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【見通し】株式明日の戦略-連日で後場に強い動き、あすは半導体株の注目度が高まる

28日の日経平均は続伸。終値は83円高の38371円。

 東証プライムの騰落銘柄数は値上がり600/値下がり989。半導体株は濃淡あったが、アドバンテストのほか、レーザーテックやTOWAが大幅上昇。燃料電池車でBMWと全面提携すると日経1面で報じられたトヨタが商いを伴って買いを集め、燃料電池関連との見方から安永やKLASSがストップ高となった。証券会社が目標株価を引き上げた楽天Gが全市場の売買代金ランキングトップ10入りして9.2%高。新作ゲームに関するリリースを材料にオルトプラスが48.1%高(ストップ高)と暴騰した。

 一方、三井E&Sが3.8%安、北越コーポは22.2%安と、直近で強く買われた銘柄が大きく値を崩した。ファストリ、セブン&アイ、高島屋など小売の一角が軟調。「プレステ5」の値上げが伝わりソニーGが買われた一方、ハード機を手がけるライバルの任天堂が売りに押された。証券会社が目標株価を引き下げたフリーは、新興グロース株が敬遠された地合いの中で7%を超える下落となった。

 日経平均は続伸。きのう同様に小幅安で前場をまとめ、後場に入ってプラス圏に浮上した。きのうは値上がり銘柄が多かったが、きょうは値下がり銘柄が多かっただけに、プラスで終えられたことには意外感もある。後場のプラス転換に貢献した半導体株は、あすはエヌビディアの時間外の反応の影響を大きく受けることになるだろう。半導体株が買われるようなら、全体でもリスク選好ムードが高まる公算が大きい。75日線(38646円、28日時点)を明確に超えてくれば、39000円辺りまでは一気に水準を切り上げても不思議はない。

 半導体株が売られるパターンでは、それ以外の銘柄がおつき合いするのか、距離を置くのかが重要となる。今は半導体株以外にも買える要素のある銘柄は多く、きょうは円高が逆風となっていたトヨタに強い動きが見られた。半導体株が下げても他の銘柄が健闘して指数の下げが限定的となれば、翌日以降の日本株は下げづらくなると見込まれる。一方、おつき合いして大きく崩れるようだと、二番底に対する警戒が高まってくる。半導体株を中心に、主力大型株の動向が大きく注目される。

・提供 DZHフィナンシャルリサーチ