豪ドル/円今日の見通し「政府の支援策の恩恵受けて豪小売売上高は増加か」2024/8/30

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オーストラリアの通貨「豪ドル」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。

執筆：外為どっとコム総合研究所　中村　勉

豪ドル(AUD)トレードに関わる現在までの相場トピック

本日10:30　豪7月小売売上高発表！
・7月31日に発表された豪6月小売売上高は前月比+0.5%と市場予想（+0.2%）を上回った。

・NY原油先物市場は反発。米4-6月期GDPが上方修正され、米経済のリセッション懸念が後退したことが買い要因となった。終値は前営業日比+1.39ドルの1バレル=75.91ドル（8月29日）。

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・8月28日に発表された豪7月消費者物価指数（CPI）は前年比+3.5%となり、前月（+3.8%）から鈍化した。7月31日に発表された豪4-6月期CPIは前年比+3.8%となり、市場予想通りに前四半期（+3.6%）から加速した。

・8月15日発表の豪7月雇用統計は、雇用者数が5.82万人の増加と市場予想（2.00万人増）を上回った。また失業率は4.2％へ悪化（前回：4.1%）したが、労働参加率が67.1%と前回（66.9%）から上昇したことが要因だった。

・8月6日に豪準備銀行（RBA）は金融政策決定会合を開催。政策金利は4.35%で据え置きとなった。ブロック総裁は市場の利下げ観測について「先走っている」とけん制した。

今日の豪ドル(AUD)トレード　メインシナリオ

政府の支援策の恩恵受けて豪小売売上高は増加か

本日は豪7月小売売上高が発表される。市場は豪7月小売売上高は前月比＋0.3%と予想している。豪政府が7月からエネルギー補助などの支援策を実施している。そのおかげで市民は消費に回す余裕が出来ているからだ。仮に市場予想を下回った場合は、「支援策があっても消費が期待したほど上向かないほど家計が厳しい」との見方となる。先日の豪7月CPIが予想を上振れたことでRBAに対する利下げ期待が後退して豪ドルは買われやすい状況だが、弱い小売売上高は豪ドルの上値が重くなる一因となりそうだ。

豪ドル/円最新チャート分析

今後の注目経済指標・イベント

日米株価動向
10:30 豪7月小売売上高
21:30 米7月個人消費支出物価指数（PCEデフレーター）

「ぴたんこテクニカル」内「お天気シグナル」の分析結果

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」では豪ドル/円、豪ドル/米ドルともに雨。7時に豪ドル/円の移動平均とRSIでシグナルが点灯。

【情報提供：外為どっとコム】

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