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金(ゴールド)はしっかり上昇。中東での紛争拡大懸念などで買われる(XAU/USD 市況と分析)2024/9/20

 

金

金(ゴールド)CFD(外為どっとコムの取引口座「CFDネクスト」の銘柄名:金スポット)について、昨日の振り返りと現在のポイントについて短時間で確認できるようまとめました。

※最新の金(ゴールド)レポートはコチラ

金(ゴールド)市場の値動き まとめ

9月19日、金相場は米連邦準備制度理事会(FRB)による大幅利下げ決定を受けて、上昇傾向を維持しています。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は、1オンス2614.60ドルで取引を終え、これは前日比で0.62%、金額にして16ドルの上昇となりました。

この上昇傾向の主な要因は以下の通りです:

1. FRBの金融政策:FRBが0.5%の利下げを実施し、さらに年内に2回の追加利下げ(各0.25%)を予想していることが、金市場にとってポジティブな材料となっています。利回りを生まない資産である金にとって、低金利環境は追い風となります。

2. 経済指標:米国の4-6月期の経常収支が3四半期連続で赤字拡大を示したことが、安全資産としての金の需要を高めています。

3. 地政学的リスク:中東での紛争拡大懸念やウクライナ情勢など、世界的な不確実性の高まりが、リスク回避の観点から金の需要を支えています。

4. 中央銀行の金購入:世界の中央銀行による金の購入が継続していることも、相場を下支えしています。

5. 年初来のパフォーマンス:金価格は年初から約25%上昇しており、この強い上昇トレンドが投資家の関心を引き付けています。

一方で、市場の動きは複雑で、一時的な変動も見られました。例えば、米国の新規失業保険申請件数の減少やフィラデルフィア連銀製造業景況指数の改善といった強めの経済指標を受けて、一時的に金価格が下落する場面もありました。しかし、その後の米中古住宅販売戸数の減少を受けて、再び上昇に転じています。

スポット金価格も、前日の史上最高値(1オンス2600ドル台)に再び迫る展開となっています。これは、投資家が金を魅力的な投資先として見ていることを示唆しています。

今後の金相場を見通す上では、FRBの今後の金融政策の方向性、主要な経済指標の推移、ドルの動向、そして地政学的リスクの変化など、多様な要因を注視する必要があります。特に、年内に予定されているFRBの追加利下げの実現可能性と、それが市場に与える影響が重要なポイントとなるでしょう。

これらの複雑な要因を慎重に分析しながら、金市場への投資戦略を立てていくことになると予想されます。金が持つ安全資産としての特性と、現在の経済・金融環境が、当面の間、金相場を支える主要な要因となりそうです。

最新の金(ゴールド)CFD 日足チャート

30分足チャート

金(ゴールド)30分足チャート

日足チャート

金(ゴールド)日足チャート

金(ゴールド)CFDについて、テクニカル分析では、単純移動平均線(10日)が右肩上がりで推移する中、価格は移動平均線の上に位置している。また、相場の過熱感をはかるRSIは、「買われすぎ」とされる70を超えて推移している。
 ※リアルタイムの価格はこちらから確認できます。

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金(ゴールド)の上昇・下落変動要因

上昇要因

インフレの期待:物価上昇の予測が強まると、金を価値保存手段として買う動きが強まる。
経済的不安定性:経済危機や金融市場の不安定時には、安全資産としての金への需要が高まる。
実質金利の低下:金利がインフレ率を下回ると、金への投資が魅力的になる。
通貨価値の低下:特に米ドルが弱まると、金価格は上昇する傾向がある。
地政学的緊張:紛争や政治的不安が高まると、リスク回避のため金への投資が増える。
中央銀行による購入:中央銀行が金を買い増すと、供給が減り価格が上昇する。

下落要因

インフレ率の安定または減少:物価上昇の懸念が和らぐと、金への投資需要が減少する。
経済的安定:経済が安定し、リスク資産への投資が増えると、金への需要が減る。
実質金利の上昇:金利がインフレ率を上回ると、金に対する魅力が減少する。
通貨価値の強化:特に米ドルが強まると、金価格は下落する傾向がある。
地政学的緊張の緩和:地政学的リスクが減少すると、金へのリスク回避需要が落ちる。
中央銀行による売却:中央銀行が金を市場に売り出すと、供給が増え価格が下がる。

 
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