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【見通し】NY為替見通し=米指標は雇用指標・PMI、明日の日米中銀総裁発言までは動きにくいか

先週後半からドル円は東京時間では実需勢の買い戻しなどが入るものの、米国時間では売りが優勢となり4日続落している。IMM筋を含めこれまでの円キャリートレードが閉じられていることで、円の買い戻しが終わったとする声もあるが、ようやくスクエアになった程度でしかなく、状況次第では更なるドル売り・円買いの余力は十分にある。さらに、今週に入りインドネシア・ルピア、マレーシア・リンギ、タイ・バーツなどほぼすべてのアジア通貨に対してドルは下げ幅を広げている。米系ファンド勢を中心に多くの通貨でドル売りに転じているのが鮮明になっていることはドル円の頭を抑えることになりそうだ。
 
 本日は、米国から複数の経済指標が発表されることで、経済指標の結果次第でドル円は神経質な動きになるだろう。日本時間21時半には前週分の米新規失業保険申請件数と失業保険継続受給者数が発表される。先週、先々週と同指標は予想よりも強い結果となったことで、米金利上昇・ドル買いで反応している。特に先々週の8日は146円前半から147円まで急上昇するなど、これまで以上に同指標での反応が敏感になっている。また、22時45分には8月の各種購買担当者景気指数(PMI)速報値が発表される。予想と結果に大きなかい離が生じた場合には警戒したい。
 
 経済指標で動意づくことが予想されるが、本日はトレンドを作るほど大きな動きを期待するのは難しいかもしれない。明日23日には衆議院財務金融委員会に植田日銀総裁が出席すること、ジャクソンホール会議ではパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が登壇することなどもあり、両中銀総裁の発言を見極めるまでは本格的には動きにくそうだ。


・想定レンジ上限
 ドル円は、21日高値146.77円。
 
・想定レンジ下限
 ドル円は、21日安値144.46円。

(松井)

・提供 DZHフィナンシャルリサーチ