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ついにドル安マーケットが開始!?ドル/円は年内に140円割れも十分あり得る!【ひろぴーの 実践!FXトレードストラテジー】

 

FXトレードストラテジー

個人投資家として活躍するひろぴー氏が、独自の最新マーケット分析を毎週公開します。現在のFXマーケットを取り巻く情報の整理をする際、また短期間の FXトレード戦略を考える際に、お役立てください。

作成日時:2024年8月21日14時
執筆:CXRエンジニアリング株式会社 代表取締役 ひろぴー

今週金曜日23時からはジャクソンホールでパウエル議長の講演を控えます。 
中期的な見通しについておそらく発表があるでしょう。利下げサイクル入りなのか否なのか、インフレ経済の勝利宣言を発表するのか、温度感も重要です。 
すでにドルストレートベースではこれらを織り込みにいくかのようにドルが全体的に売られている印象です。 
ユーロ/ドルやポンド/ドル、豪ドル/ドルなどは全て上昇しており、これに連れてドル/円も今週は下げてきています。 
ドルインデックスの割合はユーロ/ドルが最も影響が多く、そのユーロ/ドルが週足で大きく変化が見られつつあります。 

ユーロ/ドル、1年8ヶ月ぶりにトレンド発生!? ダイヤモンドフォーメーションを突破??

出所:TradingView

ユーロ/ドル週足分析から入ります。 
ついにダイヤモンドフォーメーションを上抜けてきたのでしょうか?? 
少なくとも三角保合いを上離れしているように思えます。 
2007年9月、利下げ開始サイクルの時もそうでしたが、最初に5.25%→4.75%にまで引き下げました。その後、10月末と12月のFOMCにて、0.25%引き下げていき、その年は1.00%の引き下げになったわけです。 
まさに当時のパターンそっくりに感じます。まだサブプライムローン周りの騒がれようが低かったため、リスクオフ相場には繋がらず、当時はユーロ/ドルやポンド/ドル、豪ドル/ドルは上昇しました。米国の利下げが口火を切ったこと、緩やかなリセッションの始まりだと考え始めた結果ではないでしょうか。 
株式市場も2007年9月の利下げを意識して前月の8月後半から上昇し、10月末にその当時の史上最高値をつけました。 
その後、さらなる利下げが続いたため、株式市場が本格的なリセッションを意識し始めて徐々に崩れていったようです。 
もしかすると、今回もそのパターンになるのかもしれません。 
当時、ユーロ/ドルはその影響を受けて1.33→1.60(2008年4月)まで上昇しました。 
その序章になるかもしれないと個人的には考えております。 
金融市場が緩やかなリセッション入りという認識でいてくれればいてくれるほど、ドルの断続的な売りが続くでしょう。 
そうなりますと、ユーロ/ドルは久しぶりに1.25-1.30方向も十分あり得ると考えております。 
ひろぴーは中期的なユーロ/ドルのロングポジションを作り始めたところです。まずは目先1.1275付近のレジスタンスラインにタッチしにいくか?注目です。

ドル/円も下げるか?  

出所:TradingView

ドル/円週足分析に切り替えます。 
今後は円だけがひたすら売られる可能性は低くなってきたと考えます。キャリートレードは存在するものの、ドルでの資金調達が活発化してくるので、日本円を借りたキャリートレードは終焉に向かっていくでしょう。 
よってドル/円は下方向に見ています。 
上値には限界がありそうです。リスクオンでところどころ上昇する局面がやってくるでしょうが、上がったところは売りになると考えます。 
今月〜来月での予想は難しいのですが、年内140円割れは十分あると思います。 
152円を超えることはおそらくないと、このあたりのリスクリワードを考えて146円以上は売りで十分勝機はありそうです、マイナススワップとの相談もありますが、4ヶ月ぐらいホールドするとなると、2.4円ぐらいのマイナススワップを意識して売り上がると良さそうです。 
つまり147円以上から売れる場合は、12月までの勝負を考えると割に合うかもしれません。 

※ストップ:152円、リミット140円以下、エントリー147円の場合という意味です。 

今週の戦略は個人的に146円台があれば、148円まで売り上がる公算で勝負していきたいと思います。 
ドルが単独で売られる相場をイメージし、ドルストレート中心のトレードにこの秋は勝負したいという考えです。 

【ひろぴー氏出演動画】

 
ひろぴー
FX&Cryptoトレーダー、業界ニックネームは「ひろぴー」。ラジオ日経パーソナリティ、FX会社や仮想通貨取引所のコラムニストとして活動の場は多岐に渡る。自らのトレーディングノウハウから、ユーザビリティの高いインターフェース総監督を担う。FX会社や金融プラットフォーム開発エンジニアリング企業、仮想通貨取引所へのコンサルティング業が主。 2019年7月より TradingView Japan の Marketing Director に就任。
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