読む前にチェック!最新FX為替情報

読む前にチェック!
最新FX為替情報
CFD銘柄を追加!

スプレッド
始値比
  • H
  • L
FX/為替レート一覧 FX/為替チャート一覧 株価指数/商品CFDレート一覧 株価指数/商品CFDチャート一覧

カナダドル/円 見通し「4日に中銀会合...3会合連続の利下げへ」注目の高金利通貨 9月1日号

f:id:gaitamesk:20190821093810p:plain

メキシコペソや豪ドルなど投資家にとって魅力的な通貨の最新状況について、これまでの動向や注目ポイントについて解説します。

作成日時 :2024年8月30日16時00分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也
X(Twitter)@KandaTakuya

執筆:外為どっとコム総合研究所 神田 卓也

カナダドル/円(4時間足)

※レポート内の為替レート・チャートは外為どっとコム「外貨ネクストネオ」を参照

先週のカナダドル/円は強含みの展開

 25日にレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラがイスラエルに対し大規模攻撃を実施したことを受けて円買いが先行しましたが、106.20円台で下げ止まると、その後は緩やかに持ち直しました。27日には一時107.70円台へ反発。29日には米4-6月期国内総生産(GDP)の上方修正などを受けてドル/円が145円台を回復する中、108.00円台まで上昇しました。ただ、カナダ中銀の利下げ観測などが重しとなり伸び悩むと、30日の東京市場にかけて107円台で推移。30日15時時点では前週末比50銭~55銭程度カナダドル高・円安の107.40円付近で取引されています。

今週のカナダドル/円の注目ポイントは政策金利

 今週4日にカナダ中銀が政策金利を発表します。足元のカナダ経済は、2カ月連続で雇用者が減少し、インフレ率も2カ月連続で伸びが鈍化するなど、下振れリスクがくすぶっています。このため、市場では4.25%への引き下げが見込まれており、3会合連続の25bp(0.25%ポイント)利下げが決まると予想されています。ただし、インフレは鈍化したとはいえ依然として中銀目標の2%を上回っており、中銀が重視するコアインフ指標のひとつであるCPIトリム平均は7月も2.7%と高止まりしました。過去2回の利下げの効果を見極めるべく、今回は政策金利を4.50%に据え置くとの見方も一部でくすぶっています。まずは、利下げの有無に注目ですが、声明で示される今後の利下げスタンスにも注目しましょう。そのほか、6日にはカナダでも8月雇用統計が発表されます。中銀の次の利下げを占う上でこちらの結果にも注目です。

来週のカナダドル/円の見通し

予想レンジ
105.500-109.000円
基調
上値重い

来週の注目ポイント
☆9/4 カナダ中銀政策金利
・9/6 カナダ8月雇用統計
主要国株価、国際商品価格

 

カナダドル/円(CAD/JPY) FX為替レート・チャート

 
kanda.jpg 株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
●免責事項
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。