運命の米雇用統計：ドル円、4円の変動幅に潜むリスクと機会【外為マーケットビュー】
動画配信期間：2024/9/6～2024/9/20
外為市場に長年携わってきたコメンテータが、その日の相場見通しや今後のマーケット展望を解説します。
動画の内容 抜粋・まとめ
米雇用統計の重要性
今日の米雇用統計は非常に重要な意味を持っています。ジャクソンホールでのパウエルFRB議長の発言によれば、今後はインフレよりも雇用の方が重視され、雇用データに基づいて利下げのペースや規模が決定されることになります。
米８月雇用統計の市場予想と過去の影響
市場予想は非農業部門雇用者数の増加が16万人、失業率が4.2%となっています。先月の失業率4.3%はサムルールに抵触し、大きな市場変動を引き起こしました。今回も予想を上回る失業率が出れば、市場は大きく動揺する可能性があります。
指標発表前の市場動向
既に指標発表前からドル円相場は下落傾向にあり、市場参加者の予想が悪めの数字に傾いていることを示唆しています。しかし、この事前の動きが実際の結果を正確に予測しているとは限りません。
雇用結果によるドル円の反応
雇用者数が予想を大きく上回る場合、ドル円は一時的に上昇する可能性がありますが、その後の展開は上振れの程度によって異なります。一方、予想を下回る場合、特に10万人を割り込むような数字が出れば、市場の反応は激しくなる可能性があります。
今週のドル円下落傾向と背景
今週の市場は全体的に下落傾向にありました。NVIDIAの反トラスト法違反の報道や、9月のアノマリー（株価下落傾向）、AIブームの陰り、ビッグテック企業の投資減速懸念などが背景にあると考えられます。
足元の注目ポイント
雇用統計の結果次第では、ドル円相場が140円を割り込む可能性もあります。一方で、良好な結果が出れば144円から145円まで上昇する可能性もあります。このように大きな変動が予想されるため、投資家は慎重な姿勢が求められます。
動画目次
0:00 今回のダイジェスト
0:38 米雇用統計の重要性
1:36 米８月雇用統計の市場予想と過去の影響
2:32 指標発表前の市場動向
3:40 雇用結果によるドル円の反応
5:34 今週のドル円下落傾向と背景
8:29 足元の注目ポイント
9:05 【PR】口座開設特別キャンペーン
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外為市場に長年携わってきたコメンテータが、その日の相場見通しや今後のマーケット展望を解説します。
志摩力男 氏慶應義塾経済学部卒。1988年ー1995年ゴールドマン・サックス、2006－2008年ドイツ証券等、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任、その後香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立した後も、世界各地の有力トレーダーと交流があり、現在も現役トレーダーとして活躍。
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