20安値)


(山下)

・提供 DZHフィナンシャルリサーチ