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【見通し】NY為替見通し=ドル円は流動性悪く荒い値動き継続か、カナダCPIに要注目

ドル円は先週後半から続く荒い値動きが継続。本日も約1円下げるところから始まり、東京午後には1円50銭買い戻されると、欧州入り後は再び1円超下げるなど乱高下を繰り返している。カナダ企業によるセブン&アイ・ホールディングスの買収に対して米当局が異議を申し立てる可能性でドル買い・円売りが進んだとされているが、ドル/カナダドルは20Pipsを超える程度の値幅での取引に終始したままで、円だけの流動性が悪いのが如実に表されている。流動性を取り戻すのには時間を要することで、NY入り後も些細なニュースやフローで上下を繰り返すことが予想される。
 
 もっとも、本日は米国からは市場を動意づけるような主だった経済指標の発表が予定されていないことで、市場のトレンドを作るのは難しいか。要人の講演では今年の米連邦公開市場委員会(FOMC)の投票メンバーであるボスティック米アトランタ連銀総裁の講演と質疑応答が予定されていることに注意したい。なお、バー米連邦準備理事会(FRB)副議長も別の討議に参加するが、内容がサイバーセキュリティについてであることで動意づくのは難しそうだ。

 荒い値動きとなりそうだが、明日日本時間23時には、米労働省労働統計局(BLS)による年次改定が公表されることで、この結果が出るまでは動きにくいかもしれない。

 ドル円以外では、カナダから7月の消費者物価指数(CPI)が発表されることで、カナダドルの動きに要注目。7月CPIは前月比で今年初めてマイナスとなった6月から再びプラス(0.4%)に転じると予想されている。一方で、前年比では伸びが一段と鈍化する(2.7%から2.5%)と見込まれている。ドル/カナダドルは7月上旬以来の水準までドル安・カナダドル高が進んでいることで、インフレ指標の上振れの方が市場は反応しやすいか。

・想定レンジ上限
 ドル円は、これまでの本日高値147.35円。
 ドル/カナダドルは、日足一目均衡表・雲上限1.3691CAD、同・転換線1.3690CAD近辺

・想定レンジ下限
 ドル円は、19日安値145.19円。
 ドル/カナダドルは、200日移動平均線1.3595CAD、割り込むと4月4日安値1.3478CAD。


(松井)

・提供 DZHフィナンシャルリサーチ