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FX/為替「ドル/円、145円台へ続落 米雇用統計の基準値改定に注目」 外為どっとコム トゥデイ 2024年8月21日号

外為どっとコム トゥデイ

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2024年8月21日8時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

目次

▼20日(火)の為替相場
(1):RBA議事録公開
(2):ユーロ圏CPI改定値は速報値から修正なし
(3):ドルインデックス大幅低下

▼20日(火)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:不安定な値動きが続きそう/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント

20日(火)の為替相場

期間:20日(火)午前6時10分~21日(水)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):RBA議事録公開

豪中銀(RBA)は8月理事会の議事録を公表。「市場が現在示唆するよりも長い期間、金利を現行水準で安定的に維持することは、インフレ率を合理的な時間枠で目標に戻すのに十分である可能性がある」「インフレ率が持続的に目標範囲に向かうとメンバーが確信するまで、金融政策は十分に景気抑制的である必要がある」などとする見解が示された。

(2):ユーロ圏CPI改定値は速報値から修正なし

ユーロ圏7月消費者物価指数(HICP)・改定値は前年比+2.6%と予想通りで、速報値からの修正はなかった。コアHICP・改定値も速報値と同じ前年比+2.9%のままだった。

(3):ドルインデックス大幅低下

米連邦準備制度理事会(FRB)のボウマン理事は「インフレが目標に向かって持続的に低下していることが示された場合、過度に抑制的にならないよう徐々に金利を引き下げることが適切になるだろう」と発言。ただ、「地政学情報の緊迫化や追加的な財政刺激措置、移民流入による住宅需要の増加」などを背景に「インフレには上振れリスクが残っている」とも述べた。なお、この発言に対する直接的な反応はなかったがドルは終日軟調に推移。翌21日の雇用統計の基準値改定への警戒感などからドルの総合的な価値を示すドルインデックスは1月2日以来の安値となる101.361まで下落した。

20日(火)の株・債券・商品市場

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ドル/円 外為注文情報(FX板情報・オーダー状況)

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【情報提供:外為どっとコム】

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人気通貨ペア 本日の予想レンジ

ドル/円の見通し:不安定な値動きが続きそう

昨日のドル/円は145円台前半へと下落。日本株の大幅高を受けて147.35円前後まで上昇したが、海外市場にかけて下落基調を強めると145.20円前後まで反落した。欧米株の上昇一服や米長期金利の低下が重しになったと見られるが、市場には本日21日(日本時間23時)に米労働省が発表する雇用統計のベンチマーク(基準値)改定への警戒感からドル売りが出たとの見方もあった。なお、ある米大手金融機関の試算では基準値の改定に伴い、2024年3月までの1年間の雇用者数が60万人-100万人下方修正される可能性があるとのことだ。昨年8月の改定では合計30.6万人の下方修正が発表された。大幅な下方修正は米連邦準備制度理事会(FRB)が9月に50bp(0.50%)の利下げに踏み切るとの観測を高める可能性がある。もっとも、市場は雇用者数の大幅下方修正をある程度織り込んだと見られ、仮に昨年程度の修正にとどまるようなら利下げ幅は25bpに落ち着くとの見方が強まるだろう。ドル/円は本日も米国の利下げを巡る思惑で上値の重い展開が見込まれるが、急反発のリスクも排除できない。不安定な値動きが続きそうだ。

注目の経済指標:

特になし

注目のイベント:米労働統計局 年次改定値

※時間は日本時間での表示になります。
※「注目の経済指標」「注目のイベント」は注目度が高い順に「◎」「○」「無印」で表示しております。
※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。

 
kanda.jpg 株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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