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【見通し】今日の株式見通し-軟調か 米国株では半導体株が軒並み大幅安

東京市場は軟調か。米国株は下落。ダウ平均は177ドル安の40712ドルで取引を終えた。ジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長の講演を前に、目先の利益を確定する売りに押された。エヌビディア、アプライド・マテリアルズ、アドバンスト・マイクロ・デバイセズなど半導体株が軒並み大幅安となっており、ナスダックが1.7%安と下げが大きくなった。ドル円は足元146円20銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて180円安の38050円、ドル建てが125円安の38105円で取引を終えた。

 米国株安を嫌気した売りに押されると予想する。ドル円が146円台に乗せており、円高に一服感が出てきていることは安心材料。しかし、米国動向から半導体株が嫌われるであろうから、指数にはネガティブな影響が出てくると思われる。取引時間中には閉会中審査で植田日銀総裁の発言機会があり、発言や関連のニュースに振らされる可能性がある点には留意したい。日本株も8月前半の暴落後はある程度の戻りを達成しているだけに、利益確定売りは出やすい。パウエルFRB議長の講演を前に、買い手控えムードが強まるだろう。日経平均の予想レンジは37900円-38300円。

・提供 DZHフィナンシャルリサーチ