ドル円、144円台を中心に方向感を探る…エヌビディアの決算が影響を及ぼす可能性も
欧米時間のドル/円予想レンジ：143.400-145.000円
東京市場のドル/円は強含みの展開。朝方に143.60円台まで下落する場面もありましたが、早々に切り返すと午後には144.50円台まで上昇しました。日銀の氷見野副総裁の発言が、金融政策の正常化について市場に配慮する姿勢を示したと受け止められた模様で、株価の持ち直しとともに円売りが優勢となりました。
今夜はドル/円相場を直撃しそうな重要イベントは予定されていません。また、為替スポット取引の応当日が月末30日となるため、ドル/円の値動きは実需のフローなどに左右されやすくなるでしょう。ただ、米国株の取引終了後に発表される米半導体大手エヌビディアの決算発表には株式市場以外からも大きな注目が集まっています。AI投資ブームがこれからも続くのかどうかは、当面の市場センチメントを大きく左右すると見られることから、エヌビディアの決算はクロス円の値動きなどにも影響を及ぼすと考えられます。
ドル/円をテクニカル分析で見ると、移動平均線が弱気のパーフェクトオーダーを維持していることなどから上値の重い展開が続いています。ただ、143円台で下げ渋っていることで方向感がなく約2円程度のレンジ推移となっています。
ドル円 日足チャート
この後の経済イベント
8/28（水）
21:15 マン英MPC委員、講演
23:30 EIA週間原油在庫統計
26:00 米5年債入札（700億ドル）
29:20☆米エヌビディア5-7月期決算
8/29（木）
07:00 ボスティック米アトランタ連銀総裁、講演
10:30 豪4-6月期民間設備投資
※☆は特に重要なイベント
経済指標・イベントの結果について
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