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金(ゴールド)は上昇続くか?米個人消費支出(PCE)に関心集まる (XAU/USD 市況と分析)2024/8/30

 

金

金(ゴールド)CFD(外為どっとコムの取引口座「CFDネクスト」の銘柄名:金スポット)について、昨日の振り返りと現在のポイントについて短時間で確認できるようまとめました。

※最新の金(ゴールド)レポートはコチラ

金(ゴールド)市場の値動き まとめ

8月29日、金相場は上昇しました。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の12月限金先物は、1オンス2560.30ドルで取引を終え、前日比0.89%(22.50ドル)の上昇となりました。

この上昇の背景には複数の要因が絡み合っています:

1. 早期利下げ期待:
   早期利下げを見込んだ買いが入りました。

2. 経済指標の影響:
   - 米4-6月期実質GDP改定値が予想を上回る3.0%増となり、一時的に金が売られる場面もありました。
   - 新規失業保険申請件数は231,000件と前週から減少し、労働市場の底堅さを示しました。
   - しかし、これらの強い経済指標にもかかわらず、インフレ鈍化と労働市場の軟化期待が金価格を支えました。

3. 地政学的リスク:
   パレスチナ自治区ガザでの戦闘長期化を背景に、安全資産としての金への需要が根強く存在しています。

4. 欧州の影響:
   ドイツの各州でインフレ鈍化が見られたことも、金買いを後押ししました。

5. 米住宅市場:
   米中古住宅販売成約指数の低下が、金の押し目買いを誘発しました。

取引の推移:
- 時間外取引:ドル高の一服を受けて押し目買いが入りました。
- 欧州時間:ドイツのインフレ鈍化を受けて買いが優勢となりました。
- 日中取引:GDPの上方修正で一時的に上げ渋る場面もありましたが、その後は再び上昇基調となりました。

今後の注目点:
市場の関心は30日に発表予定の個人消費支出(PCE)に集まっています。エコノミストの間では、FRBの目標である2%をわずかに上回る水準にとどまるとの予想が優勢です。

総じて、金市場は短期的には経済指標の発表に敏感に反応しつつも、中長期的には利下げ期待や地政学的リスクが下支え要因となっています。今後も経済指標や中央銀行の動向、地政学的リスクなどを注視しながら、慎重に市場の動きを見守ることになりそうです。

最新の金(ゴールド)CFD 日足チャート

30分足チャート

金(ゴールド)30分足チャート

日足チャート

金(ゴールド)日足チャート

金(ゴールド)CFDについて、テクニカル分析では、単純移動平均線(10日)が右肩上がりの中、価格は移動平均線とからむ位置にある。また、相場の過熱感をはかるRSIは、「買われすぎ」とされる70から基準の50へ推移している。
 ※リアルタイムの価格はこちらから確認できます。

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金(ゴールド)の上昇・下落変動要因

上昇要因

インフレの期待:物価上昇の予測が強まると、金を価値保存手段として買う動きが強まる。
経済的不安定性:経済危機や金融市場の不安定時には、安全資産としての金への需要が高まる。
実質金利の低下:金利がインフレ率を下回ると、金への投資が魅力的になる。
通貨価値の低下:特に米ドルが弱まると、金価格は上昇する傾向がある。
地政学的緊張:紛争や政治的不安が高まると、リスク回避のため金への投資が増える。
中央銀行による購入:中央銀行が金を買い増すと、供給が減り価格が上昇する。

下落要因

インフレ率の安定または減少:物価上昇の懸念が和らぐと、金への投資需要が減少する。
経済的安定:経済が安定し、リスク資産への投資が増えると、金への需要が減る。
実質金利の上昇:金利がインフレ率を上回ると、金に対する魅力が減少する。
通貨価値の強化:特に米ドルが強まると、金価格は下落する傾向がある。
地政学的緊張の緩和:地政学的リスクが減少すると、金へのリスク回避需要が落ちる。
中央銀行による売却:中央銀行が金を市場に売り出すと、供給が増え価格が下がる。

 
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