【週間イベント】
4地域の今後１週間のスケジュールをお届けします。
執筆・監修：株式会社外為どっとコム総合研究所 研究員 宇栄原宗平
目次
▼北米（米国・カナダ）
利下げを巡る市場の関心は米8月CPIへ
▼欧州（ユーロ圏・英国）
ECBによる利下げは確実視…今後の利下げペースが焦点
▼アジア・オセアニア（日本・中国・豪州・NZ）
中国経済の陰り…経済データに注目
▼新興国（トルコ・南ア・メキシコ・シンガポール）
メキシコ中銀の追加利下げを巡りCPIがポイントに
北米（米国・カナダ）
重要イベント
9/9◎米8月NY連銀インフレ期待
9/10◎米大統領選候補者討論会
9/11☆米8月消費者物価指数
9/12☆米8月生産者物価指数
9/12☆米新規失業保険申請件数
9/13◎米9月ミシガン大消費者信頼感指数・速報値
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
9月米連邦公開市場委員会（FOMC）での利下げ幅について、市場の見方は25bp（0.25％ポイント）と50bpがほぼ半々になっています（6日16時時点）。前週末に米8月雇用統計を終えたことで、利下げを巡る市場の関心は11日の米8月消費者物価指数（CPI）に移るでしょう。
北米のイベント
欧州（ユーロ圏・英国）
重要イベント
9/10☆英8月雇用統計
9/11◎英7月GDP
9/11◎英7月鉱工業生産
9/12☆ECB政策金利
9/12☆ラガルドECB総裁記者会見
9/13◎ユーロ圏7月鉱工業生産
9/13◎EU財務相非公式理事会（～14日）
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
市場では12日の欧州中銀（ECB）理事会で25bp（0.25％ポイント）の利下げが決定されることが確実視されています。ラガルド総裁の記者会見で今後の利下げペースで探ることになりそうです。
欧州のイベント
アジア・オセアニア（日本・中国・豪州・NZ）
重要イベント
9/9◎日本4-6月期GDP・改定値
9/9◎日本7月経常収支
9/9◎日本7月貿易収支
9/9☆中国8月消費者物価指数
9/9◎中国8月生産者物価指数
9/10◎中国8月貿易収支
9/11◎小川日銀審議委員講演
9/12◎田村日銀審議委員講演
9/14◎中国8月小売売上高
9/14☆中国8月鉱工業生産
9/14◎中国8月新築住宅価格
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
中国経済は不動産市場の低迷や個人消費の伸び悩みが圧迫しており今後の安定的な経済成長が困難との見方も出てきています。経済動向を把握する上で14日の8月鉱工業生産などに注目です。
アジア・オセアニアのイベント
新興国（トルコ・南ア・メキシコ・シンガポール）
重要イベント
9/9☆メキシコ8月消費者物価指数
9/10◎トルコ7月失業率
9/10◎トルコ7月鉱工業生産
9/10◎OPEC月報
9/11◎メキシコ7月鉱工業生産
9/12◎トルコ7月経常収支
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
メキシコ中銀は、経済活動の減速などを受けて8月会合で25bp利下げを決定しました。9月会合での追加利下げを巡り9日の8月CPIや11日の7月鉱工業生産などが材料視されそうです。
新興国のイベント
お知らせ：FX初心者向けに12時からライブ解説を配信
外為どっとコム総合研究所の調査部に所属する外国為替市場の研究員が、FX初心者向けに平日毎日12時ごろからライブ配信を行っています。前日の振り返り、今日の相場ポイントなどをわかりやすく解説しています。YouTubeの「外為どっとコム公式FX初心者ch」でご覧いただけます。
外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員宇栄原 宗平（うえはら・しゅうへい）
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月（株）外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか！』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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