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【見通し】株式明日の戦略-一時プラス転換も大幅安、米雇用統計を前に買いは手控えか

5日の日経平均は大幅に3日続落。終値は390円安の36657円。

 東証プライムの騰落銘柄数は値上がり784/値下がり803。売買代金上位ではソフトバンクG、日立、三菱商事などの動きが良く、メルカリが4.1%高と大きく上昇した。日経平均構成銘柄への採用が決まった野村総研が大幅上昇。除外が決まった日本製紙やDICもある程度予想はされていたこともあり、プラスで終えた。除外候補とみられていた三菱倉庫は除外回避がポジティブサプライズとなって5%を超える上昇。自己株取得を発表したNEWARTが買いを集めた。

 一方、レーザーテック、ディスコ、東京エレクトロンなど半導体株の弱さが目立った。円高進行を嫌気して、トヨタ、マツダ、日産自など自動車株が軟調。車載半導体を手がけるルネサスが3%を超える下落となった。家電大手のビックカメラやコジマが大幅安。米長期金利の低下を受けて東京海上や第一生命など保険株が嫌われた。良品計画は日経平均構成銘柄への採用が決まるも買いの反応が案外で、早々にマイナス圏が定着すると下げ幅を広げ続けた。

 日経平均は大幅安。前場で600円超下げたところから一時プラス圏に浮上したにもかかわらず、引けでは390円安(36657円)と下に値幅が出た。1638円安となった翌日だけに下げ渋ったような錯覚に陥るが、かなり弱い。円高リスクが強く意識される中で、あすは米8月雇用統計の発表を控える。本日のNY市場で多少円安が進んだとしても、円高に対する警戒は払しょくできない。本日の米8月ISM非製造業景況指数が弱く、米金利が低下してさらに円高が進んだ場合には、あすの東京市場はリスクオフ一色となる展開も想定される。

 きょうの下げで25日線(37017円、5日時点、以下同じ)は明確に下回った。52週線が36449円に位置しており、これがサポートになるかが当面の焦点となる。ざっくり36500円近辺で下げ止まるかどうか。先週末との比較では、きょうの時点で2000円近く下落している。ここで踏みとどまらないと、先々では8月5日の31156円を試しに行くかもしれないだけに、注意を要する。


・提供 DZHフィナンシャルリサーチ