豪ドル/円今日の見通し「中国製造業PMIに注目米国は祝日休場」2024/9/2

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オーストラリアの通貨「豪ドル」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。

執筆：外為どっとコム総合研究所　中村　勉

豪ドル(AUD)トレードに関わる現在までの相場トピック

・8月30日に発表された豪7月小売売上高は前月比±0.0%と市場予想（+0.3%）を下回った。

・NY原油先物市場は反落。「石油輸出国機構（OPEC）プラスが現在行われている原油の自主減産の一部を10月から解除することを検討している」と伝わったことが売り材料になった。終値は前営業日比-2.36ドルの1バレル=73.55ドル（8月30日）。

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・8月28日に発表された豪7月消費者物価指数（CPI）は前年比+3.5%となり、前月（+3.8%）から鈍化した。7月31日に発表された豪4-6月期CPIは前年比+3.8%となり、市場予想通りに前四半期（+3.6%）から加速した。

・8月15日発表の豪7月雇用統計は、雇用者数が5.82万人の増加と市場予想（2.00万人増）を上回った。また失業率は4.2％へ悪化（前回：4.1%）したが、労働参加率が67.1%と前回（66.9%）から上昇したことが要因だった。

・8月6日に豪準備銀行（RBA）は金融政策決定会合を開催。政策金利は4.35%で据え置きとなった。ブロック総裁は市場の利下げ観測について「先走っている」とけん制した。

今日の豪ドル(AUD)トレード　メインシナリオ

中国製造業PMIに注目米国は祝日休場

先週末（8月31日）に発表された中国国家統計局が集計する中国8月製造業購買担当者景気指数（PMI）は49.1と4カ月連続で好不況の境目とされる50.0を下回った。本日は中国8月財新製造業PMIが発表される。市場は50.0と、前月（49.8）から改善することを予想している。市場予想に反して50.0を回復出来なかった場合には、中国と交易関係の強い豪ドルの売り材料となろう。
ただし、本日は米国がレイバー・デーの祝日で米国の株式や債券市場は休場となる。また市場の注目は今週金曜日（6日）に発表される米8月雇用統計に移っている。米国勢が不在の本日は為替相場全体に様子見ムードが高まりやすいため、中国8月財新製造業PMIの結果への反応も限定的となりそうだ。

豪ドル/円最新チャート分析

今後の注目経済指標・イベント

日中株価動向
10:45 中国8月財新製造業PMI

「ぴたんこテクニカル」内「お天気シグナル」の分析結果

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」では豪ドル/円は雨、豪ドル/米ドルは曇り空に太陽が覗く。7時に豪ドル/米ドルのボリンジャーバンドとRSIでシグナルが点灯。

【情報提供：外為どっとコム】

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